【アーリントンカップ 2024 レース回顧・結果】想定外やな、そらそうよ

――おーん、スロー、おーん、あーりんとおーん（笑）

4/13 アーリントンカップ　▲不的中

①馬場は、通年平均比-1.0秒/1000mに近く速い状態で、内外については顕著なバイアスはなし

②前半1分00秒9の超スローと言っていい入りから、12.1 - 11.1 - 10.7 - 11.4と重賞としては大幅急加速＆ラスト高速を目立たせての1分34秒1決着

③後半のラップだけ切り取って好評価を与えたとしても、好レベルイヤーの水準には到達しない標準戦とみられる

④評価すべきはもちろん待機勢ではあるが、この日の馬場が内外ではなく上りを使えたもの勝ち的な状態だったことも注意しておきたい一戦

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡8着

序盤、口を割って掛かってしまったことが敗因。戦前から「テンションはギリギリ」といった談話が聞かれていて、それを承知の上でここでの単勝3倍台後半（2人気）でも本命視したことを覚えておくのみ。

勝った▲ディスペランツァは、レースぶりだけ見ればよく差し切ったというところ。

ただ、スローであの位置からになって厳しいところ、前走から大幅にレベルが上がることなく実質2勝クラス戦で決まってくれて相当助かったという見方にしておかなければならないか。

少頭数でもない中で、差し馬のこの馬がモレイラ騎手で抜けた人気に推されていなかった（本来なら、前走内容からもっと抜けた1人気になるべき場面、他(ジュンV、シヴァース)が売れていた）あたりを、次以降は覚えておくべきだろう。

強い競馬で勝ったが、ここを負けた馬たちとの重賞での再戦で抜けているかは、凡戦Vでもあったため微妙という位置づけ。

◯シヴァース（9着）は、直線勝負所から完全に前が壁になる不利で度外視戦。

その不利前後の手応えからは、やはり重賞で戦っていけるいいものがありそう。

この日は、返し馬からテンションも異常だったと鞍上は語っていた。

ほか、キレ負けした組も後方から外を回した組も額面からどうこう言えるものはなく、◎同様に掛かってひっちゃかめっちゃかだったグローリーアテイン（14着）だけ、変わり身余地だけはあるよということで触れておくことに。