競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【目黒記念 2025 レース回顧・結果】まさかの更新ペース

目黒記念 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 アドマイヤテラ 2:32.9 34.5
2 ホーエリート 2:32.9 34.8
3 マイネルクリソーラ 2:33.4 34.8
4 ディープモンスター 2:33.4 34.3
5 シルブロン 2:33.4 35.3

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 目黒記念 2025

 

6/1 目黒記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は稍重から午後に良へと変わり、通年平均比-1.0秒/1000m を超えだす稍重立ち上げとしては非常に速いレベル(当日朝クッション値9.2/含水率G前17.7%4角18.6%)

 

まさかのウインキートスの21年を超える1100m通過1分10秒2の超ド級スローに

 

代わって先頭に立ったシルブロンがペースを押し上げ、さすがにコーナーも緩むことなく後半を11.9 - 11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.9(58.3秒)で上がっての凡戦決着

 

全体レベルとしてはG3に届いたかどうかといったところ

 

 

 

目黒記念 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

マテンロウレオ

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

内枠で効率よく競馬が進められたが、位置取りとしては想定より2列くらい後ろになってしまい、スローも手伝って0.7秒差7着まで。久々のブリンカー着用も微妙だったかもしれない。

スタート後に、マイネル2頭に前に入られ、その他外枠勢がどっと押し寄せ中団に収まってしまったことが、その後の団子ペース的にも敗因。

また、直戦半ばでなかなかな伸びを見せたところから、ゴール前で止まってしまったあたりは、この日の馬体増や斤量が響いた可能性もあるが、やはりそれ以上に長く脚を使えない特性が出た印象。

 

 

シルブロン

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

このどスローで、見立て通り「ビシィっ」と決めるべく道中から先頭に立ってけん引したのだが……。

序盤に頭を上げて力んだ分、最後のハナ+アタマ差での5着となってしまった様子。

レベルとしては、この馬体で良馬場で臨んでこの程度だとイマイチ。正直、これでもう重賞では厳しくなったかなと思うところ。

 

 

アドマイヤテラ / ホーエリート / ヴェルミセル / ディープモンスター

勝ったアドマイヤテラは、好位のインでロスなく追走してのこのペースなので、しばらく過剰人気が続くなしめしめ……といったところ。

◯が作ってくれた後半持久力勝負がなければ、おそらくキレ負けしていただろう。

バテないジリ脚型だけに、あのまま急加速を伴う上がり高速戦に持ち込まれなかったことが“神風”だった。

 

2着ホーエリートもほぼ同様の内容。

こちらはさらに瞬発力勝負で分が悪かったところ、鞍上もそれを意識して早め抜け出しの策を取っていたが、輪をかけて後半の持久質展開に救われていた。

このレースを牝馬で好走したというのは立派だが、ちょっと他のレベルを考えると怪しいところか。

 

ヴェルミセルは、この(持久戦)ラップなら買っていた、という馬だけに、大外から強い内容で追い上げて0.6秒差6着。

ダイヤモンドSに続いて、「レベルはともかく」な一戦だが、内容はなかなか。

真価発揮にはもう少し前半から流れて欲しい馬とみているが、アルゼンチン共和国杯などでもそういう流れが起こってくれれば追い込み好走があってもいい。

 

58キロを背負って、目立つゴール前での伸びをみせた4着ディープモンスターも、負けた組の中で特筆の内容。

極端に内を通したわけでもなく、あれだけ伸びてきたあたりからは、距離はむしろ合っていてこれまでが足りていなかったのだろう。

今日の伸びの要因のひとつでもある、完全平坦戦ラップ向きのこの馬だけに、そう適性距離の幅は広くないはずで。