競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【日経新春杯 2024 レース回顧・結果】清々しいまでに

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日経新春杯 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ブローザホーン 2:23.7 35.8
2 サヴォーナ 2:23.8 36.3
3 サトノグランツ 2:24.0 36.5
4 ハーツコンチェルト 2:24.3 36.7
5 カレンルシェルブル 2:24.6 36.6

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 日経新春杯 2024

 

1/14 日経新春杯 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、レース時点で通年平均比±0秒近辺まで持ち直していた様子で、バイアスについても前週月曜日比でインの持ち直しが見られた状態(※予想時点で±0~0.5秒ゾーンとみていたが、誤っていた様子)

 

前半1000m通過58.3秒のハイペースから上り36.3秒で上り、トータル2分23秒7の京都2400m版G2日経新春杯レコードタイの好タイム決着

 

時計レベル(馬場状態)が思った以上に回復を見せていたとはいえ、確実に高速馬場ではない点を思うと、それでも十分好レベル駆けだったとみられる

 

今後G2以上級の活躍を見込める上位3+1頭という判定

 

 

日経新春杯 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

シンリョクカ

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

絶好のスタートが決まってしまったことで、まさかのこのハイペースにまともについていく結果に……。

◯ディアスティマが撃沈する流れでの狙いだったわけで、全く想定とは違う競馬になってもいた。

さらに、当日馬場も思わぬ時計的回復を見せていたようで、この馬にとっては仮に差しに構えることが出来ていても微妙だったと思われる。

 

 

◯ディアスティマ / ブローザホーン / サヴォーナ / サトノグランツ 他

◯ディアスティマ(14着)は、自然体騎乗の北村友Jでハイペース玉砕だからどうしようもない、という結果。

良くも悪くも馬の気ままな騎乗しか見込めない中で、ほとんど馬自ら(前半3Fは33.7秒という)このハイラップを刻んでいってしまっていた。

 

勝ったブローザホーンは、前々で明け4歳勢が強い競馬を見せる中をかっさらった格好は事実も、2分23秒7は見過ごせない優秀額面。

レースが流れたことによる好時計勝ちであるが、さすがにこういう上りのかかる持久質展開なら脚力的に黙っていなかったというところだったか(除外の有馬記念でも穴で一考していたくらいの馬でもある)。

2着サヴォーナは、斤量差や4角の縦横位置部分のことはあれど、やはり素直に1~2角で最も高い位置で運んでいたことを理由に、上位では最も強い競馬をしていたと評価したい。

この日は8枠からでもスムーズに位置を取っていき先行策が取れたが、5F通過地点で5番手サトノグランツとの差が少し開いていたように、少しついて行き過ぎた部分もあった。

対して、サトノグランツ(3着)は、サヴォーナに比べるとペースを見て一旦下げて、逆に3角からは積極的に押仕上げていく競馬での粘り込み。

57.5キロ(サヴォーナとの差は+1.5キロ)だったことはあれど、どちらかといえば理想的だったことから、2頭の差はほとんど無きに等しいとの印象を持った。

 

ほか、展開はマッチしていたと思うヒンドゥタイムズ(12着)は、(見た目上の)位置取り負けだったように決着タイムが速すぎた印象。

58キロを背負ってのこの決着では及ばずで、誤算だった馬場の良化も影響しただろう。

レッドバリエンテについても敗因に関してはほぼ同様の判定となる。

まずは時計的にいっぱいいっぱいだったのではないだろうかとったところで、加えてこの馬に関してはスローの淀2400m向きのほうが戦えたはずで、そうした展開から瞬発戦ラップが刻まれていればチャンスがあっただろう。

そういう意味で、特にここからの変わり身に期待が持てることと、さらに馬にとっては近走でいい経験を積んできているといった感触がある。

 

 

予想の根幹(骨格)として重視した、「(馬場の)変貌はないだろう」という部分が見込み違い(最終Rの牝馬限定戦での時計の出方からしても明らか)だったので完敗は必然。

せめてもの救いが、その結果としてのこの清々しいまでの人気決着だったと割り切れること、と思っておく。