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――(ママコチャも含め、)そうは言ってもこのレベルならまだ既存(トゥラヴェスーラ)のほうかなぁ。。。
北九州記念 2023 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 北九州記念 2023
レース全体のふり返り
③全体的に、前が残るべくして残った一戦で激流戦色は薄い
北九州記念 2023 各馬ふり返り 予想と結果
クリノマジン
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡12着
やはり状態面でいま一つだったか、大きな不利なくこの日の馬場で1分08秒1というのは、自身としても明らかに走らな過ぎた。
枠なりだったといえばそれまでだが、田口騎手もこの日の馬場なら最も伸びるところを突いてきていたし、馬に脚さえあれば結構楽しめたと思うが。
モズメイメイ / ママコチャ / ジャスパークローネ / ストーンリッジ / △デュガ / △エナジーグラン / △ボンボヤージ / トゥラヴェスーラ
モズメイメイ(10着)は、前走のようなロケットスタートを勝ち馬ジャスパークローネに決められ、お株を奪われる格好で敗退。
まだ、逃げの形に持ち込めた時にどうかという上昇余地は残すが、この程度の北九州記念ラップで応戦できていないことを見ると、激流耐性というのはあまり無いかもしれない。
2着ママコチャは、ここでは最も強い競馬。
初の千二の前半32秒台の流れを、牝馬55.5キロを背負いよくやっていた。
それでもレースとしては決して速くない流れを、終始壁を作れない形で外を回して差しでグイグイ詰め寄っており、これならスプリントG1戦線でも戦っていけそう。
ただ、主役候補と言うには少し物足りず、牝馬55キロのスマートリアンで上り33.6秒をマークしていた一戦でもあった。
勝ち馬ジャスパークローネに関しては、なんといっても展開利を最大限活用できたことに尽きる連勝。
さすがに、復帰してから6ヶ月連続使われていて、サマースプリントS終了を前に“キャンペーン”終了だとは思うが、ここからは逆に定量戦のG1で2~3着粘り込みがあればというところか。
今のところはやっと、(57キロVだったことも含め)G3級に到達の判定。
3着ストーンリッジに関しては、弱いことはないがこの展開で1枠1番からの好位策ではやはりリステッド≒G3・3着前後の評価止まり。
ペースがもう少し上がれば、この日の馬場なら直線3分どころから外を通った組が大挙押し寄せ、飲み込まれていただろうし、良くも悪くも安定してしまっていて6歳秋を迎えちょっとここからは苦しいか。
人気で期待した△デュガ(16着)は、まず流れが合わずということと、中途半端に人気を背負っていたこともあって切り替えて内へ進路を取ったことでフル発揮にはほど遠かった印象。
近走レベルからは、普通以上の流れなら55キロではどうしたって圏内には来てしまう脚力だったと今もって疑わないが、末脚勝負の馬がこの日最も伸びるところを通せなかったのでやむなしか。
パッと見は、1分7秒台の壁(時計的な問題)という戦歴だが、今日の競馬ではそこは断定できないところ。
差し馬場であることは必要だが、時計自体には対応してきてほしい存在。
同じ負け方をした中には△エナジーグラン(9着)もいて、このあたりは先行5~6頭を前に置いて差してくる組を狙ってこの落ち着いたペースに泣いたのだから当然といえば当然の部分。
そうした中で、この条件への適性という意味とここから大舞台に向けてという観点で注目なのが、△ボンボヤージ(5着)とトゥラヴェスーラの2頭。
まず、△ボンボヤージは、予想編に記した通りにさすがの消耗戦&小倉適性を示す好内容。
展開面も手伝って、絶好の2年連続1枠入りではあったが、極端な外枠さえ引かなければこの舞台では非常に安定しているところをみせた。
今年は、上積みという観点ではここからに期待が持てるし、斤量増分を考えると前年以上のパフォーマンスを示したとみてよく悪くない印象。
間違っても、小倉以外でもとまでは言わないが、それだけ尖った個性をもつ(専用機に近い)存在としてまた狙ってみたい。
一方のトゥラヴェスーラに関しては、とにかく展開不向き、直線不利、トップハンデでお腹いっぱいなくらいG1に向けて好転材料満載のいい負け方。
それだけに、妙味など(この馬にしてみれば)生まれにくい次走だろうが、それでも自身としては視界良好は間違いないところだろう。
荒れ馬場とセットで外差し状況が発生すれば、G1最高着順を更新できてもいい。