競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ホープフルS 2021 レース回顧・結果】また一頭

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ホープフルS 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 キラーアビリティ 2:00.6 35.8
2 ジャスティンパレス 2:00.8 35.7
3 ラーグルフ 2:01.0 36.0
4 フィデル 2:01.1 35.4
5 ボーンディスウェイ 2:01.1 36.5

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 ホープフルS 2021

 
12/28 ホープフルステークス ◯的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
相変わらず内優勢ではあるものの、野芝開催期を除く通年平均比+0.5秒/1000m程度と、若干日曜より鈍化(北寄りの風は日曜よりもおさまっていたにもかかわらず)
 
前半が60.1秒と流れたにせよ、2分00秒台決着は古馬3勝クラス級まである非常に時計的内容の濃い一戦

12.2 - 12.2 - 11.7 - 12.4となって、動き出しが遅くなって瞬発戦になっているあたりはこのレース(2歳戦)ライクだが、それを除けばどの区間も平均上といった感じ

近年では19年(コントレイル)を除く、どの年よりもハイレベルな上位勢という走破タイム

 

 
 

ホープフルS 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

キラーアビリティ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

馬体重、パドックと見届けて、無事に初長距離輸送などの課題クリアを確認して安心して見ていられた。

前(▲ボーンディスウェイあたり)も相当良い競馬をしている中で、まあ良い瞬発力であっさりとラスト2F目で抜け出した。

その後のラスト1Fからも全く寄せ付けない横綱競馬で、着差以上に余力を感じた中での1馬身半差V。

ようやく、イクイノックスに歯が立つ存在が表れた印象で、キラーアビリティのみならずラーグルフあたりまで含め、1強状況ではなくなって面白い牡馬戦線になってきた。

 

 

◯コマンドライン / ×ジャスティンパレス / ラーグルフ / マテンロウレオ 他

◯コマンドライン(12着)は、スタートで後手を踏んで最後までスムーズさを欠いた上に、直線勝負どころでは前が壁になってジエンド。

リズムが悪すぎて全く競馬にならず、この距離での能力値も図ることすらできない一戦となってしまった。

ただ、道中でも大して前との差を詰めていけなかったところを見ると、この好タイム決着ではやはり前に行けていたとしても微妙だったか。

次、ルメール騎手に捨てられ、かつ横山武史でも福永祐一でもないところへ乗り替わるようなら、今回で化けの皮が剝がれたとみたい。

 

2着×ジャスティンパレスは、ラストは内へ外へとふらついてまだ幼いところを露呈しながらも、非常に頑張っていてびっくり。

初の多頭数、そして瞬発戦とはいえかなりタフな前傾戦となっても、ここまで抜け出してくるとはなかなか強い内容。

2分00秒台をこの日の馬場でマークできていれば、少なくともクラシック候補は確実だろう。

 

3着ラーグルフは、またこのキャラクターで銅メダルというあたりからして地味なイメージしか残らず、それでいて例年なら世代王者に立っていてもいいくらいの高レベル内容で非常に良い。

とはいえ、クラシックではどうしてもそのハイレベル世代同士で苦しむかもしれないのは当然だが、古馬になってからも楽しみな存在。

 

 

あとは、このレースでは分かりやすく、忘れてはいけない存在がいてその馬たちに触れておけばいいだろう。

いずれ劣らずなポテンシャル十分に示していたとみる、マテンロウレオと☆アケルナルスターの2頭。

いずれも、末脚で魅せたがマテンロウレオは2戦目初東上で外に持ち出しての内容で立派、☆アケルナルスターは4コーナーでの位置取りからしてもさらに一枚上のキレを見せつけた上に、いつも言うようにマテンロウレオなどと違い外で目立っていない点でも面白い。