競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

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【安田記念 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 9年ぶり

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――もっともそこは、『安田伊左衛門生誕150周年記念』でもあり……だからなのか。

目次

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安田記念 2022 レース概要

 

 

安田記念 G1

2022年6月5日 3回東京2日目

発走時間:15:40(予定)

東京競馬場 芝1600m

サラ系4歳以上 オープン

2021年優勝馬:ダノンキングリー 牡5   2:22.5 川田将雅

 

 

安田記念 2022 枠順

 

 

 

1 1 カフェファラオ 牡5 福永祐一
1 2 ヴァンドギャルド 牡6 岩田望来
2 3 ロータスランド 牝5 デムーロ
2 4 ダノンザキッド 牡4 川田将雅
3 5 ホウオウアマゾン 牡4 坂井瑠星
3 6 カラテ 牡6 菅原明良
4 7 ファインルージュ 牝4 武豊
4 8 イルーシヴパンサー 牡4 田辺裕信
5 9 シュネルマイスター 牡4 ルメール
5 10 エアロロノア 牡5
6 11 カテドラル 牡6 戸崎圭太
6 12 ダイアトニック 牡7 岩田康誠
7 13 ソングライン 牝4 池添謙一
7 14 ソウルラッシュ 牡4 浜中俊
7 15 セリフォス 牡3 藤岡佑介
8 16 レシステンシア 牝5 横山武史
8 17 サリオス 牡5 レーン
8 18 ナランフレグ 牡6 丸田恭介

 

 

 

安田記念 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

 

コースとしては、8割がた瞬発戦ラップを刻む何はともあれ瞬発力といった条件だが、安田記念は17年のような瞬発戦決着2に対し平坦戦7(そして18年は消耗戦)と、異質な平坦主流レース。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.0-11.4-11.6-11.9)が定義

コースではなく、レース質に合わせればカラテソングラインファインルージュが3強。

 

追い切りからの最終評価順は、イルーシヴパンサーを不動のトップに、若干入れ替えて、2位評価タイにエアロロノアレシステンシア、3番手グループにダノンザキッドソングラインとする。(6/5 8:30追記)

 

 

 

安田記念 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

前年12月以降にG1出走ありの馬が連軸中心

該当馬➡➡➡カフェファラオ(ダ)、サリオス、シュネルマイスター(海外)、セリフォス、ソングライン、ダイアトニック、ナランフレグ、ファインルージュ、レシステンシア、ロータスランド、ヴァンドギャルド(海外)

 

「①前走4着以下でG1・5着内経験なし」「②前走京王杯SCで上がり3位以下」「③前2走ともに8番人気以下」「④前走(海外除く)1秒以上負け」「⑤前走10番人気以下」に当てはまる馬は好走ほぼ困難

該当馬➡➡➡エアロロノア、カラテ、ダノンザキッド、ワールドウインズ

 

といった感じ。

 

 

 

安田記念 2022 レース傾向分析&考察

 

 

 

基本的には、コース特性とは違ってハイペースからの平坦戦が濃厚な一戦で、持久力タイプのための舞台。

ハイレベル決着も多く、前年12月以降のここ半年以内に路線は別としてG1出走経験のある馬が近16年中15年で連対馬を輩出している。

 

あとは、G1格での善戦実績を持たない前走非好走馬や、大敗&人気薄明け勢の不振などあるにもかかわらず、ここ2年を除けば案外一筋縄ではいっていない印象のあるレース。

2つ目に挙げた項目のうち、すべてここ20年ほどベースで集計しても、①~④は1頭のみ、⑤のデータに至っては好走0となっている。

 

+1.0、-0.1、+0.6、-0.3、-0.5、+1.1、-0.4、-2.6※、-0.6、-1.2、-1.1、-1.8

上記は2010年以降の安田記念の前後半3F比を新しい順(+1.0が昨年)に並べたものである(※付きは不良馬場の14年。+表記は後傾戦を示す)。

安田記念に馬が集まらない、NHKマイルCあたりよりも安田記念が流れない症候群になっている、とは昨年記事参照の部分だが、上記のように並べてみてもその2点が顕著に表れている。

ただ今年は、特別登録段階から21頭と13年以来9年ぶりに国内馬だけで20頭を超えてきた。

若干、徹底先行キャラが手薄なのはどうかも、ここを使った馬たちの先々も含めて楽しみな一戦となりそう。

 

 

 

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安田記念 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

今週は久々に空模様を気にしつつの構想に。

 

 

シュネルマイスター / ファインルージュ / レシステンシア / ロータスランド / イルーシヴパンサー / ソウルラッシュ

シュネルマイスターが、ここは不動のトップ。

グランアレグリア級がいないのなら、その心配もする必要はないのかもしれないが、あるとすれば府中で瞬発戦×レース上り33秒台戦の2重苦で逆転を許すパターンか。

一応、ここまで府中では平坦戦のみ、上りも速いうえに急加速戦という場面で良さが出るタイプには見えないところはある。

そして、今回ガンガン飛ばすマイルの逃げ馬というのも不在で。

(好メンツでそれが起こってしまうというのは)残念なことだが、あまりにも遅い流れ過ぎて、決着レベルが下がり過ぎるような安田記念だと、また1番人気連敗のバトンリレーにひと役買ってしまうかも?!

雨馬場に関してやったことはないが、2000mを使った弥生賞当時の馬場であれだけやれる、母父サドラー入りの欧州血統馬ならほとんど心配はいらないか。

加えて、前述の通り、極端な上り高速化を回避できるのならむしろ少しの渋化は好都合かも。

 

 

ファインルージュは、現状ここで単独2位まである脚力の持ち主。

前走は、さかんに言われるであろう「躓き」だけではない、2重苦、3重苦を抱えてのもの(詳しくは、ヴィクトリアM回顧編参照)で、極めて強い内容だった。

能力発揮なら、連対圏確実視も可能。あとは、在厩調整がどう出るか。自身としても、中2週という短い間隔でレースに使うこと自体初で、そこが今回の最大のポイントになりそう。

 

 

レシステンシアも、脚力としてはここでも上位。

そのヴィクトリアMは番手から進めて、18番人気馬を危うく捕まえ損ねたように、溜め殺しで能力を発揮できていない中での3着。

さすがに、府中マイル3戦連続低速ペース泣きを反省して、玉砕覚悟の“逃げ”で真髄を見せにきてほしいが、今のところ陣営談話からは「逃げたい馬がいれば、番手でも」などのらりくらりな感じ。

ここからは、前走で期待も込めた(詳細、ヴィクトリアM回顧編参照)鞍上がその通り、吹っ切れて一転ハイペース牽引をする前提で話を進めるが、その場合あとは馬場の前残り度合いで連対圏まで可能と思っている。

渋った馬場はこなすし、普通の良では差しが効きやすい今の府中なら、雨で多少変調してくれたほうがプラスになるとみる。

逃げて、馬場アドバンテージの状況で、シュネルマイスターとのセットというのは十分にあり。

そして、実は今回の「番手でもいい」は、完全に煙幕なのではないか、と思っていたりする。

 

 

以下は、後述の連勝中ノリノリ4歳勢を含め、大差ないメンバー構成だとみていて、(水曜執筆の)現状で書き出すと相当な羅列に及んでしまうことから、前記レシステンシア(ヴィクトリアM)との対比で当時上に取ろうとしていたロータスランドだけそこに加えておく。

ロータスランドは、充実一途の5歳春で、M.デムーロ騎手テン乗りにも注目のシーン。

とにかく、2走前(+18キロ)からのパフォーマンスが優秀で、その京都牝馬Sを勝った時点で春はソダシやら、ソングラインを蹴ってこっちを本命にと目論んでいた。

直後の高松宮記念でのあのパフォーマンスにも驚かされたし、本当に強くなっていると再認識できた好戦だった(もっとも、その激走が無ければ、順調にヴィクトリアMを使い頂点に立てていたかもしれず、その意味ではちょっと口惜しいところなのだが)。

ここ2戦を見るに、平坦千四型として完成の域に到達している印象で、まさに同カテゴリのソダシ、ソングラインの上と考えても良い頃合いで、ここでも楽しみは大きい。

あとは、この重馬場の鬼に当日さらなる追い風が吹くようなら、もう馬券内1議席に迷う必要はないか。

 

 

イルーシヴパンサーは、ハーツ覚醒の一途の4歳春で、まだまだ強くなるであろう馬。

ここでも最上位級のファインルージュを、前走東京新聞杯で子供扱いして0.3秒差完勝するのだから通用して全然いい(当時のファインルージュは+16キロ、また斤量的にも同馬とは1キロ差ではあったが→今回2キロ差)。

良馬場での東京新聞杯で、10番手以下からの追い込みV、上り最速での勝ち切りともに近年初の出来事でもあった。

瞬発型ではない府中4連勝馬であり、比較的差せる今年の府中の馬場なら、期待は高まるところ。

あとは懸念材料は、初の58キロと流れが落ち着き過ぎてしまうこと、そして人気を集め過ぎてしまうことだろう(単6〜7倍以上とかなら悪くないとは思うが、5倍台からさらに売れていくようだと……)。

渋った場合も、3走前があるので極端に悪化しなければ問題ない。

当時並みの通年平均比+0.5秒/1000mあたりまでの状態なら、府中であれば難なくこなすはず。

ちなみに、その3走前は額面パフォーマンスや着差は、12頭立てもあって目立たないが、映像を見れば分かる通り余裕綽々でのもの。

 

 

前走のソウルラッシュは、「まず平坦戦マスト」「時計勝負回避(渋った馬場)」「まさかの行き切れずでこの展開」で、何もかも条件が揃っていた中で勝負のアヤ的勝利。2着ホウオウアマゾンとの差は無いに等しい。

当時は、通年平均比±0秒近辺、3分どころから外を通さないと厳しい内外バイアス×前優勢馬場で、さすがに馬場差を加味しても前年21年以下の様相(馬場差換算後で21年比+0.5秒は要したか)というもの。

展開どハマリ追い込みVだけに、普通なら嫌う回で、今回も少なくとも渋ってもらわないとなのだが……。

1週前あたりからの週末の天気予報を見るに、前走後に予見した部分(――本番でも“雨男”大発揮するようなら、それこそ目をつぶって単勝勝負でも良いのかもしれない。G1を勝つには「能力と適性だけではなく......」に全振りしてしまうということで。)が現実のものになりそうな気配も漂う。

本当にこの馬が出てくるというだけで雨馬場確定なのではとすら思えるような前走の強運発揮V明けだけに、レースの全貌を占う意味でも注目馬であることには違いない。

脚力的には、2~3頭ポテンシャルで抜けたのがいる以外、その他とは現状ではそう差は無く、安田記念で好走できるだけの位置にはすでに来ているとの見立て。

 

 

一応、今のところは記録的1番人気逆風に注目が集まる中で買いたい◎シュネルマイスターを、軸としてではなく単勝負キャラとして定めつつ、そこに◯ロータスランドと期待。

そして、上記未掲載どころからおそらく穴で狙えるサリオスは、馬格的にも多頭数ならこのクラスのジョッキーでないとという点でも、各種当日材料次第では対抗まで格上げの可能性を秘めた一頭として注目している。

 

 

↓↓↓以下、当日午前追記内容。

中伸び傾向以上に思ったほど高速化していない部分に、若干の違和感を覚えた土曜の芝。雨の降りだしは開催終了後とみられるので、朝時点のクッション値やら含水率にも表れての通り、一気のスピード馬場もあり得るだろうが、少なくとも「中ほどを差してくる馬VSスローペース便乗組」が現時点での見立て。

ということで、◎ロータスランド。この騎手で出遅れたら、流れないだろうしその瞬間に終わるだろうが一発狙いで。田辺騎手(☆イルーシヴパンサー)も迷うところだが、レースの頃にはもう少し前が効きだし、同騎手がかつて騎乗していた◎に届かない展開を想定中。サリオスも非常に気にはなっているが、陣営トーンがなぁ。。。 (6/5 11:20追記)

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

この時期としてはそれでも平均的なところだとは思うが、-1.0秒近い馬場にはなってきたか。緩いペース想定l込みでも1分31秒台前半の時計は求められそう。

「やっぱり」な瞬発戦になっても比較的対応の効く◎ロータスランドに期待しつつ、差しでは時計対応力を重視しての◯ファインルージュ、◎とセットも十分なこちらはペースアップ至上命題の▲レシステンシアを上位に。

当然、☆イルーシヴパンサー△シュネルマイスター△ソングラインらの差し切りも展開ひとつで可能だが、そこまで向く流れになるとは思えずで。(6/5 14:30追記)