【京阪杯 2021 レース回顧・結果】時計要すも好戦 - 競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜重賞予想と追い切り注目馬＆レース回顧】

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――力はあるんだけど時計が速くなるとね……という弱点が強みに変わった瞬間。

レース回顧　ジャパンカップ 2021

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11/28 京阪杯　△不的中

①超ロング開催の5回8日目（Aコース施行としては16日目）となるが、依然内や前の健闘が見られる状況

②時計的には、1000mあたり+0.5秒（野芝開催期を除く）ゾーンとみられる

③1分8秒8決着は悪くなく、前半が比較的ゆったり流れ前後半イーブンに近いラップを刻んだ

④ファストフォースが3着に粘り込んでいることにも表れている通り前が有利ななか、差してきた1～2着あたりは優秀で、付け加えるならこの日のように非高速馬場での適性でも上回ったか

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡5着

スタートを決めてレイハリアよりも前を取れてしまったのが誤算で、イメージの3列目ではなく2列目で直線に入る形になったのが痛い。

3着ファストフォースは交わせるかという手応えを見せ直線単独2番手のシーンから、最後は末脚で上回る組にも交わされ0.3秒差負け。

どちらにせよ、古馬千二G3でレース上り34.5秒はこの馬には速すぎたかもしれないが。とにかく上り3Fが鈍いところが目立つようになってきている。

勝利したエイティーンガール、2着タイセイビジョンともに、どちらかといえば前有利な展開、そして馬場も意外に内も粘っていた状況で、いわば真逆の状況下強い内容。

また、適度に時計要する馬場も合っていたか。エイティーンガールは、追い込み一辺倒スタイルだが、にも関わらず極端な前傾ではない展開（前半遅く走破時計も遅くなりやすい）が相当いい様子。

前走スプリンターズSはスタート後の不利に、内圧倒馬場のスローペースと、状態の良さを生かしきれなかったが、ここでその鬱憤を晴らした格好。

タイセイビジョンは、実質同斤量のエイティーンガールに後ろから最後は1馬身差つけられているのは不満だが、この展開で外の5列目からここまできていれば不足はなしといった感。

まあ、いつでもスプリント重賞を獲れていいし、1400mまでならと思うが、その時はもう少し間隔を空けて臨んだシーンかもしれない。

3着ファストフォースまでが、嫌った前走スプリンターズS組。

展開は緩かったものの、この鞍上で夏のスプリント王に輝いた後にスプリンターズSを挟んでのここで、好走圏にこられてはお手上げ。

そもそも、前狙いの逆を最終的に狙いに行ったので買えなくて当然なのだが、それにしても前に行った組の中で再先着がこの馬というのは圧倒的な予想の流れの悪さに尽きるといった感じ。

他では、勝ち馬よりもさらに後方から追い込んで見せた4着アイラブテーラー、直線での伸びは目立つものではなかったが上り3Fとしては34.2秒のまずまず数値で上がっている7着◯ライトオンキューは見限れない内容だった。

アイラブテーラーは、前走（スワンS）回顧として「スムーズに運んだ馬たちはG3レベルとしても評価しにくいが、位置取りに泣かされたこの馬に関しては記録しておきたい」としたあたりからも、2戦連続でまだまだ出し切っていない感が窺えるあたりに強み。

阪神1200m～1400mで重賞好走のチャンスもあるが、このタイプなので人気がない時にしか基本手出し厳禁。

そして、◯ライトオンキューは、額面評価はできないものだが、レースぶりからすれば、58キロ＆8ヶ月ぶりでこの流れになった中ではまずまずという感じ。

ここから順調なら、シルクロードS→高松宮記念といずれも十分好走圏だろう。