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――まだ蓋を開けてみなければ何とも……。
小倉記念 2024 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 小倉記念 2024
レース全体のふり返り
小倉記念 2024 各馬ふり返り 予想と結果
ファユエン
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡8着
前走(後半11.6 - 11.7 - 11.8 - 12.0戦)を思うと、それでももう少し脚を使えないかなーとも感じるが、そこは裏目に出た予想的ツケもあってのことだろう。
『「どうか2~3着で」をお願い』としたリフレーミングに鮮やかに差し切られ、この頭数でファユエンの上りが活きる展開になると目論んだ時点で、流れが想定と違い過ぎた。その結果として、この馬にとってはさすがに全体時計が速すぎたのだろう。
ある意味特殊戦といえば特殊戦の範疇。また、きっちりとこの馬の適性が活きる場面で期待しなおしたいところ。
コスタボニータ / ◯リフレーミング / ▲ディープモンスター 他
2着コスタボニータが、レースの象徴的な存在。
この枠(7枠10番)に決まってこの少頭数でそこそこペースだと外々を回されて苦戦するというのがこの馬に対する最終見解だったのだが、テーオーシリウスのやけくそ逃げ(?)(鞍上酒井騎手はヴェローナシチーから乗り替わり)によって、縦長のすんなり番手の絶好展開に。
もちろん自らが行こうとすれば行けるだけのスピードはある馬だが、ゆったりした入りで何かに前を譲って……のパターンで外々を回されると踏んだのだが、まんまとそれを打ち砕かれた格好。
ただ、レースの後半を見ればこの馬がハイレベル決着を下支えしていたことは明白で、強い競馬だった。
◯リフレーミング(1着)は、これぞ鞍上強化、勝負鞍と言わずして何と言う、な勝利であからさますぎる他は立派な勝利内容。
消耗戦ラップになってくれたこと、それでやっとのことでのコスタボニータを差し切りと、やはりというか鞍上の技量に委ねられる部分が大きい馬との印象だが、ここで刻んだレベルは文句なしといった感じ。
ただ、レース自体特殊戦であり、また今後の鞍上変遷も予断を許さないキャラであることから、再現性には疑問符としておく。
▲ディープモンスター(3着)が、レースレベルの良いモノサシであり、自身としても58.5キロで上々内容。
やはり、前走は急仕上げ、この得意舞台狙いだったことも確認できた。
今日はハンデ戦、6歳だが1つはタイトル奪取の場面が訪れていい。
酷い競馬だった中で健闘を見せ、次以降に向けて不気味に感じたのがセントカメリアの内容。
戦歴からも、今日の流れが味方になったようには思えないこの馬だが、今日の決着レベルで競馬ぶりからは文句なしに強くなってきていると言える。
まだ、特殊戦疑惑やら馬場やら不透明さは残すとは思うこのレースではあるものの、この日マークした水準は見過ごせないものだろう。