競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京王杯スプリングカップ 2025 レース回顧・結果】強い時はめっぽう強い

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京王杯SC 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 トウシンマカオ 1:18.3 32.6
2 ママコチャ 1:18.5 33.1
3 ロジリオン 1:18.7 32.7
4 レッドモンレーヴ 1:18.9 32.4
5 シャドウフューリー 1:19.1 33.2

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京王杯SC 2025

 

5/3 京王杯SC 2025 ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

前日夜発表が重、当日朝稍重でスタートし、5R前に良馬場へと変更された芝は、通年平均比-1.5秒/1000m 近い、前週同様極端にイン有利でもない状態とみられる(当日朝時点クッション値9.2/含水率G前16.6%4角17.7%)

 

前半3F33.9秒の締まったペース、かつ極端な縦長馬群にもならずといったところから、11.2 - 11.0 - 11.1 - 11.1を刻んでの1分18秒3日本レコード決着(従来のレコードを1.1秒更新)

 

いくら高速モードの馬場とはいえ、前半5F56.1秒に対しラスト2F22.2秒は立派で、2着馬でG1級パフォーマンス、そしてこの超抜の決着時計からもわかるように「スプリンター’S 京王杯SC」となった印象

 

 

 

京王杯SC 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ロジリオン

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

1200mの流れ経験もなく、スプリンター向きのハイラップ戦で、どちらかというと瞬発力で戦いたいこの馬にとっては厳しかったはずの一戦。

予想編に記したとおりに、「(横山和騎手が)乗り替わったアサカラキングで、超ナチュラリー騎乗で飛ばし持久戦とかにならなければ」の悪いほうのパターンになった中で連対圏からこぼれたのは致し方ないと思える。

舞台適性とその堅実さだけでもってきた印象で、よくやっている。

しかも、これだけの高速決着のなか差しで迫ってのものというのは価値が高い。

どこかでひと緩みしていれば(=決着時計が鈍化)、差し切りはともかくとして連対圏はあってよく、このメンバーに入ってのものだけにやはり1400mで本格G2級ということだろう。

 

 

ママコチャ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

唯一のマイナス材料となったのは、瞬発力ではなく持久力勝負となった点か。

といっても、この馬も素晴らしい時計で駆け、余裕でG2を勝ち切れるだけの水準は刻んでおり、相手が悪かっただけとみられるが。

 

 

トウシンマカオ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

枠は自身にとっては良かった外枠だが、想定展開が予想編に書いた通りのものだったため、(イン2列目からの瞬発力発揮で有利とみた)◯ママコチャを上に取っての3番手評価。

流れが締まったものになり、なおかつ5番手の包まれない位置から進められたことは間違いなく追い風だっただろう。

ただ、それでも1馬身半差をつけての1分18秒3Vというのはさすがの一語につきる。

G1を勝てていないのが不思議な馬が、パフォーマンスだけは超G1級水準を刻んでの完勝といったところか。

 

 

レッドモンレーヴ

3着でもG2級水準とみられる好戦のため、G3目線で見れば入着勢はどの馬にも条件ひとつでチャンスがありそうなレースだが、その中でもさすがにレッドモンレーヴ(4着)が評価トップということに。

この時計での決着だけに、(味方したはずの)ラップ適性云々というより、自身の最後方待機スタイルで道中も外枠ロスも生じながらの1分18秒台駆けはなかなかハードなものだった印象。

もっとも、この舞台に限って言えば57キロでの自身のパフォーマンスとしては停滞してきており、ここで限界を露呈した感じも強いが。

だからと言って、来年現役続行でここに出てきても、決着水準ひとつで勝ち切れて不思議ない、そういう無下にはできない一戦だった。