競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【高松宮記念 2025 レース回顧・結果】高め合う上位勢

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――オッズにも表れていたように群雄割拠なスプリント戦線の中で、ここを勝ってもまだ絶対王者は不在の判定(ただ、常にwith J.モレイラだと、さすがに絶対王者として君臨してきそうですが)。

高松宮記念 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 サトノレーヴ 1:07.9 33.4
2 ナムラクレア 1:08.0 33.3
3 ママコチャ 1:08.2 33.8
4 トウシンマカオ 1:08.3 33.8
5 エイシンフェンサー 1:08.5 34.2

ホネ的! レース回顧 / レース分析 高松宮記念 2025

 

3/30 高松宮記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は、通年平均比±0前後で、内外の大きな差はない状態(朝時点クッション値9.2/含水率G前12.6%4角11.6%)

 

3F33.8秒のゆったりした入りから、11.3 - 11.6 - 11.3 - 11.2の平坦戦ラップでの1分07秒9決着

 

決して高速馬場ではない中で、スローの前半からマークした全体時計もさることながら後半2つ(11.3 - 11.2)は稀有な値で、優秀な一戦となった

 

 

 

高松宮記念 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

トウシンマカオ

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

終いはよく詰め寄ってきたが、思いのほかスローな流れに加え、自身の外から出していく組もどっと押し寄せ馬群の中からの競馬という想定外の形に。

どこかで、外に持ち出して▲ママコチャ(3着)の競馬に持ち込みたかったところだろうが……。残念。

 

 

サトノレーヴ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

決着自体もそうだったが、予想も比較的上位人気に寄ってしまったたため、見立て(渋ってくれたほうがここでは相対的上位に)の通り良馬場のここは印回らず。

直線に入って、前が壁になって苦しい競馬になるかに見えたところから、さすがはモレイラ騎手。

落ち着いて外に持ち出し、あとは見事な伸びを見せて高速フィニッシュV。

特に、終いの11.3 - 11.2に仕立て上げたラスト1Fの伸びは素晴らしく、あの競馬をされてはナムラクレアも後ろからではひとたまりもなかったかなと思うところ。

初の左回りでG1でここまでやれるのかという驚きとともに、香港スプリント3着はダテではなかったし、モレイラ騎手もダテではなかった。

 

 

ナムラクレア

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

このスローに、サトノレーヴのスーパーフィニッシュの2つが誤算だった。

上りで上回ったこの馬も、敗れはしたものの全く引けを取らないパフォーマンスだったと思うが、運がない。

それもこれも、この脚質のスプリンターであるがゆえの宿命なのだろうが。

 

 

ママコチャ

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

良回復したこと、オーシャンSのハイパフォーマンス&セントウルS内容などを思うと最も妙味バランスが合ってきていた印象から評価を高めたが、この前半スローを中団から外を早めに押し上げてラスト1F(11.2秒)での勝負に敗れ0.3秒差敗退。

この馬も、◎に似てスローなのに外枠から自身が位置取れず、あれよあれよ先を越されて……といった部分で割を喰った印象。

2着ナムラクレアとは0.2秒差がついたが、コーナーでの進路などからもそこまでの差はなく、この馬も十分今回のハイレベルスプリントG1の中にあって最上位クラスだろう。

決して、今回で“2強+それ以外”の以外勢になったとは見ないでおきたい。

 

 

あとは、マッドクールを評価しておきたい。

枠、進路、そしてラスト2区間で加速の入る流れと実は結構災難まみれだったとみている。

挽回余地は大きいとみて、またスムーズな競馬で見直したいところ。