【京成杯 2024 レース回顧・結果】ここからの伸びしろ不可欠な一戦

――そういう意味でも2着アーバンシックはもちろんのこと、参考外に終わってしまった◯ジュンゴールドあたりにどうしても注目したくなるところ。

1/14 京成杯　▲不的中

①ロスのない競馬が優勢なインバイアスで、通年平均比-0.5〜-1.0秒/1000mゾーンの馬場

②この日の馬場としては、前半1分00秒7がややスロー、後半5Fが低速な部類、となっての2分00秒5決着

③瞬発戦での上り34.8秒はレースとしての水準を上回るものとはいえ、馬場と前半ペースを思うと凡戦（古馬1勝クラス〜2勝クラスの間か）

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡10着

壁を作れなかったことでどちらにしてもダメだったかもしれないが、向こう正面では前にいた◯ジュンゴールドに反応するように頭を上げそこでさらに位置を悪くしてしまった。

このあたり、自ら選んだ本命＆対抗で「何やってんだか」という……。

もっとも、逆張りしての差し展開での指名だったわけで、このスローではその時点で白旗だった。

展開ミスマッチと、向こう正面でリズムを崩した点で情状酌量はできる。

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡12着

今回、全く出しきれずに終わったが、初戦水準（『2,3勝……と当然見込める』）からすればこのレベルの京成杯なら全然勝てていて不思議なかったはず。

内枠2戦の後の大外枠ということで、「勝手が違った」が馬にとって大いに働いてしまったと判断しておく。そもそも、初長距離輸送でもあった。

勝ったダノンデサイルについては前走敗因×今回のスローな流れによる妙、といった色が濃く良くも悪くも想像の範疇。

強いて言うなら、（4角出口で若干膨れた影響もあってか）案外ラスト200m手前からまごついていたあたり、本当に強いところとぶつかる際にはまだまだ成長が必要という点があるか。

スローで上りも高速化した中で、アーバンシック（2着）の競馬がそこへいくとやはり大物感をアピールする上り最速健闘の内容だった。

勝負どころからは、モタれてそれを修正しながらになったため外に持ち出せなかったところもあったようで、案の定粗削りだがポテンシャルの高さは疑いようなしといった競馬を見せた。

間違いなく、ダービー＞皐月賞タイプだが、教えること盛りだくさんという様子でここまでやれているので、課題クリアでの大幅上昇でもって、皐月賞時点でその適性ズレ分をアッサリ逆転する走りを見せてくる余地も残している。

他では、レイデラルース（11着）が、内枠でドッと先に行かれたことで本来の競馬の形が全く作れず敗れており、大幅改善が見込める存在としてマークしておきたい。

展開に相当かわいがられた3着コスモブッドレア（前走葉牡丹賞を先行してれイデラルースとタイム差なしの4着）があれだけやれていたので、まったく出し切れていないのは明白で。