競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【マイルチャンピオンシップ 2021 レース回顧・結果】集大成は、3歳春を思い出す...

f:id:yosounohone:20211122111311j:plain

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

マイルCS 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 グランアレグリア 1:32.6 32.7
2 シュネルマイスター 1:32.7 32.9
3 ダノンザキッド 1:32.8 33.0
4 インディチャンプ 1:32.8 33.2
5 ホウオウアマゾン 1:33.0 33.7

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 マイルCS 2021

 
11/21 マイルCS △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
1つ前の武田尾特別(2勝クラス1800m)の時計の出方を見ても、乾燥と馬場の硬化も手伝ってか、ここにきて1000m換算で-0.7秒前後(野芝開催期除く)の状態へと高速化した印象
 
内が傷んでいて外も伸びるのは事実だが、開催6日目で明らかに高速化したように前や内を通って粘り込みやすい状況になっていたとみられる
 
この状況下、前半3F35.6秒、同5F59.3秒は明らかに緩いペースで、結果として11.7 - 11.1 - 10.7 - 11.5(レース上り33.3秒)という、グランアレグリアが勝利した”19桜花賞並みの高速上り戦となった
 
走破タイムも示しているように、残念ながら20年より凡戦、G1として微妙な決着という一戦
 
 
 

マイルCS 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

サウンドキアラ

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

良い位置から運んで、予想通りの瞬発戦になったのは良かったが、ラスト弾けず8着に終わる。

負け方からして、ここまでの上りスピード特化戦では向かなかったということだろう。

 

 

グランアレグリア

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

レース全体のところにも書いたが、1度やったこと(桜花賞V当時の流れと近似)を、この馬にとっての大得意舞台でできればそれは勝つだろうというところ。

外枠は良かったものの、それでもこのローテでの単勝1倍台では対抗◯までが精一杯だったので、個人的には仕方なしだったかなというところ。

ただ、古馬になってからのグランアレグリアは常々書いてきたように“現役最強平坦馬”だったわけで、ここで急流戦で見せたパフォーマンスはそんなに大したパフォーマンスではなかったが残念に思う必要はないかなというところ。

むしろ、残念に思うべきは負けた組のほう(特に、本来この日のような瞬発戦でこそという馬)。

 

 

▲ケイデンスコール / △ホウオウアマゾン / ☆ロータスランド / シュネルマイスター / ダノンザキッド

▲ケイデンスコール(10着)に関しては、この展開を後方から行くことになってしまった平坦戦型なので、ミスマッチ競馬もいいところ。

鞍上も「まだ本調子ではない」とコメントしているようだし、また改めてというところ。

同じ阪神でも、阪神C&阪急杯での持久質ラップで真価ということになるか。

 

あと、これは推測でしかないが、荒れてきているのは見た目に事実で、ジョッキーたちも「内は伸びない」と見ていたと思うが、実は内ラチ1頭分を除き内も伸びる状態だった可能性があったこの日。

◯グランアレグリア以外の上位がなんだかんだ軒並み内を伸びてきた組であったり、他のレースを見ても外回りでは案外内も健闘するシーンが見られたりと、個人的にはその疑念がぬぐえない。

その意味で、△ホウオウアマゾン(3歳で最内ラチ沿いを通っての5着)、☆ロータスランド(グランアレグリアとほぼ同じ外を通って、上りスピード負けして12着)の2頭は甘めに見ておきたい。

 

△ホウオウアマゾンは、あの態勢から内ラチ沿いでサリオスを差し返していることに驚いたし、☆ロータスランドは下がってきたグレナディアガーズと伸びてきたグランアレグリアがカットインしてくる間で窮屈になってもいた。

 

2着シュネルマイスター、3着ダノンザキッドは、ともに3歳で△インディチャンプに先着したことは評価に値。

特に、シュネルマイスターは瞬発戦決着で連対圏にまで入ってきたというのは能力の証だろう。

4着インディチャンプもこの瞬発力勝負を苦にしたことは事実だが、シュネルマイスターも同類項キャラでほぼ等しくマイナス展開だっただけに強かったと思っている。

もともと「勝ち切りにはレース上り34秒台後半を願うタイプで条件真逆」というのが今回のこの馬への評価だったので、想像以上だった。