競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【エルムステークス 2025 レース回顧・結果】出来過ぎ勝ち馬、チグハグ2着馬

エルムS 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ペリエール 1:43.5 36.6
2 ロードクロンヌ 1:43.9 37.0
3 ミッキーヌチバナ 1:44.1 36.5
4 ウィリアムバローズ 1:44.4 37.8
5 ペイシャエス 1:44.4 36.3

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 エルムS 2025

 

8/9 エルムS 的中(◯△ワイド)

 

レース全体のふり返り

 

馬場は稍重で通年平均比±0水準とみられあまり速くなく、内が有利な状態とみられる(当日朝含水率G前13.8%4角14.0%)

 

前半1000m通過1分00秒7、上り4F48.5秒(11.6 - 11.8 - 12.6 - 12.5)、同3F36.9秒での1分43秒5決着

 

先行プレッシャーは高まらずそう速くない流れから、後半もあまりレベルが上がらずの一戦

 

このレースの平均=G3平均の若干下の水準で決まったとみられる

 

 

 

エルムS 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ブライアンセンス

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

4角での不利が致命的だったのは事実。

ただ、それが無くてもこのレベルの勝ち馬に及んでいたかというとそこは微妙だろう。

いずれにしても、目立ちすぎる不利は情状酌量を生み次狙いにくいが、かといってこの酷い有様では大幅上昇の余地も当然あって怖い、という敗戦に終わった。

 

 

ロードクロンヌ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

結構堅軸だと思っていたので、この決着水準の2馬身半差には逆の意味で驚かされたところだが、終始安全策の外々追走に、向こう正面終盤で11.6と速くなった部分でいち早く1列目に取り付いていったりと、“出来過ぎ案件”の勝ち馬に比べれば、チグハグだった点はいくつか挙げられる。

 

 

ペリエール

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

たしかに内が有利な馬場状態だったので、この枠でインサイドアウトさえ決まれば、というところはあったが、それに加えて、スローのイン好位追走の恩恵。

決着レベルも、思ったよりも◯ロードクロンヌが苦戦したことで上がってこず、納得のV。

実際のレースのように、けん制などもあって思ったよりもペースが上がらないパターン想定なら、最内枠でも本命◎据え置きの手もあっただろうが、流れてマクリ合いのイメージだったため内に押し込められるほうに賭けた当日判断だったのだが……。

陣営が心配していた馬体減りも回避できていたし、いろいろと噛み合った今回だった。

 

 

3着ミッキーヌチバナからは、この決着水準の2馬身半差2着からさらに1馬身離されての低調3着で何でもあり、しかもミッキーヌチバナ自身が加害馬となった不利も影響を及ぼしていたので、この馬でなくとも同じ競馬をしていたら別の馬が3着だったかもよ、というところ。2番枠からロス最小限で回ってくることもできていた。

そういう意味で、評価できるのは◎ブライアンセンス以外には見当たらずという感じ。