競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【高松宮記念 2024 レース回顧・結果】内と前で決まらなかったら嘘だ! な一戦

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高松宮記念 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 マッドクール 1:08.9 33.7
2 ナムラクレア 1:08.9 33.2
3 ビクターザウィナー 1:09.4 34.5
4 ウインカーネリアン 1:09.6 32.6
5 ロータスランド 1:09.6 33.7

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 高松宮記念 2024

 

3/24 高松宮記念 ◎的中

 

レース全体のふり返り

 

雨中のレースのまま迎え、馬場は通年平均比+1.0秒/1000mを少し超えた程度で、外伸びにまでは至らずの重で行われた

 

前半3F34.9秒、同後半34.0秒(トータル1分08秒9)と、馬場換算後でも明らかにスローすぎる異常ラップ戦で決まる

 

レースとして後傾ラップになること自体が極めて稀なことであり、13年以来だったが、前後半差+0.9秒は当時よりもさらに大きな後傾度に

 

直線入口で1列目の1,3着に、イン差しに構えた2着ナムラクレアの上位3頭で決着

 

 

 

高松宮記念 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

マッドクール

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

まずスタートを決めて、この日の馬場だったということがほぼ全てだが、それに輪をかけてこの前残り展開。

恵まれにもほどがあり、競馬ぶりからはそう高い評価は与えられない。

ただし、3ヶ月ぶりブッツケ、(戻したものとはいえ)馬体重+18キロで、しかもまだキャリア12戦であることを思うと、余白部分をおおいに脅威に感じなければならないだろう。

実際、鞍上もここを勝ってなお「緩さを残している中で……」と談話を残している。

加えて、競馬の形と枠がハマったとはいえ、予想編にも記した通りこのコースでの1分07秒台前半の好パフォーマンスなど「好時計馬場もってこい」でもあることから、こういう馬場でないところでこそ見てみたい馬でもある。

あとは、恵まれずしてG1で上位にくるようなら本物判定だろう。

予想としては、正直直前に馬体重やらでヒヨって(で、△ナムラクレアを厚めにこちらを薄くしてしまい失敗)完勝をフイにしてしまった今回だったが、裏を返すとその見立てに狂いがないと仮定した場合「結構、跳ね除けてのV(=まだまだ隠された引き出しあるよ)」だったということにしておく。

 

 

ロータスランド

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

スタート後にぶつけられ、位置取りを悪くしながらも、この展開をナムラクレアより後ろから追い込む形でよく頑張っていたとは思う。

あまりにもスローになり過ぎたため、全体額面は低調否めずのところ、後方から上り2位をマークしてのものなら十分。

ただ、インを突いていたこと、そもそもこういう馬場に適性があった点で相対的に有利な状況ではあった。

上々のラストランで、産駒のデビューを楽しみにしたい。

 

 

ナムラクレア

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

最も強い競馬をしていたことには違いないが、直線終盤で先頭のマッドクールの外に持ち出した後にササって立て直す必要が生じてしまったのが誤算。

というか、度を越したこのスローで差しでは普通は散るべくして、圏外へ飛んでいる一戦だった。

そんな中でスムーズに真っ直ぐ駆け上がってきていれば、勢いからして勝ち切っていて不思議なかったこの馬の内容はなかなか強烈なもの。

34.9秒-34.0秒戦というのはあまりにも可愛そうなレースだった(重の中京千二で自身上り33.2秒て💦^_^;)。

 

 

あとはもう、この馬場でこの展開でほとんど鮮明に有利不利が出てしまっているので、特に注目どうこうというのはない中で、☆ママコチャは(ちょっとスムーズそうに見えつつ)実は外を回した浪費が、馬場耐性決壊を起こしたことも含め相当大きかった中で、案外見直す余地が大きいかもというところ。

そもそも、この時期ではなさそうなこの馬で。