――その「2F勝負」質がハッキリしているので、あとは真逆の年の「マイネルスフェーン」要員を抑えるか否か。
ただ、その要員も今年はブラックホールになりそうだし......
目次
- ホープフルS 2019 レース概要
- ホープフルS 2019 枠順
- ホープフルステークス 2019 過去のレース傾向
- ホープフルS 2019 レース傾向分析 考察&まとめ
- ホープフルS 2019 予想印は!?ホネ的注目馬!各馬評価まとめ
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ホープフルS 2019 レース概要
ホープフルステークス G1
2019年12月28日 5回中山9日目
発走時間:15:30
中山 芝右2000m
サラ系2歳オープン
2018年優勝馬:サートゥルナーリア 牡2 2:01.6 M.デムーロ
ホープフルS 2019 枠順
ホープフルステークス 2019 過去のレース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※コースとしては、瞬発戦と平坦戦5分5分といった条件だが、このホープフルSとしては(G2となった14年以降)、レイデオロが勝った16年以外は全て、12.1-11.5-11.7などのようなラスト2F部分で急加速の入る瞬発戦に
該当馬➡➡➡ラスト2F急加速戦勝利実績馬は、オーソリティ(函1800)、ガロアクリーク(東2000)、コントレイル(東1800)、パンサラッサ(京2000)、ラインベック(名1600)、ワーケア(東1800)、ヴェルトライゼンデ(京1800)
※加速ラップでのV経験実績は強み
該当馬➡➡➡ヴェルトライゼンデ
※レースの上がりがラスト2F22秒台以下でのV実績も有利に働く
該当馬➡➡➡オーソリティ、ガロアクリーク、コントレイル、ナリノモンターニュ、ラインベック、ラグビーボーイ、ワーケア、ヴェルトライゼンデ
といった感じ。
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ホープフルS 2019 レース傾向分析 考察&まとめ
基本的には前半がゆったりと流れ、コーナーも慎重に回っての、上がり3Fどころか上がり2Fの脚比べになることが多い一戦で、これが崩れたのは冒頭に挙げたレイデオロVの16年のみ。
そのレース質から、ポイントになるのは、「加速ラップでのV経験実績」と「レース上がりがラスト2F22秒台以下でV実績」の2点。
平均的なホープフルSラップとなった昨年も、この2点いずれかの該当馬が「ニシノデイジー、アドマイヤジャスタ、サートゥルナーリア、ハクサンタイヨウ、ブレイキングドーン」の5頭のみ(うち4頭が1~4番人気)という状況で、その1~4番人気4頭が掲示板、の結果となっている。
あとは、「新馬勝ち直後(の穴馬)」パターンで人気以上に健闘してくるケースも多いが、この場合にも「加速ラップでのV経験実績」「レース上がりがラスト2F22秒台以下でV実績」のどちらかを満たした馬による好走が全てとなっていて、やはり終い2Fのラップに目立つものがあった馬というのが素直に評価対象となる。
ちなみに、先述の16年で2着したマイネルスフェーン以外は全馬「加速ラップでのV経験実績」「レース上がりがラスト2F22秒台以下でV実績」条件で買える。
そして、そのマイネルスフェーンは、この年の流れてタフな展開を、これまでにレース上がり36秒台での3度の3着と、うち1回は加速ラップのレースでの3着という経験の持ち主で、道中一切緩まない超持続力展開を想定するなら(かなりレアケースだが……)、このタイプ(36秒台での好走が多く且つ加速ラップ好走をともに満たすようなタイプ)を狙うのもありなレース。
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ホープフルS 2019 予想印は!?ホネ的注目馬!各馬評価まとめ
まず、何といっても「コントレイルとワーケアの対決が見られる」というのが、今回の大きな目玉。
そして、逃げ馬らしい逃げ馬は見当たらず、今年もなかなか16年のような締まった展開を想定するのは難しいと思っていたところ、さらに4頭も回避馬が出て最終的には13頭立てに。
2F勝負を描く。
コントレイルについては、今回「本当に誰が乗っても勝てる?」を問われる一戦(ごめん、福永様)。
前走に関しては、まあ、ど派手でこんな感じ→東スポ杯2歳S回顧編。
要するに、2歳のこの時点では過去に類を見ないくらい優秀な前走だったという。
この2歳暮れの時点なら、まだまだ杞憂に終わる可能性のほうが高いと思うが、前走で個人的にも「将来はスプリント路線まで距離を詰めるのでは?」と感じたこと、福永騎手が「スピードが勝っているタイプなので、距離はやってみないとわからない」と新馬戦後に漏らしていて、今回同鞍上に戻ることも含め、あくまで連有力候補のうちの1頭に止めておく。
そのコメントの懸念を100%丸出しにして慎重に運び過ぎて、レースがスピード決着にならなかったら、もしくは制御不能の暴走モードになれば飛んでもおかしくないとさえ思っている。
ワーケアは、もちろん馬自身もこれまでの稍重→重での2戦のみでいきなりの良替わりでも何の心配もいらないくらい強い。
何より、鞍上と父ハーツクライという点が、今年のラストを締め括るにもシックリくる感が非常に「怖い」(←穴党としては、の意)。
今回、さすがのルメール騎手でも1番人気は譲りそうだが(というか、むしろその逆で「いくら福永Jでも1番人気譲らず」と言うべきか)、そのルメール騎手としては超絶気楽な立場の2番人気というのも「怖い」(← 〃 )。
前走は、いくら高速馬場の当時の府中とはいえ、重のアイビーSで1分48秒1の時計はあからさまに優秀過ぎる上に、ラストは11.7 - 11.1 - 11.2と(特にラスト2Fが速く)驚愕の内容。
そして、それをほとんどまともに追うところなくの大楽勝でマークしているのだから恐れ入るというもので、典型的なホープフルSラップを想定した場合、最も切りづらい印象。
今回の中間も確かに陣営が言っての通り、「デビュー以来こんなにしっかりとやったのは初」という内容になっていて、要は今までが舐め腐った状態でのレースだったことの裏返しともとれ心強い。
恐らく、(ディープ産駒の姉たちがキレ劣勢タイプの戦績からも)関係なくこなしてくるだろうとは思うのだが、(万一)レアパターンの持続力勝負展開になった場合には、もしかしたら初めての流れということで隙も出てくるかもしれず、このあたりが重箱の隅。
ただ、とにかく、前走後鞍上が「楽しかった」とコメントした点が非常に印象的な馬であり、個人的には「ワーコワ(怖)」な今回(......年の瀬に、本当に申し訳ない(笑)m(__)mm(__)mm(__)mm(__)mm(__)m)
これら2頭を信頼するか否かだが、最終的にはやはりオッズ次第。
……なのだが、前週のアーモンドアイの一件で多少なりともオッズに隙が生まれてくる(特に連系や、この2頭セットの組み合わせ)可能性もあるのではとみている今週は、その「疑心暗鬼」状況に注視していきたいと考えている。
ただ、2020年を「終わってみれば人気に屈したクソ予想」と振り返ることにだけはならぬよう、さすがにどちらにも本命は打たず「らしく」◯ワーケア、▲コントレイルとし、相手本線と2頭軸での3連複なども「JRAプレミアム」週状況も踏まえ直前のオッズとの相談でアリか?(もしかしたら◯▲へのワイドのみ勝負とするかもだが)。
◎ヴェルトライゼンテ
そんな中での、2019年ラスト(重賞)の本命◎はヴェルトライゼンテ。
前週兄が奮闘した今の馬場でという点も含めちょっと軽視しづらい1頭。
前走は時計的には例年の萩Sと比べるとだいぶ掛かっているが、当日は重スタートから稍重に回復しての+0.5~1.0秒ほどの馬場という点(同日11R開催のスワンS回顧参照)を考慮すると決して悪くはない水準。
むしろ、18年サートゥルナーリア(良/前半1000m通過61.6秒)、17年タイムフライヤー(重/同60.1秒)の2頭との比較で、指数的には上と言っていいものとなっている。
初戦が、重の小倉での新馬戦でのものとはいえメンバー中唯一の「加速ラップV」該当ケースでもあり、萩Sは「ラスト2F22.5秒」の流れを上り最速で封じ込んだ一戦。
初の良馬場にしては過剰人気サイドではあるが、それでも人気以上を期待したい。
ちなみに、その良替わりに関しては、前走の鞍上スミヨン騎手は「少し馬場を気にしながら走っていましたので、良で走らせたい」とコメントもしているらしい。
そして、今回ノーザンF勢の中での「本命選択肢いくつあんのよ?」という点も、やはり今年を表す象徴的な材料だけに重きを置きたい。
あとはやっぱり、O.マーフィー騎手にホープフルを感じて・・・☆
◯ワーケア
▲コントレイル
見上~げてごらん~、上に~書い~たよ~~(上記の通り(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎)
☆ブラックホール
☆ブラックホールは、札幌2歳S◎だった馬。
当時の予想編にも書いた「不在」状況は、ある意味では今回も非常によく似たケース。
要は、下記のような回顧編記載の備忘録が今回もヒントになる、そう見立てると浮上してくる存在。
ラスト1ハロンで加速した勝ち鞍を持つ馬不在の状況でも、「余力をもって、それ(ラスト1F加速ラップV)に近しい(=減速なしラップV、またはラスト0.1秒減速ラップで(余裕を見せての)Vなど)勝利歴を持つ」などに応用は効く重要ポイント
残念ながら、鈍重なので正直非洋芝初戦は心配も大きいのだが、13頭立てと少しでも小頭数になってくれたのはこの馬にとっては良かった(枠は......だが)。
最後方から大外、もしくはイン突きして詰まるは覚悟の上で。
裕紀人も、きっとホープフル。
△ブルーミングスカイ /△オーソリティ / ×ラインベック
△ブルーミングスカイは、最終的にはパドックを見て(◎の初東上パドックとの比較も行って)、もしかしたら◎にするかもしれない馬。
調教編にも書いた通り、この馬の1週前追い切りを中心とした上昇ぶりはかなり期待できる内容で、この馬としても非常に不甲斐ないパフォーマンスだった前走(黄菊賞)は、明確に前・サイドと囲まれて追い出しが遅れてのもの。
そもそもこの馬に関しては、反応の良さを身にまとって今回馬が変わっているとみているし、全姉トーセンブレスが中山の鬼(と信じている血統)という点も良いと思っている。
△オーソリティは、2F22秒台以下実績はもちろん、調教内容・過程をトータル評価して。
相当な株価急落×ラインベックも、1Fでも距離が伸びたここは必要以上には嫌わずで。
ただし、最後の最後に書いておくと、本来の本命馬は上の中にはいない。
阪神6Rに出走を決めたディアマンミノル、その馬こそが今年ラスト◎のつもりだったのだから......そう、本当のホープフルはこっちだったりするかもしれない。。。
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あらら、夜間に降雨の札幌(新潟もそうみたいですが)、また今小雨が。。。
— yosounohone (@yosounohone) 2019年8月25日
どうやら、この後昼ぐらいまで小雨が降り続いての、キーンランドCとなって、イコール稍重まま、ということになりますでしょうか。
稍重だと、道中緩んでの平坦戦にまでなるケースが多いんだよな~このレース。
むしろ細く見せていると言ってしまっても良いくらいだな、サルサディオーネ。
— yosounohone (@yosounohone) 2019年8月24日
それより、よっぽど増減なしのホーリーブレイズのほうが、2ケタ馬体増感を醸し出しているというww
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