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――競馬だと普通は流れ(スローからの瞬発戦etc)を表現する時に使う「ヨーイドン」ですが、今回は1~2着馬の叩き合いを見て感じた部分。
京都牝馬S 2024 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 京都牝馬S 2024
レース全体のふり返り
京都牝馬S 2024 各馬ふり返り 予想と結果
ソーダズリング
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡1着
勝ち切れたのは、相手(ナムラクレア)の位置取りミスなどによるもので、ゴール板を過ぎてからかわされていたように運もあったように思う。
今のところ、額面としては期待外れ、思わぬ伸び悩みを見せているとせざるをえないところ。
距離短縮は絶対的にプラスだった中で、ここから本格スプリント戦を見据えた場合、ほぼ自然体の運びで中団前で回ってこれたことは好材料だろうが。
ナムラクレア / メイケイエール / ロータスランド / コムストックロード / シングザットソング
2着ナムラクレアは、さすがの脚をみせた印象だが、若干決勝線まででこの日の勝ち馬をかわしきるというのは厳しいものがあった様子。
戦前から叩き台感が色濃く、おそらく相当お釣り残しの状態だったはず(千四参戦、というか京都牝馬Sをステップにした意図もそこにあったとみる)だし、むしろ改めて強いなと思うところ。
次、余力十分にここを使われて上昇しかないはずとみておくべき。
メイケイエール(10着)は、立ち上がって出て最後方からになったあと、お決まりのひっちゃかめっちゃかスタイル。
荒れて、飛び出した芝の“キックバック”を嫌がるような素振りも見せていて度外視戦は言わずもがな。
さらに、ナムラクレアあたりと比べてもより「ここステップ」色が強い状況だったことからも、次の距離短縮で激変を見込んでも良いだろう。
ロータスランド(6着)は、思ったよりも前(上位着順)でゴールできてしまったという感じ。
馬自身のパフォーマンスとしてはかなり低調なもので、これこそ枠好転なし(というか18番枠で悪化^_^;)でこの乗り替わりでの必然の下げといったところか。
この展開での岩田康Jならどう乗った? というのが真っ先に気になるくらい、今日は内容としては薄かった印象がある。
3着に飛び込んだコムストックロードは、陣営が弱気(「良い頃の雰囲気にはない。冬場は良くないのかも」)だったことから下げてしまったが、過去には「1400mなら十分重賞級」判定を下していた馬。ムルザバエフJだったことも含め、少し人気がなさ過ぎたか。
この日の流れなら、いくらもう内が伸びない状況とはいえ、大外一気の形は結構厳しく、決して前崩れの中での激走ではなかった。
事実、ここに入ってそこまで弱くないテンハッピーローズ(7着)に対して、同じような位置から併せ馬の形で伸び、最後は競り落としている。
もっとも、鞍上手腕がありつつ、大前提としてこの決着ラインの牝馬限定G3だったからこそ成り立った複勝29倍だったとは思うが。
他では、やはり57キロの酷量を背負い、しかも荒れたインを通したシングザットソング(5着)はこの水準の5着でも見込み大いにあり。
弱くはないが上位でもないといった戦前のここに入っての立ち位置だったが、これであれば混合G3勢を見込むくらいまで評価を高めて良さそう。
あとは、脚の使いどころが難しい点との兼ね合いになってくるか。