■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)
――単勝5倍台の時点で、鞍上を疑っていた以上ホネにはこのアタマは獲れませんよ^^;
京王杯SC 2023 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 京王杯SC 2023
レース全体のふり返り
④1400mにしては結構特殊戦で、流れが逆の消耗戦質に振れれば11~12着くらいまでは総入れ替わりということもあって不思議ない一戦
京王杯スプリングカップ 2023 各馬ふり返り 予想と結果
アヴェラーレ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡4着
結果論として、4コーナー手前で大外(レッドモンレーヴの外)で良かったかもしれない、という敗戦。
上りは最速をマークして頑張ったが、時すでに遅しだった。
その直線に入る場面での横位置によって、直線半ばホープフルサイン、ミッキーブリランテらが壁になってしまい、そこから外へ持ち出さざるを得なくなってしまっていた。
ラストの伸びはレッドモンレーヴ以上のものがあったし、やはりこのマイラーの台頭可能な千四の流れで、その脚力を存分に示していた印象。
レッドモンレーヴ
予想➡➡➡消
結果➡➡➡1着
上り32.6秒は、レースのそれを1.1秒上回るもので、この日の馬場では難儀な大外差し切りだったが、それでも高い評価は与えられないか。
上り32秒台をマークといっても下位人気勢にもチラホラ見られたものであり、このイン前勢による上りリミッター超え垂れ戦では、そもそもレース上り33.7秒のほうに問題があった可能性もある。
全体1分20秒3も、翌日曜の3歳未勝利が1分21秒1の好時計で決まっていることを思うと疑問が残る額面で。
この日のような瞬発力勝負(定義上は平坦戦ラップだが、内容はかなり瞬発戦寄りだったとみられる)なら、1人気ダノンスコーピオン(11着)と「双璧」のここだったし、鮮やかに勝ったこの馬よりも評価すべき上りスピード苦を示した馬たちが多数いるはずの一戦ということで。
◯ダノンスコーピオン / ウインマーベル / ダディーズビビッド / ゾンニッヒ
◯ダノンスコーピオン(11着)は、あそこからこの流れの中を割ってくることもできず、後ろからピクシーナイトに交わされるというのは完全なる不完全燃焼。
海外帰り初戦の非ノーザンF馬でもあり、瞬発戦特化型実績で望んだここという、特殊臨戦状況もあったということで大目に見ておく。
マイルで力を発揮できた時は、G1級の可能性はまだ大いに残しているわけで。
他では、まず2着ウインマーベル、3着ダディーズビビッドは、それぞれ2列目で直線に入る絶好競馬でこの水準ということで、上りスピードが高まり過ぎて下げてのこの位置という評価。
それぞれ、平坦戦を通り越して消耗戦でハイパフォーマンス(前者)、前傾ラップの平坦戦くらいがベスト(後者)なので、それも至極納得という部分だが。
予想編冒頭に記した「良の例年通りの流れパターン」で目星をつけた3頭のうちの2頭なわけで、それだけにこのレースらしくない後傾戦でもよく頑張ったキャラ達という扱いで。
そういった中で、ここからの活躍に注目なのが6着ゾンニッヒ。
単純に、府中での直線勝負の脚は持っていない(コース形態不向き)と片付けてしまっていいくらいの中で、これだけ上り依存度が高まる展開をものの見事に後半失速して敗れた内容は、他場(特に、右回り短直線)で非常に楽しみなところがある。
直線半ばでは抜群の手応えで先頭に並びかけたが、鞍上の「自信を持っていきましたが、いざ追い出すと思ったよりも脚がありませんでした」との談話に全てが集約されているように、そこからの不発感が強烈だった。
それでも、脚力としては(晩成の血のはずということも加味して)ここからG2奪取まで可能性がでてきたとみて、阪神C、マイラー台頭の流れの中山記念を視野に入れてみていきたい存在。