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――「2F目に10.2」が入って、後半1000mにひとつも12秒台が入らなかったというのはなかなか前に厳しく、その意味で◎クロワ、▲ジョバンニが非常に強い競馬をしていた可能性もおおいに残した一戦かなと。
皐月賞 2025 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 皐月賞 2025
レース全体のふり返り
皐月賞 2025 各馬ふり返り 予想と結果
クロワデュノール
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡2着
直前に1.4倍の場面もあって、さすがに誤算だったが、相手はどうあれ思ったよりもアッサリ負けたなという感じ。パフォーマンス的にも同様の印象。
たしかに、向こう正面で一瞬引かざるを得なくなったシーンのことはあったが、そのマイナス分がなかったとして4〜5馬身も前(=近年の皐月賞平均水準)でゴールできていたかというと、やはり疑問。
むしろ、序盤(2F目10.2秒)に出して行きすぎたツケが大きかった可能性のほうが高いか。
いずれしても、超タイムトライアル戦のここで初めてパフォーマンスに疑問を残した。
ヴィンセンシオ
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡9着
このペースなのに、馬群後方で折り合いを欠いて大変そうだった。
それもこれも、何度かぶつけられてリズムを崩したことに起因したものだった可能性があり、運もなかった様子。
ミュージアムマイル / ▲ジョバンニ / ☆キングスコール 他
あまりレベルが上がらなかったので、基本的には“ピカ1”だけ挙げておきたい。マスカレードボール。
評価されること必至ではあるだろうが、それでもこの日の競馬なら1角を前に終戦していてもおかしくない、かなりシビアなものになっていた。
その中で大崩れしなかったことは見事で、この組では次最有力だろう。
次に、勝ち馬ミュージアムマイル。
2着に敗れたクロワデュノールについて、主な敗因として即語られた「向こう正面」での接触事案だが、それはミュージアムマイルにも影響していた。
というか、クロワデュノールが影響を受けたよりも若干後にアオリでこすられ、しかも同馬に対して後ろから完全にかわし切っているので、むしろどうあがいてもこの日の前後位置関係ではクロワデュノールに勝ち目はなかった印象もある。
その意味で、ミュージアムマイルの内容もこの水準とはいえ悪くなかったとみる。
そして、さらに▲ジョバンニ(4着)と、同じ接触による影響がありながら見せた挽回から評価可能な組が続く。
▲については、序盤に(ダジャレではない笑)比較的前につけており、それでいて4角にかけて徐々に位置取りを悪くしたところからの内容だっただけに、3番手の評価を与えられる。
最後に、☆キングスコール(7着)については、アオってしまったスタートが全て。
最後方から、実は上り2位の脚も見せており、ダービーも距離不安については目を瞑ってまだその末脚に期待できてもいいくらい(出てこれるかは別として)。