競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【小倉大賞典 2025 レース回顧・結果】スペシャリストがついにタイトル奪取

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小倉大賞典 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ロングラン 1:46.1 34.0
2 ショウナンアデイブ 1:46.1 34.3
3 ラケマーダ 1:46.3 34.3
4 セルバーグ 1:46.3 36.4
5 エピファニー 1:46.4 34.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 小倉大賞典 2025

 

2/23 小倉大賞典 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は通年平均比-0.5秒/1000m 判定の、引き続き加速ラップ頻発の前優勢(内外の差はそれほど大きくはなし)状態

 

前半5Fを58.6秒で通過するミドルペースから、11.3 - 11.6 - 12.1 - 12.5を刻んでの1分46秒1決着

 

向こう正面から3〜4コーナーにかけての中間ラップこそ速いが、その分後半を要してしまっておりボチボチG3という感じ

 

ただし、そのペースを刻んだセルバーグが後続を離し、さらに2番手ヤマニンウルスも同様に後続を離していたため、馬場換算後で実質条件戦レベルに近いスローがレース実態

 

 

 

小倉大賞典 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ギャラクシーナイト

予想➡➡➡

結果➡➡➡12着

悪いほうの予感が当たってしまった。馬に応えられるだけの行く気がなかったのかは分からないが、道中ペースアップしたところから徐々に位置を下げていってしまい、まくって進出とは真逆の次第に後退で3コーナーを迎えてしまったのが痛かった。

セルバーグが終始速い流れで引っ張っていたと誤解したかもしれないが、実態は前半3Fをスローで運んだうえ、1000mは離して逃げた同馬ですら58秒6通過というG3小倉大賞典としては遅いものだった。

前2頭からさらに離れた3番手以下はなおさら遅く、これでは持ち味は生きない。

 

 

ロングラン

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

レベルはともかく、この日の馬場&ペースで後方4,5番手の位置から「差し遅れでした」にならず勝ち切ってきたのは、馬の力あればこそ。

相当頑張ったと思うが、それにしてもこの馬が上り34.0秒で最速というのは、何かの見間違えではないかと思ってしまう。

 

 

▲エピファニー / ☆エアファンディタ / マテンロウオリオン 他

▲エピファニー(5着)は、この水準の決着で1.5キロ差の◯ロングランと0.3秒差というのはちょっと、走らなかったとせざるをえないか。

談話にある通り、前半はぶつけられて力んでいたし、後半は外から押し込められてタイトにはなっていたが、少なくとも後半についてはこの馬のレベルなら手応えでクリアしてきてもいいと思うが。

前年よりもかなり遅い流れもあって複合的に下げた格好とみられる。

 

この3番手以下スローでは、☆エアファンディタ(11着)のように差しで不発に終わった組は度外視で良く、また1番人気シルトホルン(8着)も痛恨の出遅れでノーカンに。

2着ショウナンアデイブ、3着ラケマーダが55キロで勝ち馬の1列前から外を進出しての好走だったことから、過大評価禁物な感がある中で、評価したいのが差しで直線でも詰まった△マテンロウオリオン(6着)とグランドカリナン

まず、前者は実質初となるマイル超戦で、このカテゴリでセルバーグ×アリスヴェリテらでのハイペース競馬が実現すればという手応えを得た印象。

そして、グランドカリナンに関してはそもそもこの形ではないことに加え、最後まで内にこだわりすぎて下げていたうえ、ラストは緩めざるを得なかった。

そういう意味でさらに上があったと考えれば次以降もG3で好走チャンスがあっていい。これら2頭は、ただでさえ馬場が前優勢だったことからも次走に注目しておきたい。(2頭ともに☆次走注目馬☆