競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【スワンステークス 2024 レース回顧・結果】スペシャリスト誕生か!?

 

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――当時、G1級を予感させた秋明菊賞に、こことを合わせて考えると、阪神C路線の新星になれてもいいダノンスコーピオン。

スワンS 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ダノンマッキンリー 1:20.5 34.0
2 オフトレイル 1:20.6 33.1
3 トゥラヴェスーラ 1:20.6 33.6
4 ノーブルロジャー 1:20.8  34.8
5 シングザットソング 1:20.8 35.0

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 スワンS 2024

 

10/26 スワンS ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は通年平均比-0.7秒/1000m近辺で、内外のバイアスはないが前が優勢な状況

 

前半34秒0、後半35秒0、11.5 - 11.5 - 11.5 - 12.0(消耗戦)でトータル1分20秒5決着

 

直線半ばで前残り様相が一変、差し決着となった一戦

 

時計的には悪くないが、ハイラップに引っ張られたことによるもので、総じてハイレベル戦とはいえない

 

 

 

スワンS 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

バースクライ

予想➡➡➡

結果➡➡➡11着

中団馬群の前で回ってきて、3〜4分どころを通っての0.5秒差11着。

ただ、掲示板ラインからは0.2秒差、ロスなく回れた反面、この日の馬場的には厳しいところを通る形に。

実際、外を伸びた組が上位に多かったし、ウインカーネリアン(+0.2秒)、アグリ(±0秒)、クランフォード(-0.1秒)を除けば中団より前から直線半分より内を通して上位に来た馬は皆無という状況。

決着レベルがレベルなので、次狙えるかどうかは条件次第だとは思うが、G3なら鞍上ひとつ相手ひとつだろう。

 

 

ダノンスコーピオン / ウインカーネリアン / スズハローム

勝ったダノンスコーピオンは、発汗も目立ち、大外枠で壁作れずが見え見え(実際、レースでも外々追走で折り合いはひどいものだった)で、とてもこのオッズでは手が出なかった。

というか、オッズ云々を抜きにしてもダメだと思っていたので、いくら展開どハマリとはいえ、いい意味で裏切られた。

4角にかけて、一瞬引いて馬の後ろにつけたのも好結果につながった。

これまで同様、ここからも気性的に危ういことに変わりはないが、この競馬で勝ち切ってしまうのだから、最大出力はG2級を見込んでおかなければならないだろう。

トゥラヴェスーラ(3着)に、しんがり追走のオフトレイル(2着)が突っ込んできた展開利を差し引いても、あれだけ掛かりながらここをモノにしたというのはそのくらいの価値があるとみている。

 

他では、そうハイレベルでもない一戦を思うと、ウインカーネリアン(6着)のみを評価としておきたい。

粘りこめるペースではなかったし、前残り展開でなければもう外伸び必至な馬場状態。

それを思えば、この馬の0.3秒差は価値があり、やはり脚力自体G2勝利級にはありそう。

もともと、順調さを欠いて迎えたここだったことも思うと、馬場ひとつで(G2以下では)次は人気でも逆らえないか。

 

スズハローム(15着)は、ゲートを破損するほど突進して、結果外枠発走に。

紙一重だが、この日はわずかに走る気が限界水域を超えてしまったようで、また改めてG2好走以上級に期待といったところだろう。