競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京都新聞杯 2025 レース回顧・結果】オモテの年になっていい京都新聞杯

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京都新聞杯 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ショウヘイ 2:14.7 33.8
2 エムズ 2:15.1 33.8
3 デルアヴァー 2:15.2 34.0
4 トッピボーン 2:15.2 33.8
5 ネブラディスク 2:15.3 34.1

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京都新聞杯 2025

 

5/10 京都新聞杯 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は、終日稍重でちょうど通年平均±0といった感じで、直線に関しては中ほどがベストの状態とみられる(当日朝クッション値9.6/含水率G前11.6%4角10.4%)

 

前半1分03秒3通過から、後半5F58.0秒と速くなって(上り4Fは11.4-11.6-10.9-11.3の瞬発戦)、2分14秒7の低速決着に

 

13秒台も3つ刻まれるなど、溜めて溜めてのヨーイドン戦には違いなく、京都新聞杯の流れとしては異質な一戦

 

0.4秒差をつけた勝ち馬のラインで、レースとしては上位の部類の好戦とみられ、掲示板内の組には世代重賞で大いに挽回のチャンスがあってもいい水準だったとみられる

 

 

 

京都新聞杯 2025 各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ネブラディスク

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

0.6秒差で、時計的にも大したことのない2分15秒台での5着だが、この馬くらいまでは後半水準から重賞でも見直しが可能とみられる悪くはないレベル。

渋って苦にせず、折り合い面からは(脚元を気にして走るほうに集中するなどの作用から)リスク軽減するはずとの見立てでの狙いだったが、この日京都も思ったより渋らず稍重止まりだったのが残念。

本当に渋った馬場をこなすかどうかの確認も含めて、もう少し本格重で見たかったのだが。

その馬場の作用なしだったのでさもありなんといった感じだったが、まあ幼い。

裏を返せば、こういう馬が成長してビタっと折り合うようになった時の爆発力には夢があるが。

 

 

ショウヘイ / エムズ / トッピボーン / ナグルファル / キングスコール

勝ったショウヘイは、番手確保から終始馬場の悪いところを避けてのスロー前々Vではあるが、このレースとしてはなかなか優秀な水準での0.4秒差完勝となった。

何と言っても、調教編でも指摘したが今回は「前回は全く走ることができない状態でしたが、今日はとてもいい状態だった。それ通りの走りさえできれば、というところ」と鞍上が振り返った状態面が大きかったのだろう。

あとは、高速決着に対する裏付けがないので、ハイラップの高速馬場で時計対応ができるかなどが未知の部分が鍵に。

スローからのヨーイドンで、決着タイムが遅くなれば、ダービーでも好走は可能なところにいる一頭だと思われるが。

 

2着エムズは、ラストの直線で「あそこしか無かったんかなー」という進路取りになって(ラチ沿い)もいて、もう少し上振れしてもいいレースをしての連対圏なので上々。

2馬身半差離されたが、今日のショウヘイとの差はもう少し詰まっていい。

 

4着トッピボーンに関しては、序盤と終盤に折り合いに苦労する面が見られた点が敗因だろう。

ラストは、外から3着デルアヴァーらと同じような競馬をして、一応上り最速はマークしたが、この展開なので折り合いに気を遣って出していけない状態になっては厳しかった。

ただ、力んでの消耗が無ければこの上り33.8秒が、本来もう少し速いものを出せていたとみることが出来る点は、やはり重賞級を示した格好だろう。

前走がハイラップの好時計戦だったため、ともすれば先々への期待は勝ち馬より大きい存在だが。

 

ほかでは、ナグルファル(6着)も、ハナに立って掛かってしまっていたので論外。

素質は重賞通用級とみられるのでまた改めて。

 

またここは、渋った馬場を抜きにしても「やってみなければ」な距離耐性の部分からピンかパーで見積もっていたキングスコール(9着)は、最内枠から後方に収まってしまい、3コーナー過ぎからの後半4F45.2秒の高速ラップに付いていくのが精一杯という形に。

ここで追走に脚を使った結果として、2200mを走り切ることはできなかった。

後方、スローからの上り高速化、2200mは「?」、といった3要素から、この大敗は仕方なかった印象。

恐らく、(こなせる可能性は全然ある)2200m以上を使ってくることもなくなる可能性が高く、そうなると休み明けの距離短縮とかで迎えることになる次が真価の場面となるのではないだろうか。