競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【安田記念 2022 レース回顧・結果】フルゲートの悲劇

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――個人的には……惑わされたわぁ「そうはいっても18頭立て」に(馬場レベルに大差ない、先週日曜の未勝利マイルの前半5F通過58.5秒乙!)。

安田記念 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ソングライン 1:32.3 32.9
 2 シュネルマイスター 1:32.3 32.9
 3 サリオス 1:32.3 15.7
 4 セリフォス 1:32.4 32.8
 5 ファインルージュ 1:32.5 33.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 安田記念 2022

 
6/5 安田記念 ◯的中(☆-△シュネルのワイドでトリガミは回避)
 
 
レース全体のふり返り
 
馬場は通年平均比-0.5~-1.0秒/1000mとみられ、馬場の中ほどがベストも大きな内外バイアスはなし、といった状況
 
この馬場レベルでの前半58.7のどスロー(8R1勝クラス13頭立てが同57.9秒)、直線横一線の状況、レース上り33.6秒(前後半3F差+1.1秒)、1分32秒3の低速決着、のいずれからも緩み過ぎたG2級レベル戦が窺える

12.0 - 11.2 - 11.0 - 11.4の瞬発戦ラップが示すように、これだけヨーイドン戦になると、位置取り以上に、直線での特殊な脚の速さ(新馬戦などのように)やどれだけスムーズに進路が空いたかなど、実力とは別の要因で決着した可能性が高い

 

 

 

安田記念 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ロータスランド

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

「この騎手だけに発馬をミスったら、レースが流れないだろうし、その瞬間に終わる」とした部分が現実のものとなってしまったので致し方なし。

隣のダノンザキッドに先に行かれている場合ではない。

幸いなのが、自身は悪いところが出た一戦で、決着レベルが低調、かつ決して馬場の伸びるところを通れていなかったというところで、仕切り直し戦で即見直せる部分。

 

 

サリオス

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

パドックを見届けて買う価値ありと判断し、買い目に追加。

巨漢馬で前年と異なる外枠で絶好、D.レーン騎手の早仕掛けがようやく炸裂しそうな展開で絶好、といろいろと噛み合った。

外目からスムーズに、一切ブレーキを駆けずに早めにエンジン点火を促すスタイルがやはり合う。

そして、自身の馬格のこともあるが、58キロでの経験というのも同じようにアドバンテージになったか。

低レベル安田記念の3着ではあるが、今回は「暑さに弱い」など陣営トーンも上がらずの本調子手前でのものだけにまずまず。

レースとしては、現状のこの馬の能力値で、新馬→サウジRCと上り33.1秒をマークして当地連勝した時と同種の質感(でこの馬に合った)、というところ。

 

 

勝った△ソングライン、2着△シュネルマイスターともに、時計的には全く価値のないパフォーマンスとせざるを得ない。

超異例の安田記念で、自身最速(シュネルは最速タイ)をマーク、そしてレース上りを0.7秒上回るものであったこと、などが力の証として、とりあえず決着レベルに関しては“流す”べきか。

着差つけられず、パフォーマンスが上がり切らず、はこの展開でこのタイプでは致し方なしということで。

 

その観点で、以下の3頭には注目しておきたい。

まず、キレ負けするのは分かり切っていたダノンザキッド

形としては、あの形で仕方なかっただろうし、それでも逃げたホウオウアマゾンが溜め逃げにもほどがある、というのに付き合わされたのだからこれもまた不運。

それでも、苦にする流れで残り100m以降もきっちり抵抗していた姿には見どころがあった。こうなってくると、THE安田記念(ペース)というのは訪れないのかもしれないが、G2以下の前傾戦で十分復活劇があって良い。

そして、進路が全くなかったソウルラッシュに、こちらも蓋をされっ放しで実力の8割も出せなかった印象の△イルーシヴパンサーといったところが不完全燃焼鮮明。

この2頭に関しては、挽回どうこうというよりも、度外視ד追試”で、早速次戦から見ていきたい存在。

 

 

とりあえず、馬券的には1年越しのサリオス(昨年◎)の夢が叶った分でほぼトントンで切り抜けることはできた一戦。

勝てない可能性のほうが高いと見ていて、しかもそこまで複勝勝負に自信が持てるほどでもなく、実際に3着に敗れているわけで、まあ“痛み分け”くらいで納得のところだが、週半ばから目を付けていて本命にまで出来なかったのはちと残念。