――正直、21年のあの珍記録(1分10秒1)は塗り替えられることはないと思ってたんですけどねー。
目黒記念 2025 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 目黒記念 2025
レース全体のふり返り
目黒記念 2025 各馬ふり返り 予想と結果
マテンロウレオ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡7着
内枠で効率よく競馬が進められたが、位置取りとしては想定より2列くらい後ろになってしまい、スローも手伝って0.7秒差7着まで。久々のブリンカー着用も微妙だったかもしれない。
スタート後に、マイネル2頭に前に入られ、その他外枠勢がどっと押し寄せ中団に収まってしまったことが、その後の団子ペース的にも敗因。
また、直戦半ばでなかなかな伸びを見せたところから、ゴール前で止まってしまったあたりは、この日の馬体増や斤量が響いた可能性もあるが、やはりそれ以上に長く脚を使えない特性が出た印象。
シルブロン
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡5着
このどスローで、見立て通り「ビシィっ」と決めるべく道中から先頭に立ってけん引したのだが……。
序盤に頭を上げて力んだ分、最後のハナ+アタマ差での5着となってしまった様子。
レベルとしては、この馬体で良馬場で臨んでこの程度だとイマイチ。正直、これでもう重賞では厳しくなったかなと思うところ。
アドマイヤテラ / ホーエリート / ヴェルミセル / ディープモンスター
勝ったアドマイヤテラは、好位のインでロスなく追走してのこのペースなので、しばらく過剰人気が続くなしめしめ……といったところ。
◯が作ってくれた後半持久力勝負がなければ、おそらくキレ負けしていただろう。
バテないジリ脚型だけに、あのまま急加速を伴う上がり高速戦に持ち込まれなかったことが“神風”だった。
2着ホーエリートもほぼ同様の内容。
こちらはさらに瞬発力勝負で分が悪かったところ、鞍上もそれを意識して早め抜け出しの策を取っていたが、輪をかけて後半の持久質展開に救われていた。
このレースを牝馬で好走したというのは立派だが、ちょっと他のレベルを考えると怪しいところか。
ヴェルミセルは、この(持久戦)ラップなら買っていた、という馬だけに、大外から強い内容で追い上げて0.6秒差6着。
ダイヤモンドSに続いて、「レベルはともかく」な一戦だが、内容はなかなか。
真価発揮にはもう少し前半から流れて欲しい馬とみているが、アルゼンチン共和国杯などでもそういう流れが起こってくれれば追い込み好走があってもいい。
58キロを背負って、目立つゴール前での伸びをみせた4着ディープモンスターも、負けた組の中で特筆の内容。
極端に内を通したわけでもなく、あれだけ伸びてきたあたりからは、距離はむしろ合っていてこれまでが足りていなかったのだろう。
今日の伸びの要因のひとつでもある、完全平坦戦ラップ向きのこの馬だけに、そう適性距離の幅は広くないはずで。