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――ビクターザウィナーが「速い!」と見せかけての「1F12.5秒」が全て。
高松宮記念 2024 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 高松宮記念 2024
レース全体のふり返り
高松宮記念 2024 各馬ふり返り 予想と結果
マッドクール
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡1着
まずスタートを決めて、この日の馬場だったということがほぼ全てだが、それに輪をかけてこの前残り展開。
恵まれにもほどがあり、競馬ぶりからはそう高い評価は与えられない。
ただし、3ヶ月ぶりブッツケ、(戻したものとはいえ)馬体重+18キロで、しかもまだキャリア12戦であることを思うと、余白部分をおおいに脅威に感じなければならないだろう。
実際、鞍上もここを勝ってなお「緩さを残している中で……」と談話を残している。
加えて、競馬の形と枠がハマったとはいえ、予想編にも記した通りこのコースでの1分07秒台前半の好パフォーマンスなど「好時計馬場もってこい」でもあることから、こういう馬場でないところでこそ見てみたい馬でもある。
あとは、恵まれずしてG1で上位にくるようなら本物判定だろう。
予想としては、正直直前に馬体重やらでヒヨって(で、△ナムラクレアを厚めにこちらを薄くしてしまい失敗)完勝をフイにしてしまった今回だったが、裏を返すとその見立てに狂いがないと仮定した場合「結構、跳ね除けてのV(=まだまだ隠された引き出しあるよ)」だったということにしておく。
ロータスランド
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡5着
スタート後にぶつけられ、位置取りを悪くしながらも、この展開をナムラクレアより後ろから追い込む形でよく頑張っていたとは思う。
あまりにもスローになり過ぎたため、全体額面は低調否めずのところ、後方から上り2位をマークしてのものなら十分。
ただ、インを突いていたこと、そもそもこういう馬場に適性があった点で相対的に有利な状況ではあった。
上々のラストランで、産駒のデビューを楽しみにしたい。
ナムラクレア
予想➡➡➡△
結果➡➡➡2着
最も強い競馬をしていたことには違いないが、直線終盤で先頭のマッドクールの外に持ち出した後にササって立て直す必要が生じてしまったのが誤算。
というか、度を越したこのスローで差しでは普通は散るべくして、圏外へ飛んでいる一戦だった。
そんな中でスムーズに真っ直ぐ駆け上がってきていれば、勢いからして勝ち切っていて不思議なかったこの馬の内容はなかなか強烈なもの。
34.9秒-34.0秒戦というのはあまりにも可愛そうなレースだった(重の中京千二で自身上り33.2秒て💦^_^;)。
あとはもう、この馬場でこの展開でほとんど鮮明に有利不利が出てしまっているので、特に注目どうこうというのはない中で、☆ママコチャは(ちょっとスムーズそうに見えつつ)実は外を回した浪費が、馬場耐性決壊を起こしたことも含め相当大きかった中で、案外見直す余地が大きいかもというところ。
そもそも、この時期ではなさそうなこの馬で。