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――特殊馬場の末にうまれた4馬身差よりも、そっちだけ見ておきたい一戦。
札幌記念 2023 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 札幌記念 2023
レース全体のふり返り
③前（ユニコーンライオン、アフリカンゴールド、ウインマリリン）が前半離して刻んだペースある点を鑑みると、後半1000m1分01秒1も含めそうハイレベルなものではなかったとみられる
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札幌記念 2023 各馬ふり返り 予想と結果
ラーグルフ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡8着
3コーナーから、（挽回しようと）ラチ沿いを選択したことと、流れとしても前に向く瞬発戦になってしまった。
伏兵差し馬が、前が離して引っ張ったのにあまり速くない流れに巻き込まれていては、ドンマイというところ。
プログノーシス / ◯マテンロウレオ / トップナイフ / ジャックドール / ウインマリリン / ソーヴァリアント 他
勝ったプログノーシスは、まず2コーナー11番手からの2番手抜け出しVであったように、向こう正面前半から終始好手応えで追われるだけ伸びる競馬。
鞍上のゲキに見事応えたといった感じで、そこからは他馬の自滅などもあって独走で4馬身差Vを達成してみせた。
コンマ0.7秒差というのは凄いが、今日は結構特殊な馬場状態だったはずで過信禁物。
むしろ、この馬に関しては額面よりも、適性面で「ここじゃない感」は事実としてあったはずの中で崩れなかったことを評価しておきたい。
1勝クラスV内容から未だにマイルで見てみたいと思っている馬だが、それ以上にここから「G1を獲るべく存在」とみられた中でのポイントは、休み明けのこの日も476キロ止まりで叩き台感皆無だったこと。
この厩舎でもあり、やはりブッツケG1でしか戦えないということになりそうで、その点で明確に課題を残したか。
◯マテンロウレオ（14着）は、3コーナーから既に手応えが怪しく、追われることもなく終了。
もう少しトライしてみてもいいところだが、そこは横山典騎手でもあり、調教だけに切り替えて休み明け初戦を“消化”した。
そういう意味では、息の部分も含め次に期待は持てるところ。
ハナから下（馬場）を気にせず最短距離走作戦を決めていたような2着トップナイフは、2分02秒2ではG2としては明らかに物足りないが、斤量利も生かして好走。
さすがに、瞬発戦ラップになっていることも含め、恵まれ過ぎているためG3級評価もまともにできないが、古馬に混じってもOPくらいはやれていい。
前で粘れれば......、だったジャックドール（6着）、ウインマリリン（9着）あたりは馬場に泣いた格好だろう。
まともなら、コーナーから伸びて勝ち馬あたりと叩き合いを演じられていい馬たちだが、あっさり沈みすぎた。ウインマリリンに関しては、太め残りもWパンチだったという部分ももちろんあるが。
どこに収まるか＆ペース次第で、位置取りが不鮮明だった3着ソーヴァリアントは、思いのほか掛かっていたこともあって道中は中団後ろから。
徐々に押し上げる競馬になって3着止まりの形だったが、脚力と舞台適性からすれば本来この決着水準なら楽に差し届いていても不思議ないレベルの馬。少なくとも2度前半で掛かっていたあたりが響いていたか。
この日の馬場に対する適性を加味すると、ヒシイグアスはかなり良くやっていた印象。
高速ツルツルリンク向きの馬にしてみれば、朝時点でかなり重に近く（推定）良回復することのなかった稍重条件は決して合うものではなく、展開的にも向かない中での“収穫祭り”だったとみている。 ☆次走注目馬☆
