競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【高松宮記念 2022 レース回顧・結果】勝ってもうとるがな

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――「G3を勝ち切るよりも、G1で3着する確率のほうが高まっている」「5回に1回の複穴なら」とは、よう言うたもんですわ我ながら(^^;

高松宮記念 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ナランフレグ 1:08.3 33.9
 2 ロータスランド 1:08.3 34.3
 3 キルロード 1:08.3 34.7
 4 トゥラヴェスーラ 1:08.4 34.2
 5 メイケイエール 1:08.4 34.4

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 高松宮記念 2022

 
3/27 高松宮記念 ◯的中(▲複勝)
 
 
レース全体のふり返り
 
重馬場で通年平均比+0.5秒程度の、内伸び馬場で行われる
 
11.0 - 11.0 - 11.5 - 12.4の消耗戦にまで突入する前半33.4秒の快速戦

それでも1分8秒3で決まったように、さすがに1分7秒台で決まる年のようなレース質とは異なる
 
 
 
 

高松宮記念 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ナランフレグ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

3分どころが最も伸びていた(2~3着の通ったコース)とみるこの日に、最内を通した鞍上の腹の括り方が立派。

そして、それ以上に馬が立派な伸びだった。

少し緩むところのあったシルクロードSの勝ち馬(◎メイケイエール)を逆転しているように、少し要した馬場での消耗戦ラップというあたりも味方したか。

にしても、タイトルにも記したように、まさか勝ち切ってくるとは......。

これはもう、個人的にはG1単勝27倍級を超えるオッズで出てこない限りは、永遠に本命◎で狙ってはいけない馬になってしまったというところ(さすがにG1馬、未来永劫その時はないだろうが)。

後方3番手の形から、内ラチで距離ロスを減らし、最後は◯レシステンシアと△トゥラヴェスーラの間の狭いところを割って、しびれる突き抜けっぷりを見せた。

 

 

メイケイエール

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

中団外目から直線を向き、上位とそん色ない末脚で伸びているのだが、いかんせん外枠ロスを思いっきり被る形になってしまったので......。

思いの外、スムーズに掛かる素振りもなく、逆に言うと進出していく様があまり見られなかったことがその理由で、イメージしていた自ら勝手に2列目に躍り出ている競馬にはならなかった。

今となっては、改善の効果が出過ぎて「内枠に入って、あちゃー」という馬でもなくなってきているかもしれない。

 

 

ロータスランド

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

この馬がこんなに消耗戦ラップで伸びてくるとは、未だに信じがたい。

通ったコース、そしてゴールデンロードにもかかわらず案外パッカリと前が開いて絶好だったことを考慮しても、その印象はぬぐい切れない。

ただ、極端にタフではないにせよ重馬場は重馬場であり、戦歴からも、キルロード含む上位勢の特性からも、その馬場適性もあってのことと見ておく。

それでも、ここまでくると充実期は疑いないところ。

そして同時に、千四ベスト感と平坦戦寄り適性を認めざるを得ないか。

今日は、ここまでのペースにはならない想定で、中枠からうまく好位を取っての一発要員として狙っただけに、誤算も誤算の差し好走だった。

 

 

レシステンシア

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

結果的には、やっぱり大幅馬体増(当日+18キロ)への不安が最後に響いてしまったかなという負け方。

もちろん、逃げて33.4秒の前半3F通過はこの馬としては最速級のものであり、それが影響した可能性は無きにしも非ずだが、それ以前にこの日のイン前優勢の回復途上の重馬場を思うと上り3F35.2はさすがに余分に止まり過ぎという印象で。

 

 

トゥラヴェスーラ

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

個人的には、全然▲とこの馬の1,3着で決まってくれても良かったのだが......(-_-) さておき、最後の最後に内から▲にお株を奪われてしまったが、ラスト1F標識過ぎてからのこの馬の伸びにも非常に見どころがあった。

1~3着とのこの差はほとんど無きに等しく、もっと前か、差しならもっと腹を括って後ろからかという結果論的に少し中途半端な位置になってしまった分かなという印象。

 

 

キルロード

予想➡➡➡×

結果➡➡➡3着

枠の並び的にもほぼ3番手の競馬で回ってこれたというのが最大の好走要因。

まぐれ(?)と言ってはアレだが、この鞍上にしては冴えていて、「本当に中身菊沢騎手だった?」と思ってしまうほど(失礼(^^;;)、卒のないベストエフォートをしてみせていた。

本当は菊沢Jの着ぐるみの下に福永Jだったとみたい、そのくらいの一発内容(重ねて失礼m(__)m)。

 

 

 

全体としては、心の本命を単勝27倍で本命◎にできなかったことが本当に悔しい一戦となってしまったが、丸田騎手、(茶化してしまった)菊沢騎手と、馬場も味方にそれぞれ起死回生の一発をかましてくれたことは、馬券を通り越して本当に痛快な出来事だった。

……と、言いつつナランフレグを本命で買えた人が心底jealousyで仕方ないという。。。

 

 

今知った☆ダイアトニック(14着)の件。なるほど、馬はレースどころではなかったのかと大敗に納得。そして、同じ人間(人類)として、馬に対して謝りたく思う。恥ずべき行為以外の何ものでもない。

ダイアトニックのみならず、あの時周りにいて嫌な思いをした馬たち、どうか人間すべてを嫌いにならないでほしい。あんな人間ばかりでなく、普段接している周囲のプロフェッショナルたちのような人間もたしかにいること、そしてその優しさに包まれて、ショックや傷が癒えることだけを願う。

なんか、いろいろな意味で涙なしには語れないレースになってしまったな。。。(3/28 21:15追記)

 

 

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