競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【愛知杯 2024 レース回顧・結果】削り合い戦を早め先頭押し切り

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愛知杯 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ミッキーゴージャス 1:57.9 35.5
2 タガノパッション 1:58.0 35.4
3 コスタボニータ 1:58.1 35.7
4 アレグロモデラート 1:58.4  36.2
5 テリオスマナ 1:58.4 35.4

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 愛知杯 2024

 

1/13 愛知杯 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

通年平均比-0.5秒/1000m近辺で、コーナーで外を回して直線も外が伸びるといういささか得意な開幕初日の馬場状態で行われる

 

前半1000mを57秒4という猛ペースで入り、1分57秒9の牡馬混合G3を超えるレベルで決着(小倉で行われた愛知杯としては1分59秒4がこれまでの最速)

 

5F通過後の12.3-12.4-12.2の区間はさすがに緩んだものの、それでも上り3F35.8秒を維持しての決着はハイレベルで疑いようなし

 

 

 

愛知杯 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ウインピクシス

予想➡➡➡

結果➡➡➡13着

どちらかといえば、自身の強い前進気勢が原因での前半3つ12.2 - 10.4 - 10.9の猛ペースだったが、それを助長し、額面上の逃げ馬となった(4F目以降は単独ハナの)グランスラムアスクにしてやられたと表現しておいて半分くらいは正解でいいだろう。

ともに暴走で終わってしまったここ。

 

 

ローゼライト

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

内枠勢ばかりで決まるような馬場ではなさそうであったことから、外好位からの粘り込みに期待したが……。

◎のところでも触れたようにそれどころではない展開になってしまった。

それに輪を掛けて、3角からは揉まれて頭を上げるシーンすら見られ、非常に苦しい競馬に。

初角4番手でほぼ同じ入りだったコスタボニータ(3着)とはだいぶ差が開いたが、力量差以上の着差がついたことだけ覚えておきたい。

 

 

ミッキーゴージャス / タガノパッション / △コスタボニータ 他

ミッキーゴージャス(1着)は、間違いなくレースのハイレベル決着を演出した強い内容。

前半こそ控えていて展開に見合った競馬になっていたが、向こう正面で早め進出の形から、このハイラップの後でレース上り35.8秒にまとめる走りを見せたのだから、牝馬限定ならG1もあながち夢ではなくなってきたか。

“ミッキーの夢”というようなこの馬だが、母が成し遂げられなかった古馬G1へと着実に歩みを進めている様子。

 

2着タガノパッションは、距離ロスなく乗られ直線だけ外に出す形での好走。

そして、それ以上にハイペースで詰めの甘さと折り合いリスクをカバーしたいタイプが、この絶好展開に恵まれてもいた。

正直、ここがキャリアハイになることに結構自信を持てるくらいの、最高級噛み合い競馬で再現性となるとどうしても疑問符がつく。

ここで狙えなかった以上、もうこの馬を狙えるシーンはないか。

 

3着△コスタボニータは、ミッキーゴージャスと1キロ差で約1馬身差、さらに序盤から4番手で運んだことを思うと相当な内容。

初めて額面として強いと言えるもので、1段階上げてきたことはたしか、しかも初の2000mを克服してのものだから優秀だろう。

ただし、この馬が相も変わらず「内枠から先行できた」一戦を続けていることもまた事実であり、「少々苦しくてもこの馬にはこの形」ゆえに、外(枠)を引くだけでも4着と決め撃つ戦いもありかもしない。

 

他では、54キロを思うと6着フラーズダルムが、よく詰めてきていた印象。

3コーナーからは、後続との小競り合いに(接触もあったか?)何度かバランスを崩して、鞍上も後ろを振り返るような仕草も見せていた。それでいて、1分58秒6なら悪くはなかった。

穴で期待した▲エニシノウタ(11着)は、残念ながら不発に終わったが、小倉記念の人気を思えばいくらなんでも甘く見られすぎたったので悔いなし。

人馬ともに力不足を露呈した格好でも、いずれもまだ上があって良さそうで。