競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ヴィクトリアマイル 2022 レース回顧・結果】躓かなかったソダシ

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ヴィクトリアマイル 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ソダシ 1:32.2 33.4
 2 ファインルージュ 1:32.5 33.4
 3 レシステンシア 1:32.5 34.1
 4 ローザノワール 1:32.5 34.5
 5 ソングライン 1:32.5 33.2

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 ヴィクトリアマイル 2022

 
5/15 ヴィクトリアマイル ◯的中(◯からの押さえ馬連のみ)
 
 
レース全体のふり返り
 
馬場は、この時期としては特段速いことはないが、通年平均比-0.5秒/1000mまでの状態で、大外一気が通用する前週のような内外バイアスはなし
 
ただ、それでもイン前は有利ではなく、3~4分どころ中位差しベストな感

前半3F34.7秒、5F58.0秒の比較的落ち着いた入りから11.7 - 11.1 - 11.3 - 11.8の瞬発戦
 
全体時計はともかく、良施行のこのレースで0.6秒もの急加速を刻むのは異例で、指数的に伸び悩む内容

 

 

 

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ヴィクトリアマイル 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

まず、レースぱっと見で、「このメンバーでローザノワールが後ろを離して直線か~」ということと「レシステンシアまた溜め殺しか~」という一戦。

 

 

アカイイト

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

後方から外差しになるのは想定通り、ただ上記一文が全ての展開(瞬発戦)泣きとなってしまった。

これだけ緩んでいるので、似たような上り数値が並ぶ中ではあるが、一応2位をマークしてくれたこと、(予想編で◎パートで引き合いに出した)シャドウディーヴァ(9着)に先着してくれたこと、そのあたりだけでも良しとしたい。

平坦戦ラップでの、前も苦しむオーバーペースでの豪脚一閃は、残念ながら夢と消えた。

 

 

ファインルージュ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

ラスト2F手前で躓いた時には、完全に終了したと思ったが……。

そこでほぼ同じような位置取りになってしまったソングライン(5着)を、差し返して2着するのだから強い。

鞍上の言う、「その中での2着は信じられません」は極めて冷静な的を得たものだったと思うし、あのアクシデントを経てのラスト50mからの伸びは、個人的にもかなりの見どころがあったとみている。

しかも舌を越しながら、不得手な瞬発戦、中山・阪神以外で。

2馬身差を逆転出来ていたかは不明も、あのシーンさえなければ勝ち馬☆ソダシともう少し接戦を演じていたはずで、悔しさの残る一戦は事実も、馬としては2重苦、3重苦の中で評価の上がる銀メダル内容だった。

 

 

ソダシ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

ガンガン飛ばしての平坦戦で、マークが厳しくなると見たが。

まさに、勝利の女神は今回ソダシに微笑んだというレース内容。

若干、上りスピード×瞬発戦で苦戦するべきところを、位置取りと舞台適性で上手くカバーした印象で、芝マイラーとしてはこれで瞬発戦3勝、平坦戦1勝の完全なる瞬発馬としての実績となった。

その一方、レースレベルとしては微妙だが、ソダシの場合いくらでも高速馬場でもっと上があるだろうし、心配はいらなそう。

 

 

レシステンシア

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

これで府中マイルでは、3戦連続低速ペース泣き。

さすがに、危うく18番人気を捕まえ損ねるような番手競馬はいけないし、ましてや1200m~1400mの典型的平坦戦型のこの馬で。

そんなタマじゃないと思っているので鞍上に対して普通のこと(前走の止まり方と自身不調で消極的になっている)はあまり考えないが、その逆で「この馬で前に行っては勝てない」を(意地でも今回)証明しようとしたことによるものか。

穿った見方は承知のうえで、この鞍上の肝っ玉を逆に信頼してみたい今後である。

とにもかくにも、馬は負けるべくして負けただけという一戦。

 

 

レイパパレ / ソングライン 他

“心の本命”△レイパパレ(12着)は、鞍上もそうだろうが、個人的にも非常に悔しい敗戦。

ただ、責任倍増となる鞍上に比べれば、1番人気という状況は、予想する側にとっては大ヤケドを負うことなく済んでおり、まだ救われているのだが。

スタートで躓いて、その後はかなり鞍上とバトルしてしまっていた素振りでもあったこの日。

自身初となる約2ヶ月間での3戦目でもあったことも含め、マイルに対してマイナス査定はまだ与えるつもりはないが、さすがにここからディープ産駒でさらに上がある感じは無くなってきたか。

 

ソングライン(5着)は、やっぱり鞍上もこの負け方を覚悟していたなというレースで散った。

予想編に書いた、ハイペースや内でのアクシデントが発生したりがない中で、意図的に下げて揉まれるのを回避するほうを優先して負けているのだから仕方ない。

こちらも3コーナーでは躓くシーンもあった。

2着以下とも概ね大差ない内容、かつこの日の馬場で内に進路を取って2〜3着に及ばなかったのも仕方のないところ。

ただ、2着ファインルージュは先述の致命的な直線のアクシデントを経ており、同馬との差は思ったよりも大きかった印象。

 

他、6着以下はこのレベルで掲示板組からも少し離されてしまっていたし、分かりやすく緩い待機勢&1800m以上適性組は届きようのないレースということで、良い意味での注目どころはないが、アンドヴァラナウトはこの展開なら負け過ぎ。

本来、この瞬発力勝負がベストで位置的にも、通ったコース的にも、脚力的にも、少なくとも前を4〜5頭は交わせていないといけない存在。

今日は、出走態勢も含めてこの馬のパフォーマンスを出し切れる状態ではなかったか。