競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ユニコーンステークス 2025 レース回顧・結果】今年も出世レースに

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ユニコーンS 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 カナルビーグル 1:56.8 36.3
2 クレーキング 1:56.9 36.2
3 メイショウズイウン 1:57.0 36.7
4 ベリタバグス 1:57.5 36.8
5 ヒルノハンブルク 1:57.6 37.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 ユニコーンS 2025

 

5/3 ユニコーンS ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

前夜不良、当日朝重発表となった馬場は、稍重回復した午後で-0.7秒/1000m 近辺で、上り高速化に伴い内外のバイアスはほぼ無しという状態(当日朝時点含水率G前11.3%4角12.7%)

 

前半1100m通過1分07秒9の、馬場換算後遅くもなく速くもないペースから、12.3 - 12.2 - 12.2 - 12.2の平坦戦となっての1分56秒8決着

 

古馬3勝クラス近辺の後半水準とみられ、(昨年のラムジェットほどではないものの)今年も上位ハイレベルな一戦となった

 

マクってハイレベルな後半戦に仕立て上げた3着メイショウズイウンをはじめ、上位3頭は今後G1級の活躍も見込めそう

 

 

 

ユニコーンS 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ナンヨーパワフル

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

ブリンカーからチークピーシズに替えての一戦。物見がひどく出し切れていなかったのは明白な馬で、前走のブリンカーも結果逃げる形なってしまったという部分からすればマイナスに作用していた可能性がある。

前に馬を置きたいこの馬にとって、そういう意味でこの日は理想形だった。

その中で、刻んだパフォーマンスはやはり悪くなかった印象。

ここで複穴までは叶わなかったものの、やはり2走目に感じたように少なくとも1勝クラス勝ち負けは可能なところにいる馬であることは確認できた。

人気必至の自己条件戦では、乗り替わり(でテン乗り)ならその癖から例外となるが、鮫島駿J、西村淳Jいずれかなら、ここで狙えていることから妙味はなくともキッチリ獲りにいく場面となる。 ☆次走注目馬☆

 

 

クレーキング

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

この連休期間中の関東馬で、しかも中京以西への長距離輸送初という点は危惧したものの、むしろきちんと休み明けで馬体を増やして出てきていたことから杞憂に終わった様子。

直線で2度、3度外に弾かれながらも、上り最速マークと、レースぶりからはまだ上があってG1級に順調に駆けあがっていきそう。

 

 

クレーキング / メイショウズイウン / ▲テスティモーネ

勝ったカナルビーグルは、人気と(減量無しでの)スピード決着に一抹の不安があったが、よくこの1分56秒台に対応してきた。

クレーキングに対して上り3F値では譲ったものの、内に進路を切り替えて伸びたラスト1Fでのスピードはこの馬が一番だった。

そのクレーキングは全般若干外ロスがあったのは事実だが、それでもカナルビーグルを少し甘く見過ぎていたと思うところ。

 

そして、3着メイショウズイウンが自らのまくりで後半水準を押し上げ、そしてトータルもハイレベルにまとめていてある意味では最も強い内容。

瞬発力勝負と上りスピードでは上位2頭に劣っていたはずで、その意味でもこのマクリ策は必然と言えば必然ではあったが、それでも馬がよく最後までもったなと感心するばかり。

とりあえず、この馬までは出世濃厚な「’25ユニコーンS組」ということに。

 

3馬身離れた4着以下では、各馬2勝クラスくらいまでは今後活躍してきても不思議ない馬も多く含まれると思うが、▲テスティモーネ(8着)を注目株としておきたい。

レースとしては、メイショウズイウンやクレーキングと同じような競馬をして沈んだものだが、直線ラストももう一度伸び返してみせていたように1.8秒差ほど悪くはなかった。

2,3着とは現状の体力差が出た感じだろうし、また改めて真価を問いたいところ。

もう少し、気の利いた立ち回りひとつでこの日も掲示板はあって良かった。