――シックスペンスと狙いの2頭目について、ああは書いたものの今週は雨はなさそうですね。
目次
- 安田記念 2025 レース概要
- 安田記念 2025 枠順
- 安田記念 2025 ラップ適性・追い切り
- 安田記念 2025 過去レース傾向
- 安田記念 2025 レース傾向分析&考察
- 安田記念 2025 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
- 競馬予想のホネX
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安田記念 2025 レース概要
安田記念 G1
2025年6月8日 3回東京2日目
発走時間:15:40(予定)
東京競馬場 芝1600m
サラ系3歳上 オープン
2024年優勝馬:ロマンチックウォリアー セ6 1:32.3 J.マクドナルド
安田記念 2025 枠順
安田記念 2025 ラップ適性・追い切り
コースとしては8割がた瞬発戦 ※ ラップを刻む何はともあれ瞬発力といった条件だが、安田記念は昨年のような瞬発戦決着5に対し平坦戦4(そして18年は消耗戦)と、平坦傾倒レース。
※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:11.7-10.9-11.6-11.9)が定義
レース適性としては、ウォーターリヒト、グラティアス、オニャンコポン、サクラトゥジュール、ダディーズビビットらが上位。
追い切りからは、ソウルラッシュ>>ジュンブロッサム>サクラトゥジュール、ガイアフォース、シャンパンカラー(←調教編から追加)の最終評価とする。 (6/8 10:30追記)
安田記念 2025 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※前年12月以降にG1出走ありの馬が連軸中心
該当馬➡➡➡エコロヴァルツ、ガイアフォース、シックスペンス、ジャンタルマンタル、ソウルラッシュ、ブレイディヴェーグ、マッドクール
※「①前走4着以下でG1・5着内経験なし」「②前走京王杯SCで上がり3位以下」「③前2走ともに8番人気以下」「④前走(海外除く)1秒以上負け」「⑤前走10番人気以下」に当てはまる馬は好走ほぼ困難
該当馬➡➡➡オニャンコポン、グラティアス、サクラトゥジュール、シックスペンス、ホウオウリアリティ、レッドモンレーヴ、ダディーズビビッド、エコロヴァルツ
といった感じ。
安田記念 2025 レース傾向分析&考察
基本的には、コース特性とは違ってハイペースからの平坦戦が濃厚な一戦で、持久力タイプのための舞台。
ハイレベル決着も多く、「前年12月以降のここ半年以内に路線は別としてG1出走経験のある馬」というのが近19年中18年で連対馬に名を連ねている。
あとは、G1格での善戦実績を持たない前走非好走馬や、大敗&人気薄明け勢の不振などあるにもかかわらず、ここ3年を除けば案外ひと筋縄ではいっていない印象のあるレース。
2つ目に挙げた項目のうち、すべてここ20年ほどベースで集計しても、①~④は1頭のみ、⑤のデータに至っては好走0となっている。
+0.4、+1.1、+1.0、-0.1、+0.6、-0.3、-0.5、+1.1、-0.4、-2.6※、-0.6、-1.2、-1.1
上記は2010年以降の安田記念の前後半3F比を新しい順(+0.4が昨年)に並べたものである(※付きは不良馬場の14年。+表記は後傾戦を示す)。
「安田記念に馬が集まらない」「NHKマイルCあたりよりも安田記念が流れない症候群に」、となって久しいところだが、上記のように並べてみてもその2点が顕著に表れている。
ここ2年などは、フルゲート&特別登録段階20頭超と、消耗度の高い「らしい」安田記念に期待したのだが、最早その「らしさ」自体が過去のものとなりつつある、そんな様相である。
安田記念 2025 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
シックスペンス / ソウルラッシュ 他
ここは、まず前走を踏まえての注目馬と言っていい馬が、鬼に金棒状態で出てくることがポイントに。言わずもがなシックスペンス×C.ルメールJのことだが、正直隙が出てくるとすれば馬場が渋った時だけかなというところ。
中山記念のパフォーマンスと挙動からすると、今回は馬券は別としてもこの馬の勝ち切るところを見るレースとなりそうな気配。
そして、馬券的な狙いはエコロヴァルツ、シャンパンカラーの2頭。
まずエコロヴァルツは、マイルだと好走狙いが限界の印象も噛み合えば十分連対圏進出のチャンスはあると思われる一頭。
折り合い面で歓迎のこの距離だが、反面位置取り的になかなか勝ち切るのは困難(ズブズブ決着になってしまえば別だろうが)というのが、まずは見立てとなる。
ワンターンコースというのも、この馬にとっては苦にしておかしくない条件のため、前走よりペースが遅くなるというのはさすがに古馬マイルG1では考えないとするにしても、そこそこ流れても壁が作れないとやはり怖い。何とか内半分の枠を引きたいところだろう。
あとは、できるだけ外差し馬場に仕上がっていることもおそらく必要な要素になってくる。
鞍上に、スタートを決めかつ折り合わせて、とパーフェクトを望むのはさすがに酷というもので。
近2走は非常に濃いパフォーマンスで、この馬がここで良馬場で出し切れた時に圏外というのは、よほど運が悪かったと諦められるレベル。
対してシャンパンカラーは、条件はベストだが乗り替わりなしでは、さすがにもう1つ2つ条件が揃わないとという、さらに「この鞍上に多くを望むのはナンセンス」状態の一頭。
それでも、こちらも近2走内容から、こと府中マイルという条件であればここでもノーマークにはできないくらいの兆しは感じるところ。
馬券内への後押しには、この馬も外差し馬場であること(馬自身が大外一気に賭けたいという意味ではなく、直線で内外にばらけてほしい鞍上観点で)、そして多少渋って瞬発戦寄りのラップになること、などが「もう1つ2つ」の条件となってくるだろうが、針の穴を通すようなコントロールで狙っていきたい存在となる。
ソウルラッシュは、安田記念では13→9→3着という戦歴だが、いずれも後傾瞬発戦(“初年度”は不利も)なので、仮に流れてハイラップ&ハイレベル決着となれば戴冠のチャンスも。
問題は、今や安田記念が東京新聞杯あたり以上にそういう流れにはなりにくいレースである点だろう。
それでも、ワンターンの千八というおよそべストとは考えにくい条件で、ロマンチックウォリアーを撃破した前走のドバイターフは、後に振り返っても“金字塔”と言えるものになっているであろう極めて価値の高い勝利だし、海外帰りに目を瞑ってでも(妙味的にも)十分連勝まで期待して狙いの中心に据えてもいい場面。
……だったのだが、一点決定的な弱点は今回手戻りする鞍上にあるか。実に悩ましい存在となる。
ほかは、全般各種条件によって評価が上下しそうな面々だけに保留としておくが、1つ典型的な逃げマイラー不在(どころか先行馬すら僅か)という点は、前週(の日本ダービー)と同様で2週連続の事態。ここがレースを決める要因となりそうで、何が行くにしても各陣営動向には注視しておきたい。
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
芝は通年平均比-0.7秒/1000m くらいまでの中速モードで、内が若干有利というバイアスとみられる。
この馬場なら、よほど流れれば(、また無いとは思うが極度のスローなら)別だが、極端な大外一気にならない組の末脚勝負で決まるとみる。
◎シックスペンスには勝ち切ってもらうとして、万一上りスピード負けの場合には◯ソウルラッシュ、▲ガイアフォースに託す形で。
☆エコロヴァルツと、うまく番手で回ってくることが出来れば怖い△ウインマーベルが穴。 (6/8 14:40追記)
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