競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【阪急杯 2024 レース回顧・結果】久々1分21秒台も好レベル戦

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阪急杯 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ウインマーベル 1:21.2 35.6
2 アサカラキング 1:21.2 35.9
3 サンライズロナウド 1:21.3 35.4
4 サトノレーヴ 1:21.6 36.1
5 ボルザコフスキー 1:22.0 35.9

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 阪急杯 2024

 

2/25 阪急杯 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、雨中の重馬場で、外差しが効きにくくイン前傾倒顕著な通年平均比+0.5秒/1000mモード

 

前半3F33.9秒、11.4-11.4-12.0-12.5の消耗戦となっての1分21秒2決着

 

ハイペースゆえラストはかなりラップが落ち込んでいるが、それでもG3としてもこのレースとしても平均以上でなかなかな一戦

 

 

 

阪急杯 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

カルロヴェローチェ

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

レースが進むにつれ徐々に怪しさを増していき、3コーナーからは完全に鞍上がコントロール出来なくなってしまったのでこれは凡退やむなし。

しかし、まあ難しいなというところで、ここから答えはひとつ(=1200m以下に賭ける)になってきたところだろうが、とりあえずこれだけ掛かり倒しても大外に持ち出してこの日の馬場であの伸びをラスト見せていたあたりを見るに、やはり重馬場は向く印象。

また、返し馬が終わってからもテンションが上がらなかった、と談話が聞かれたように、次に向けてはそれなりに収穫もあった様子。

予想としては、東(中山記念)で同じように、雨×強すぎる前向きさ懸念馬=折り合い難改善、として狙った◎が走ってくれたのだから、こっちはそんなもんだろう。

 

 

ウインマーベル / アサカラキング / サンライズロナウド 他

勝ったウインマーベルに関しては、もともとこういう水分を含んだ馬場で下げる馬だろうし、実際陣営からもそう聞かれているのでまあ実力は測れていない一戦、ということに。

まだ開幕週で、イン前傾倒顕著な状況が幸いだったはずで、これで仮に3週目に行われる高松宮記念で稍重とかになってくるとまたこの馬にとっては勝手が違うとなってくるだろう。

決着レベルはなかなかとはいえ、今日下した相手はまだまだG3以下級だったと思うし、G1級スプリンターのこの馬が馬場を苦にしながらも勝ちきったというのは当然と言えば当然でもあったが、それでもこれで(良想定なら)何の迷いもなくスプリントG1本命検討とすることができる過程でこれている。

 

アサカラキング(2着)は、イン前馬場とはいえ前半33.9秒逃げだったのだから優秀。

あとは、(開幕週でも)そうは言っても重馬場環境下でのレースになっていたことから、こういう馬場も苦にしないことはあったのだろう。

 

サンライズロナウド(3着)は、4コーナーまでかなり力み通しで走っており、その部分でよく頑張っている。

1200mだと後方一手にならざるをえず、そういう意味でどうかも、気性面からは1200m替わりも良いだろう。

 

△ルプリュフォール(6着)が残念な競馬。

最後方一気の形は、皆納得(織り込み済)のところだったとは思うが、その後がこの日はなんと言っても苦しかった。

岩田康J×イン突きが実現せずの部分だが、直線で内を諦めざるを得なかった点もさることながら4角で外へ持ち出すことを余儀なくされてしまった部分が痛い。

ただ、それもVTRを見れば、手応えがあり過ぎるがゆえに、ホープフルサインを筆頭に前の馬たちをかわさなければいけなくなっていたことであることは十分に伝わってきていて、総論として「もったいなかった」に尽きる感じ。

上り最速は必至、2つ3つ上の着順も十分といった印象の敗戦だった。

 

あとは、4着サトノレーヴもさすがの対応力を見せたといったところか。

ただし、この馬の(今回もそう受け止められること必至な)その安定感溢れる戦歴に新たに加わったこの阪急杯4着は、少し疑いの目をかける際に使えても良いかもしれない(オッズ次第だが)。

若干、重馬場耐性の面でアドバンテージがあってのものという可能性もある。

それでも、終始舌を越しながら、この重賞初挑戦で堀厩舎×小崎Jという謎のタッグだった中でのものということを思うと、あまり下げることもできず扱い悩ましい存在に。