――サリオス……。
否定派の拠り所は「(そんなの)やってみなけりゃあ分からん」ことに対してケチをつけにいくとなるんでしょうが、個人的にはそのそれぞれを見つめるよりも、オッズとのバランスだけかなぁと。
想定勝率33%~50%なら、こちらも想定の最終オッズ単勝1.9倍とかでは、うーん。
目次
- 朝日杯FS 2019 レース概要
- 朝日杯FS 2019 枠順
- 朝日杯フューチュリティステークス 2019 過去のレース傾向
- 朝日杯FS 2019 レース傾向分析 考察&まとめ
- 朝日杯フューチュリティステークス 2019 予想印は!?ホネ的注目馬!各馬評価まとめ
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朝日杯FS 2019 レース概要
朝日杯フューチュリティステークス G1
2019年12月15日 5回阪神6日目
発走時間:15:40
阪神 芝右 外1600m
サラ系2歳オープン
2018年優勝馬: アドマイヤマーズ 牡2 1:33.9 M.デムーロ
朝日杯FS 2019 枠順
朝日杯フューチュリティステークス 2019 過去のレース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※瞬発戦に勝ち鞍を持つ馬が圧倒的に有利、というか「瞬発戦以外に勝ち鞍を持たない」方が良いぐらい
該当馬➡➡➡エグレムニ、サリオス、ジュンライトボルト、タガノビューティー(ダ)、トリプルエース、レッドベルジュール
※「1800m以上戦に出走歴のある馬」が強いレース(18年クリノガウディーなど)
該当馬➡➡➡ウイングレイテスト、グランレイ、ジュンライトボルト、タガノビューティー(ダ)、レッドベルジュール
といった感じ。
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朝日杯FS 2019 レース傾向分析 考察&まとめ
阪神マイルに舞台を移して行われるようになって6年目。
傾向らしい傾向といってもまだ根拠に乏しい印象もあるので、「ここまで勝利歴は瞬発戦でのみ」「1800m以上戦出走歴」の2点と、調教内容などで評価していきたい一戦。
ただし、既に調教編でも触れている通り、その調教評価で取り立ててプッシュできるほどの存在はいないか(強いて挙げるなら、ラウダシオンかなぁ)。
ここ5年全てが瞬発戦となっていることからも、瞬発戦だけで勝ってきているような馬に向くレースであることは明白で、コース自体が10回に8回は瞬発戦セッティング。
ここまで1~3勝のうちに瞬発戦以外でのものがある馬は、将来コテコテの平坦タイプとなるキレ不足キャラやスプリンター寄り過ぎるタイプが潜んでいるケースがあり(もっとも、この時点ではそういうタイプの馬でも好走してきてしまうことはあるが......)、その意味で「瞬発戦だけで勝ってきている」ほうが安心して狙える。
また、指数的には足りなかったクリノガウディーあたりの結果を見ても、「1800m以上戦経験」は相当プラスに働くとの印象で、他にダノンプレミアム、ステルヴィオ、サトノアレス、リオンディーズ、アルマワイオリといったところが該当している。
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朝日杯フューチュリティステークス 2019 予想印は!?ホネ的注目馬!各馬評価まとめ
◎トリプルエース
前走のデイリー杯2歳Sでは4着。
その前走は、ラスト4F~3F目が11.9 - 11.4とこのレースにしては速く、レースレベルはそれほど高くないが、この4F~3F目で(特に外を仕掛けていって)ジタバタ動いた組は、案外この時期の2歳馬にとってはタフな競馬だったとみられる展開のなかで、この馬はジタバタ動いたほう。
外を通して押し上げていった組の中では健闘していて、やはりマイラーとしての能力の高さを感じさせた。
そして今回、和田騎手→W.ビュイック騎手への超絶鞍上強化で、もしかしたらその時点で3着ペールエールあたりに対してはもう既に“逆転済み”の状況かもしれない。
しかも、陣営が明言している通り、前走は朝日杯FSも考えてゆとりを残し、追い切りを目一杯にやらずに出てきてのもので、やはり2走前小倉2歳S時のように秀逸すぎる時計を出してきて当然(ジョッキー騎乗ではあったが、51.1秒に終い11.9-12.1をマークしていた)の馬。
今回、注目していたその調教過程は、正直ガッツポーズ級のものではなく少々肩透かしを喰らったが、陣営曰くは「馬場が悪い中でも動きは良く、前走より走れる態勢が整った」とのこと。
時計は物足りずとも手応えは良く、及第点の出来か。
そして、何より前述の通り、明確な目標の今回に向けて、木曜発表馬体重前走比-12キロ(466キロ)と、既にその時点で絞ってきているあたりも不気味。
◯サリオス
先週(阪神JF3着クラヴァシュドール)は、「サウジアラビアRCの時計を過剰に評価しないほうが良い」と判断して正解だったと思っている状況だが、こちらは大きく3つの理由から同馬とは違い最上位に近い評価をして然るべきと考えている。
タイトルにあるように、“一刀両断”は今回出来ませぬ(笑)、そのくらい馬自体と以下3点からむしろ評価している今回。
1つ目は前走石橋脩騎手→R.ムーア騎手への超鞍上強化があること、2つ目は前走が540キロの大型馬の休み明けだったこと、3つ目はクラヴァシュドールと違い今回のメンバー中で他にサリオスのベストパフォーマンスを越える指数をマークしてきている馬は不在であること、の3つ。
これで、オッズが、2.5倍を超えてくるようならこの馬本命◎&単勝勝負で十分見合ってくると考えているが、その点だけ今回そうは甘くはならなそうとのことで◎は譲った。
もちろん、その「2.5倍ライン」としたのには、“初右回り”と“長距離輸送”リスクを含んでの判断(特に、後者は前日予想段階ではなおのこと)。
正直、R.ムーア騎手でここは落としてはいけない一戦だが、果たして!?
1週前時点で、陣営から「もう“やり過ぎ注意”の状態」と公言されるほど、仕上がり切ってこの中間の調整は楽だった模様。
▲ジュンライトボルト
まだ大物の可能性を残すこの馬にも期待。
全兄をみてしまうと、マイルのスピード勝負になった時にどうかも、瞬発戦にのみ勝利歴があり、かつ1800m以上戦に出走歴のある馬の中では、(初芝のタガノは別として)後述のレッドベルジュールのほうに今回明確な弱点があると考えているので、ここは狙う。
レースでもたれるのでアテにはしづらい部分を残しているが、右回りの方がまだマシ。
アテにはしづらい反面、この鞍上でイン突きが出来るならこの枠でもあり狙う価値はありと判断。
☆ペールエール
デイリー杯2歳Sでは本命を打ち、終了後「次走注目馬」とした馬。
◎に対して、0.1秒先着していて素直にこっちでもとも一瞬思ったが......。
こちらも外を通して押し上げていった組の中では健闘していて、2着馬(ウイングレイテスト)に対しては、通ったコースが逆なら先着していて不思議なかった。
そして、M.デムーロ騎手→O.マーフィー騎手への鞍上強化は明白で、ここは良いチャンスが巡ってきているかもしれない。
とにかく、調教が抜群な馬で、前走時点で「助手騎乗なら並みの重賞級を通り越してしまう」追い切り時計を、実際に助手騎乗で叩き出しており、これまでのパフォーマンスなど何の目安にもならないくらいの上昇幅をここで見せてきても不思議ない怖さもあり。
ただ、今回は最終追い切りがジョッキー騎乗で大したことない時計で、中間の評価対象としては「まあ2週前(助手騎乗単走馬なり)の終い11.8の内容を評価するかどうか」程度。
全般いやに軽い印象もあって、ちょっと距離のことを意識しすぎているような気がしてならない。
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△ウイングレイテスト /△ラウダシオン
人気を落とすなら、と期待していたビアンフェ、タイセイビジョンはスピード馬場の印象もあってか(土曜馬場を見ると、だいぶ“そんなことではなくなって”いるとみているが)、これでは人気し過ぎという印象。
二の脚の速さ、スピード能力、センス、そして坂路時計、そのどれをとってもスプリンターとして世代ではかなり抜けているのは事実で、マイルに使ってくる以上まず3コーナー先頭は約束されたようなビアンフェ、前走を見ても直線の短いコースの1200mなんかよりは、後方で脚を溜めたら直線の長いマイルのほうがよっぽどいいかもしれないタイセイビジョンも確かに不気味さはあったのだが......。(そもそも、この人気では不気味でもなくなっていて)
あと、人気馬ではレッドベルジュールも「ちょっとタンマ!」な一頭。
個人的にはやられたら仕方ないと思っている無傷の連勝人気パターンで、前走の勝利は、鞍上も苦笑いの「苦し紛れ」の展開でのもの。
序盤からゆったりと跳びの大きい走りゆえ後方になって、それがあったから腹を括ってインでジッとしていたら、結果的にそれこそ勝利のルートとなり、「まあキレイに最内が空くもんですこと」という競馬での戴冠。
この厩舎、前走新馬戦から4ヶ月以上の間隔でこのレースを勝ち切ったことあたり不気味ではあるのだが、それは先々の中距離路線での話だと思っている馬。
いくら強くてもあの序盤の追走では、特にタイムトライアルマイルG1ともなれば、現時点後方で何もせずに終わる可能性は高い。
それに、この馬自身も全姉たちのように1800m以上がベストかもしれず、今回狙うなら相当な覚悟と、支持ファンのイメージ以上にスミヨン騎手の神騎乗頼みとなると思っている。
それは、前走が前半35.3秒でのあのレースぶりで、朝日杯FSの前半3Fが34.7秒、35.6秒、35.2秒、35.3秒(良の近4回)というペースに表れていると思っている。
無敗の2勝馬が、強力鞍上を配して、人気濃厚で致命的な弱点が明白とくれば、ここはマグレでの先行策とズブズブのスタミナ差し決着には目をつぶって消したいシーン。
それなら、ということで◎☆に前走で先着の△ウイングレイテストと、△ラウダシオンの2騎。
前者は、阪神マイルの瞬発戦で馬脚を露す懸念はあるが、素質は高い。
前走がそれを証明していて、競馬ぶりはインで、絵に描いたようなジッとしていた者勝ちのレースをしての2着なのだが、関東馬で馬自身初の長距離輸送で、初の良替わりで、急激に指数を上げてのもので正直驚かされた。
「今年のメンバーなら1勝クラス勝ち負けレベルで十分好走圏」の当時の見立て通りの低レベルデイリー杯2歳Sでの2着なら分かるが、意外や意外好レベル決着になったのによく対応してきたと思うし、それはやはり、調教の動きに加え、陣営も素質を買っているだけのことはあるといったところだったか。
そして、この馬の+10キロは見た目にも少し余裕があった印象で、今回は青写真通りにさらに上昇か。
ルメール騎手を鞍上に従えたラウダシオンは、状態の良さだけが頼みでラップ的には......。
ただ、木曜発表馬体重では486キロ(-4キロ)とこの馬も、斎藤崇厩舎でマイナス体重で、そのぶんの未知の上昇幅には期待も。
この馬と◎の2頭だけが調教後に減となっている状況で、一変の怖さとオッズバランス的にやはり魅力は感じる存在。
前述の追い切り評価については、最終追い切りの栗東CWでの時計が、「助手騎乗」「9分」「単走」でのもので複数紙面上で「馬なり」との判定を最終確認したため、この中間でのメンバー最上位調教とみている。
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あらら、夜間に降雨の札幌(新潟もそうみたいですが)、また今小雨が。。。
— 競馬予想のホネ (@yosounohone) 2019年8月25日
どうやら、この後昼ぐらいまで小雨が降り続いての、キーンランドCとなって、イコール稍重まま、ということになりますでしょうか。
稍重だと、道中緩んでの平坦戦にまでなるケースが多いんだよな~このレース。
むしろ細く見せていると言ってしまっても良いくらいだな、サルサディオーネ。
— 競馬予想のホネ (@yosounohone) 2019年8月24日
それより、よっぽど増減なしのホーリーブレイズのほうが、2ケタ馬体増感を醸し出しているというww