競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【チャレンジカップ 2024 レース回顧・結果】勝ちに行きさえすれば、ワケなかった内回り二千

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チャレンジC 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ラヴェル 1:58.2 35.0
2 ディープモンスター 1:58.5 35.0
3 エアファンディタ 1:58.6 34.8
4 ボルドグフーシュ 1:59.1 35.8
5 セイウンハーデス 1:59.1 36.1

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 チャレンジC 2024

 

11/30 チャレンジC ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、通年平均比-1.0秒/1000m 近辺で、内が荒れているのは事実で空けるがどちらかというとフラット寄りの外伸びという情勢

 

58.4秒通過のハイペースから、12.2 - 12.0 - 11.6 - 11.8の平坦戦となってレース上り35.4秒を要しての1分58秒2

 

前半が速かったことから、6F目から8F目までが緩み、コーナーで横に広がっての一団馬群を形成、レースラップとしては動き出しが遅くなったところからの外差し決着に

 

この日の馬場ならそうハイレベルなこともないが、2着まで水準級のG3戦としていい一戦

 

 

 

チャレンジカップ 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ディープモンスター

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

先に抜け出した勝ち馬ラヴェルには及ばなかったが、3着エアファンディタと違って勝ちに行っての内容だけに評価したい。

たしかに、ボルドグフーシュを筆頭に長期休養明け勢も多く、それらの凡退がなければもっと厳しい戦いになっていた可能性は十分だが、G3水準にはキッチリ到達していたとみられるだけに悪くない。

ハミ変更&メンコ着用の効果もあったか。

 

 

ラヴェル / エアファンディタ / マキシ / セイウンハーデス / ダノンエアズロック / エピファニー

勝ったラヴェルは、川田騎手の継続騎乗とはいえ、「1F不足で、京都なら外回りなんじゃないの?」ということで、(京都記念を待ち焦がれつつ)ここは目をつぶった場面だったのだが、あざ笑うかのような完勝劇。

レース前半は、むしろ2,3着勢に近いくらいの後方集団に位置していたが、コーナーで緩んだところをうまく利用して進出。

結果的に、「前半ほどついていかず、ペースが落ちた部分でポジションを上げる」という、絶好の運びとなった。

前走からは後方一気になるかと思っていたが、ペース配分もあるだろうが、このあたりは初騎乗だった前走で掴んだ手ごたえと馬の特性を生かした結果だろう。

ただ、内回り2000mでこうも上手くいくことばかりかというとそうは思えず、今日はかなり(鞍上が)ハマっていた印象。

もっとも、川田騎手と馬が合うことによってそれが実現できていた部分もあり、やはり鞍上によっては確変モードが続く可能性もあるだろうが。

 

3着エアファンディタも、十分立派な標準G3の3着納得水準駆けだったと思うが、内容がちょっとさすがに着拾い&漁夫の利的なところが色濃く、「ここで狙えなかった人は次(多少人気して)狙えませんよね」激走に、どうしても映ってしまうというもの。

ただ、長期休養を挟んでの7歳でも、まだ終わっていないことだけはハッキリした。

 

他では、まずマキシ(12着)が、トモを落としてスタートして出だし離れた最後方からになってしまっていて、今日はレースにならず。

落鉄や馬体トラブルの可能性もあり、流れ的にはそうはいってもラストでもう少し脚を使えていいところ使えずに終わった部分は不問に付すことにしたい。

鞍上も、追い出してからすぐにやめていたぐらいだったわけで。

 

あとは、5着セイウンハーデスが、最後にかわされてボルドグフーシュに先着されたとはいえ、内容的には明らかに上で復帰戦として強い内容に異論なし。

終始、引っ張り切りの手応えでかなり力み通しだったうえに、それで全編好位で運んだ内容としては、相当頑張っていたと思う。

5歳秋にしてなかなか期待が高まる復帰戦で、次G3ならまず好走枠ひとつは奪ってくるものとみておく。

 

ダノンエアズロック(7着)は、陣営も本調子ではないことを示唆していたし、そもそもDDSP持ちの馬だけにこの季節の好天は厳しかったのだろう。

それでいて、押し出されての1番人気という状況が負けさせたというような、いかにもな敗戦でオミット必至な一戦。

 

エピファニー(11着)は、前半から流れた上に内枠からだっただけにもう少しやれても良かったと思うが、見立てとして「距離短縮ローテ以外では強気になれない」がそもそもある馬。

その意味で“既定路線負け”であり、この条件としては流れたといっても、やはり直近でパフォーマンスを出し切れたレースが前半5F57秒台だったことからも、それでも“流れ不足”だった。

挙動からも、前半はかなり力んでいたようだし、また改めて1800m戻りで走ってくるためのここ(2000m戦)だった、ということにしておく。