競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【阪神カップ 2021 レース回顧・結果】消耗戦にまで突入して強かったグレナディアガーズ

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阪神C 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 グレナディアガーズ 1:20.3 34.0
2 ホウオウアマゾン 1:20.6 34.6
3 ダノンファンタジー 1:20.6 34.7
4 タイセイビジョン 1:20.7 34.1
5 サウンドキアラ 1:20.8 34.5

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 阪神C 2021

 
12/25 阪神カップ △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
最終週で、(野芝開催期を除く)通年平均比+0.5秒/1000mあたりの状態まで時計は鈍化
 
ただ、一方で内を大きく空けるようなシーンはあまり見られず、満遍なく劣化したことで大外に持ち出すよりは距離ロスを抑えてという騎乗が多くみられるなど、極端な外優勢馬場ではなかった様子

前半が流れ、11.0 - 11.2 - 11.6 - 12.2の消耗戦で後半も好水準でまとめての1分20秒3決着でなかなかタフな一戦

近年のこのレースの良でのものとしては、久しぶりとなる1分20秒台だが、馬場を思えばグランアレグリアレベル(19年)とは言わずもダノンファンタジーレベル(20年)には十分到達していたとみられる

 

 
 

阪神C 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ケイデンスコール

予想➡➡➡

結果➡➡➡9着

荒れた内を通りながらも、終いの脚は目立っていただけに前半の位置取りが悔やまれる。この日の馬場状態的にはそれが全て。

またここからの距離延長×平坦戦替わりで注目しておきたい。

 

 

サウンドキアラ

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

消耗戦まで突入し、レース上り35.0秒は若干タフすぎたか。

外を回して伸びは示していたが、上位勢を脅かすほどには至らず。

この馬は、位置取り的には悪くなかったと思うが、どちらかといえばこの日の馬場では大外を回していては厳しい状況で、横位置が良くなかった。

 

 

△グレナディアガーズ / タイセイビジョン 他

そうした状況下で、△グレナディアガーズは非常に強い勝ち方。

後続との差も、唯一外を通して上位にきている点もここでは抜けていたという内容。

あとは、1400mでここまで流れても、C.デムーロ騎手をもってして3コーナー過ぎ持っていかれそうなほどコントロール難が出てしまっている点だけ。

ポテンシャルはかなりと認めつつも、諸刃の剣。腕っぷしの強いジョッキーでないとここからも、その能力を持て余してしまう可能性も十分。

マイルG1で再び輝きを見せなければいけない馬だが、1400mベストの馬で終わってしまうリスクも無きにしも非ず。

 

他では、勝ち馬から0.3秒離されたホウオウアマゾン、ダノンファンタジーは、持てる能力からして評価するほどのものではなかったと思っているが、4着タイセイビジョンはなかなかな内容。

このあたり、消耗戦寄りの特性と位置取りの2要素が上手くハマったというのもあるだろうが、前走といい今走といい今よほど状態が良く、荒れた馬場も合うのだろう。

 

△ソングライン(15着)、△ルークズネスト(17着)の大敗3歳勢は、ともに「さあこれから」というところから全く伸びなかった。

ソングラインについては、この枠なのに揉まれ弱いところをモロに露呈するような競馬。

ルークズネストについては案外乗り難しいところがあるのかもしれない、テン乗りが響いたか。

両頭とも、今の荒れ馬場が全く合わなかったということもあったかもしれないが。