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――寂しい14頭立て安田記念だし、ダノンがスマッシュまで3頭配備してきたというのもある意味ビジネス的には分かる気もしないでもない一戦。
目次
- 安田記念 2020 レース概要
- 安田記念 2020 枠順
- 安田記念 ラップ適性・追い切り
- 安田記念 2020 過去レース傾向
- 安田記念 レース傾向分析&考察
- 安田記念 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
- 6/6(土) 重賞予想と追い切り注目馬はこちら
安田記念 2020 含む、6/7(日) 東京競馬の追い切り注目馬はこちら
6/7(日) 阪神競馬の追い切り注目馬はこちら
安田記念 2020 レース概要
安田記念 G1
2020年6月7日 3回東京2日目
発走時間:15:40
東京 芝1600m
サラ系3歳以上 オープン
2019年優勝馬:インディチャンプ 牡4 1:30.9 福永祐一
安田記念 2020 枠順
安田記念 ラップ適性・追い切り
コースとしては、8割がた瞬発戦ラップ ※ を刻む瞬発力身上の条件だが、安田記念は17年のような瞬発戦決着2に対し平坦戦7(そして18年は消耗戦)と、異質な平坦主流レース
※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の加速(差)が生じるレース(例:12.5-12.0-11.9-12.2)が定義
ダノンスマッシュ、セイウンコウセイ、グランアレグリア、クルーガー、ミスターメロディと、当然のごとくスプリンター実績を積んだ馬たちが額面上で上位に顔を揃える結果に。
追い切りからは、ダノンプレミアム、アドマイヤマーズと好感触、ペルシアンナイト、ミスターメロディも悪くない。
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安田記念 2020 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※前年12月以降にG1出走ありの馬が連軸中心
該当馬➡➡➡アドマイヤマーズ、アーモンドアイ、インディチャンプ、グランアレグリア、セイウンコウセイ、ダノンキングリー、ダノンスマッシュ、ダノンプレミアム、ノームコア、ペルシアンナイト
※「前走4着以下でG15着内経験なし」「前走京王杯SCで上がり3位以下」「前走(海外除く)1秒以上負け」「前走10番人気以下」「前走2走ともに8番人気以下」に当てはまる馬は好走ほぼ困難
該当馬➡➡➡セイウンコウセイ、ダノンスマッシュ、ミスターメロディ
といった感じ。
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安田記念 レース傾向分析&考察
昨年は、超速決着な上に、スタート後のあの惨劇で非常に後味の悪い決着となった安田記念。
馬によっては、少なくとも5馬身は不利があって、しかも1分30秒9の基本前々決着では挽回は到底不能で、残念ながら全体像=度外視の一戦、といっていいほどのレースになってしまっている。
基本的には、コース特性とは違ってハイペースからの平坦戦が濃厚な一戦で、持久力タイプのための舞台。
ハイレベル決着も多く、前年12月以降のここ半年以内に路線は別としてG1出走経験のある馬が近14年中13年で連対馬を輩出している。
ただし、今年は16年以来の少頭数14頭立てで、メンバー的にも各馬「ごめんなさい、引っ掛かってしまいました」とならないか心配になるくらいペースが上がらない可能性も十分。
決着時計が遅くなれば、当然低レベル戦となり、ノーマーク先行粘り込みや思わぬ馬の突っ込みシーンなどの確率も基本的に上昇傾向なわけで、馬場バイアスなども含め、今年ならではの注目ポイントとなる。
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安田記念 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
◎アーモンドアイ
今回、前もって書いておくと、あえてホネがなにかこの馬について書く必要はない。そのくらいの状況。
ただ、もし迷われている方がこの記事に辿りついたら、という観点で下記徒然なるままに。
理論的には勝利濃厚。あとは、競馬あるあるで、どちらかというと非論理的な「二走ボケ」というやつの可能性と、単勝オッズとを照らし合わせてバランスが見合うかだけといった感じ。
もちろんその採算分析には、残念な昨年安田記念のようなハプニングによる取りこぼしも含む必要あり。
逆に言うと、そのくらい自分との、運との戦いに負けた時くらいしか、他馬にとってこの馬につけ入る隙はないだろう。
仮に1.5倍なら、10回中8回勝つ馬の単勝としては悪くはない。
春秋マイル王のインディチャンプと比較しても、ほぼ同等程度の馬格で牡馬の同馬は58キロ(前走時馬体重比で12.1%背負い)、こちらは56キロ(〃11.5%背負い)というのは実質斤量比較の面においても圧倒的に有利。
名牝クラスになってくると、牡馬勢が太刀打ち出来ないのはこのあたりにも根拠がある、というのが持論。
個人的には、前週日本ダービーの◎といい、「今週も単勝1倍台◎なんて置きにいきすぎ?」「ここは、よくやる軸穴にしておいたほうが・・・」「2週連続でホネが大本命を◎にして今度こそ飛ぶんでないの?」とか、いろいろ邪念が沸き起こる部分も週中にはあったが、そういう馬が2週連続出てきているだけと、ものすごく客観的に、冷静にそこは見ておきたい点。
そして、この馬の最大の長所だと思っている、常に一生懸命走り過ぎてしまうくらいに全力を出し切る性質、天皇賞(秋)当時ゴールしてから歩かせないで止めるとフラついてしまうことから口取りを止めたことがあったほどのその部分、それが前走には当てはまっていないというのも良い。
要するに、涼しい顔をして余力たっぷりに“試走”を済ませての叩き2戦目がここ、ということ。
そう考えると、冒頭の「二走ボケ」論(で危惧視すること)も至極ナンセンスに思えてくる。
◯インディチャンプ
◯インディチャンプは、やはり高速決着でこそだと思っていて、その意味で昨秋のやや時計の掛かっていた部類のマイルCSを獲れたことが、この馬のキャリアにとっては大きいという見方。
今年も基本的に高速馬場のここは、ここ最近は危うさを出さず大人感を出してきているその気性面さえ問題なければ、きちんと2着を確保してきて然るべき存在。
その馬場だが、前週などをみても昨年ほどド派手な時計が並んでいないのがまだ救い。
少しでも、昨年とは違うマイルドな馬場がベース、という風潮が強まるなら、妙味も維持しているはず。
前週にも指摘したが、個人的馬場見立てのベースには、ステゴ系活躍や、目黒記念連続2着アイスバブルなど、前年同様の馬場状態(硬度)でいいはずという感触あり(土曜でそれが証明され過ぎてしまっている点は否めないが)。
ただし、“基本的に”としたのは、土曜開催終了後に一時は60mm/h近い豪雨となった部分。
早朝にはもうひと雨とも言われていて、執筆時点なんとも言えないが、朝の段階では、ひょっとすると重発表なんてことも?
当日芝は4Rからでまあ良回復しているだろうが、安田記念までに5鞍。思わぬ馬場状態となっている可能性もあって……。
――というのは、いわばホネなりの“煙幕”。
そういう見立てが増え、この馬を嫌いたい、特にアーモンドアイ支持層がセット馬券上から少し離れていく、そこをむしろ突きたいと思っている。
実際に、先週(日本ダービー)と同じ段階での馬連オッズは3.7倍をつけている。
そして、そもそもだが、仮に朝が重であっても、レース時点で、なんのことはない超速仕様出現、まであると考えて。
進化に進化を重ねて、ここでさらに上昇確実視の調整を経て臨む馬には、おそらく運も持っているはず。
ただ、今年アエロリットはおらず、その点は、展開面で少し気がかり。
緩んで低速決着になればなるほど、基本的に自身は良さが削がれ、能力で引けをとる組に有利に働く。
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と、ここまで先週と同じく1〜2番人気◎◯の“失態”を晒す予想になったが、各馬については後で触れるが上位人気に明らかに馬連で買いたくない3頭がいて、穴でも微妙と思っている2頭+「さすがに…」のセイウンコウセイと、ハッキリとしているので、まあ良いかなという感じ。
▲ケイアイノーテック
どうせ、3着枠狙いならということでこの馬をピックアップ。
「次走注目馬」で注文通りの距離延長参戦。
なのだが、「瞬発戦条件で」という条件部分は微妙。
この府中マイルはまさしくそれだが、冒頭でも触れた通りこのレースは凌ぎ合いの平坦戦~消耗戦レース。
ただ、NHKマイルC制覇や直近で掲示板に入ったダービー卿CT、母系のスピード指向からは、今となっては2歳時に積んだ瞬発戦実績にあまりとらわれずに行くべきか。人気ではないのだし。
あと今回の、頭数、メンバー、ローテで、「この馬の後方一気は出番無し」と決めつけてしまうのは、やや乱暴とみる。
予想する側として、いろいろな固定観念を取り払っての3番手評価。
☆グランアレグリア
この馬は、フルゲートの安田記念に◎◯とともに出走してきていたら、問答無用の3傑でいいと思っている馬。
平坦戦寄りスピードタイプの馬として開眼中のここ2戦。
適性的には、インディチャンプとセットで来て不思議ないところにある馬でいいだろう。
初スプリント参戦の前走は、唯一後方から進めた組からの3位入線での繰り上がり銀メダル。
凄まじい伸びで追い込んでいて、1200m激Hペースを消化していないぶん、今回のマイル参戦に向けては良いかもしれない。
ただ、それより何よりこの馬は2走前の阪神C。
1400mのあの流れでも掛かりかけていて、当時はルメール騎手。
当然、折り合いさえつけばマイルG1でも相当やれるが、ルメール騎手以外でマイルで折り合って運べるかは半信半疑。
故に、今年の安田記念は最大限に評価して4番手☆。
△クルーガー / △ヴァンドギャルド / △ミスターメロディ / ×ダノンスマッシュ
△クルーガーは、マイルという距離に心配がなくラップ適性で安田記念向き、キャラという観点ではトップ評価候補の一頭。
5番手評価として、△以下の馬たちの中では抜けた存在としておきたい。
△ヴァンドギャルドは、この人気でケイアイノーテック同様にディープという点だけだが、押さえておく価値はあると思っている。
ここ2戦はゲートで遅れていてそれが全て。今回は、そこさえクリアすれば先行してもいいとほのめかしているので。
△ミスターメロディも、高速決着の安田記念なら、左回りという点も含め、ドンピシャの可能性を秘めた適性馬。
ただ、いくら藤原英厩舎とはいえ、前走がJBCスプリントの7か月ぶりブッツケというのはあまりにも厳しい。
×ダノンスマッシュは、「ここからの200mは1000mみたいなものですからね…。」という調教師のコメント通り、世間評もそれ一色だろう。
コース追いを交えてくる馬でもなく、この厩舎という点で、距離は大きな壁。
でも、じゃあなんでわざわざここ使ってくる?
ただただ、不気味ではある。根拠のない不気味さ(もちろん、ダノン包囲網的なことなんだろうが)。
さて、ここからが先に「明らかに馬連で買いたくない」としたゾーン。
個人的には、ある意味“恐怖”のゾーン。
ちなみに、昨日の平場をみていて思ったが、ホネの運気は相当回復に遠い(◎レッドジェニアルこそ頑張ってはくれたが)。(。-`ω-)!ムムムッ
アドマイヤマーズ / ダノンキングリー / ダノンプレミアム
アドマイヤマーズのような馬は、このレースでは基本的に私には手が出ない存在。
パーフェクト瞬発戦連対歴オンリーのタイプ、これまで6連対全てが瞬発戦という特化型。
確かに、前走香港マイルは区間ラップ22.79 - 22.46(向こうは2F毎公表なので、ラスト4Fを2F - 2Fで表したもの)で、もしかしたら平坦戦をこなしたかもというのはあるのだが、それよりもこの馬の凄いところはこれまで国内全戦が瞬発戦という点。(5-1-0-2)全てが瞬発戦なのだ。
経験すらしていない平坦戦~消耗戦、流れに戸惑うとみるのが常套手段で、ギャンブル精神を貫くなら「まだ走ったこともないのなら、激アゲしてくるかもしれないじゃないか」だろうか。
出来としては、3週前坂路の時点でG1級内容で休み明けでも申し分なしだが、適性の問題だけだろう。
既出のヴァンドギャルドもこのあたりは然り。
しかも、ヴァンドギャルドの場合は4連対=4勝、その全てが瞬発戦とよりハッキリしていて、前走の平坦戦では3着までとなっている。
あくまで、オッズの差、◎◯の評価という点で、同馬は狙うが。
ダノンキングリーも、連対実績としては平坦戦~消耗戦までこなしていて立派だが、その瞬発MAX値たるやここでも抜けていても不思議ないくらいの瞬発タイプ。
ゆえに、通常の安田記念では危ない、というか格好の嫌い時なくらいというのが、ラップ面オンリーでの見立て。
府中マイルでこの鞍上で、期待もしているが、予想も予想だけにここは3着までとしたい。
ダノンプレミアムも同様に、瞬発特化タイプ。
唯一の平坦戦実績である天皇賞(秋)で、あれだけあっさりとアーモンドアイに交わされてしまう馬だ。
もちろん、ノーチャンスではない馬だが、単という意味では、瞬発戦ラップに持ち込んで、かつ逃げ切りでも果たさない限り、かなり苦しいはず。
他では、
ペルシアンナイトは、先に記した「昨年の不利」はこの馬ですよーと暗に伝えるための一節、そう言ってもいいくらい致命的だった。
そして、そのレースでの上り3位32秒7というのはかなり不気味。
なのだが、ひと叩きして迎えられなかったのはなんとも痛い。
以前にも指摘した通り、基本的に休み明け初戦は期待禁物の馬。
アーモンドアイ同様にヴィクトリアマイルからここを使ってきたノームコア。
この馬は、間隔が空いたほうがパフォーマンスが高い馬だと思っていて、それでいて前走は今ひとつのパフォーマンス。
前走から下げるとなるとここは苦しそう。
典さんの奇襲には、毎度期待しているのだが、好走とセットではなくという感じ。
……これで、結局セイウンコウセイ以外全部書いたか。
こうなりゃ、書いておくか。
セイウンコウセイ、頑張れ!(ここまできたら、複だけ買っておこうか)
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あらら、夜間に降雨の札幌(新潟もそうみたいですが)、また今小雨が。。。
— ホネさん (@yosounohone) 2019年8月25日
どうやら、この後昼ぐらいまで小雨が降り続いての、キーンランドCとなって、イコール稍重まま、ということになりますでしょうか。
稍重だと、道中緩んでの平坦戦にまでなるケースが多いんだよな~このレース。
むしろ細く見せていると言ってしまっても良いくらいだな、サルサディオーネ。
— ホネさん (@yosounohone) 2019年8月24日
それより、よっぽど増減なしのホーリーブレイズのほうが、2ケタ馬体増感を醸し出しているというww
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