競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【フェブラリーステークス 2025 レース回顧・結果】本当はもっとやれる子

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フェブラリーS 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 コスタノヴァ 1:35.5 35.6
2 サンライズジパング 1:35.7 35.2
3 ミッキーファイト 1:35.9 35.8
4 ペプチドナイル 1:35.9 35.8
5 エンペラーワケア 1:36.0 36.2

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 フェブラリーS 2025

 

2/23 フェブラリーS ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

ダは、通年平均比+0.5秒/1000m 近辺の若干イン優勢な状態

 

前半3F35.0秒、同5F通過59.4秒の(このレースとしては)スローな流れから、上り36.1秒を刻んでの1分35秒5決着

 

12.2 - 11.7 - 12.2の瞬発戦となったが、ラスト1Fの値を見るに平凡フェブラリーSとせざるを得ない
 
 

 

フェブラリーS 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

コスタノヴァ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

ただの人気馬Vとはいえ、G1本命◎が勝つなんて何年振りの奇跡でしょう(笑)。

奇数枠での出遅れだけ危惧していたが、後手を踏んで即芝部分で挽回に動き、2F地点で好位の直後までつけられたので傷は浅かった。

とはいえ、G1制覇が叶ったこと自体はタナボタ感が強く、まだこの路線の絶対王者という印象はない、そういう勝利内容だった。

そもそも、これだけ楽なペースにもかかわらずエンペラーワケアを筆頭に、前が1頭も馬券内に残れていないというのは、(コスタノヴァ自身の平凡G1水準Vはともかく)レース像としてはG2~G3程度を刻んだとせざるを得ないだろう。

戦前から言われていた初の中2週ローテはあまり気にしていなかったのでイマイチだったパフォーマンスの理由をそこに全振りするつもりはないのだが、他ではここまで落ち着いた流れが招いた瞬発力勝負でもうひとつパフォーマンスが上がり切らなかったか。

「強さ」で言ったら前年のペプチドナイルのほうが上という感じだが、単に流れが違ったからとも言え、コスタノヴァ自身もハイラップで戦ったら……という部分にも期待して見ていきたいところ。

 

 

◯タガノビューティー / ▲ガイアフォース / ⭐︎サンライズジパング / △ミッキーファイト / ペプチドナイル 他

差しに回った組は、軒並みただの位置取り負けで、◯タガノビューティー(8着)、▲ガイアフォース(7着)ともにほぼそれに尽きるといった感じ。

ちょっと、(厳しい流れだった前年内容からすると、この2頭にとっては特に)残念な流れになってしまった。

 

⭐︎サンライズジパングは、案の定な待機策からまさかのラチ沿い鋭進2着。

あまりにもうまくいき過ぎているので評価に戸惑う内容で、力がある馬がこの決着水準であの競馬をしてもらえればまあ納得とみておく。

△ミッキーファイト(3着)は、内から⭐︎にかわされたあたりに不満は残るが、まあワンターンマイルの瞬発戦ということで特殊すぎる流れに泣かされた部分もあっただろう。

むしろ、ここで適性を見せ過ぎなかったことはチャンピオンズCに向けては良かったとしていいのではないか。

ペプチドナイル(4着)は、前年があのハードな流れを前付けでの戴冠だったわけで、様変わりのこの日の流れでは良さが出ず。

そこまで抜けていれば、去年はあれだけ人気薄Vにはならないし、今年もそれをフロック視されるオッズはまとっていないだろうということで、展開泣きしつつも格好はつけた、で良いだろう。

 

こんな2着以下レベルで、差しでも⭐︎サンライズジパングは評価に迷うところがある中で、唯一悪くなかったと思うのがメイショウハリオ

一頓挫あってのここで、当然まだ上を見込める状況で、瞬発力勝負を後方から外を回してあれだけやれたことは陣営的にも結構収穫があったのではないだろうか。

それでも、3着ラインまで来れなかったあたりからG1では厳しいだろうが、順調に使われて迎えたG2以下では警戒が必要な印象をもった。