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――セントウルSのようなことが起こってしまいかねない馬場とペースが、ハイレベル戦をより濃厚にして当日を迎えそう。
目次
- スプリンターズS 2021 レース概要
- スプリンターズS 2021 枠順
- スプリンターズS 2021 ラップ適性・追い切り
- スプリンターズS 2021 過去レース傾向
- スプリンターズS 2021 レース傾向分析&考察
- スプリンターズステークス 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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スプリンターズS 2021 レース概要
スプリンターズステークス G1
2021年10月3日 4回中山9日目
発走時間:15:40
中山 芝1200m
サラ系3歳以上 オープン
2020年優勝馬:グランアレグリア 牝4 1:08.3 C.ルメール
スプリンターズS 2021 枠順
スプリンターズS 2021 ラップ適性・追い切り
コースとしては6割がた消耗戦 ※ となる条件。
※ラスト4Fの各区間加速内に、加速が生じないレース(例:10.9-11.2-11.3-12.2)が定義
ファストフォース、ピクシーナイト、ダノンスマッシュ、モズスーパーフレアあたりがコースラップ適性上位。
追い切りからは、エイティーンガール、モズスーパーフレアの2トップに、紙面チェックを経てビアンフェの好ラップを「休み前くらいの出来にあり」と評価して追加。(10/2 7:20追記)
スプリンターズS 2021 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※中心は、キャリア15戦以内(とりわけ、4~5歳馬)
該当馬➡➡➡タイセイビジョン、ビアンフェ、ピクシーナイト(3歳)、ファストフォース、メイケイエール(3歳)、レシステンシア
※5番人気以下での好走は「3枠まで」「3歳馬などの新興勢力、マイル路線などの別路線組」で、内枠or“既定路線”組を狙わない、というのがポイント
該当馬➡➡➡シヴァージ、ミッキーブリランテ、ラヴィングアンサー、ファストフォース、メイケイエールあたりがクリアか
※「3歳馬」「前走重賞で3着内」以外で当日単30倍以上は厳しい
該当馬➡➡➡ビアンフェ、エイティーンガール くらいか
※前走セントウルSかキーンランドC時点で単勝6番人気以下だった馬の連対はほぼ見込めない
該当馬➡➡➡エイティーンガール、ジャンダルム、タイセイビジョン、ラヴィングアンサー、ロードアクア
といった感じ。
スプリンターズS 2021 レース傾向分析&考察
一時期は、“電撃6F戦”が鳴りを潜めていたこのスプリンターズSだが、近年は再び前半32秒台かつ前後半差-1.5秒超の前傾戦というようにザ・スプリンター様相が戻りつつある。
このあたりは、いわゆる"快速逃げ馬”の存在と、とりわけ「前優勢の好状態馬場(によるジョッキー心理)」によるところが大きい部分だろう。
中心勢力は、キャリア15戦以内のフレッシュな馬。
特に、4~5歳馬でキャリア15戦以内(5-2-7-11)と率、単複回ともに申し分なし(近14年集計)。
また、穴がバンバン空くイメージのG1だが、基本的に、内枠、3歳馬、マイルからの転戦組、前走重賞好走組、といったところを除いた組は、良馬場施行時は人気薄での過度な期待は禁物。
なお、内枠部分に関して、昨年は8枠から穴が開いているが、同年馬場がかなり異質だったためとみている。
その20年のように開催当初から、野芝開催期とは思えないような時計のかかる馬場状態なら、外差しにも一考の余地ありというところか。
主要前哨戦のセントウルSやキーンランドC時点で人気薄(単勝6番人気以下)だった馬も期待値は低く、手元の集計で近19年で複勝率5%台と、単純計算ベースなら複勝18倍〜見当でやっと見合うレベルの惨たんたる成績となっている。
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スプリンターズステークス 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
まず、今年は前哨戦・セントウルSがメンバー自体ハイレベル、かつ決着もスピード決着で時計的に優秀な一戦。
対して、キーンランドCは(勝ち馬レイハリアが早々と不参戦を表明したことにも表れているように)時計的に駄戦。
その間にある、北九州記念は稍重で前年以下水準(しかも、ヨカヨカが離脱)、函館SSは悪くない電撃ラップ戦だがその後2着カレンモエがセントウルSで完敗という事実(ビアンフェも、セントウルSを使えずのブッツケ本番となった)。
そもそも、セントウルSが本番とかけ離れた緩ペースからの瞬発力勝負寄りになってこそ、本番で波乱の目と(セントウルSのレース前から)思っていたのに、ここに繋がるペースの好戦になってしまっているのだから世話はない、そういうシーン。
本調子じゃない(かもしれない)ビアンフェに、往年ほどぶっ飛ばしてはいかない(かもしれない)モズスーパーフレア、それでも「あの2頭が引っ張っているのだから速い」と錯覚しレシステンシア以下も温存に専念、といった超レア展開にでもならない限りは、皆が強いと感じている組による競馬≒堅い決着が濃厚か。
今開催の中山芝も、先週日曜あたりはだいぶマイルドな時計が並んだもののそれでも十分良好な部類で、その意味でも番狂わせのピースが不足している印象。
中山に関しては、さすがに雨は降るだろうが、それでも土曜朝から良馬場スタートになっているのではと想定。土曜が雨中かつ重馬場施行なら馬場変調で当日を迎えることも考えられたが、余程雨が長引かない限りそれはないか。
台風が足早に去っていった後の、絶好秋晴れ開催の土日となりそうなこの週末。
レシステンシア / ダノンスマッシュ
レシステンシアは、当然前走は休み明けで上々の内容。
あの前半ペースでは、弱点を露呈するだろうというのが当時の見立てで、それこそがセントウルSや高松宮記念はクリアできても(特に今年の場合、モズスーパーフレア、ビアンフェ参戦の)スプリンターズSは厳しいと判断できる材料になるとみていたのだが。
確かに、当時の回顧編にも記したように、ラスト1Fの止まり方は微妙なところでギリッギリの持ちこたえだったとするならば、危険視も可能ではある。
その「ギリッギリの持ちこたえ」だったのか否かを、この中間の調整内容から判断すべき今回。……というのが、約2週間前(前走終了)時点でのオハナシ。
そして、1週前56秒0-1F13秒3という微妙な内容、それでいて陣営は「ダメージなし。明らかに上積みあり」を強調、と悩ましいところとなっている。
最終追い切りをもって、今週の馬場では可もなし不可もなし=飛んでも不思議なしとみているが。
いずれにせよ、枠順を見る前の段階では本命は無くなったかなというところ。
ここに入るとどうしても、最上位に映ってしまう昨年の2着馬ダノンスマッシュ。
なんとも素直さの欠落した書き出しになってしまったこの馬だが、昨年のスプリンターズSが2着レベルとして微妙、さらに今年の高松宮記念Vも同様のことが言える状況と、「今回のメンバー中」云々を抜きにするとどうも不動のスプリントチャンピオンに見えていないのだから仕方がない。
確かに、不得手な馬場を克服した今春に見せた精神面の成長は評価しているし、2戦いずれも時計の掛かる状態でのものという点で、本来のパフォーマンスはさらに上のものがある(それを出せていない中での国内G1銀→金)ともとれるところではあるのだが。
ピクシーナイト / クリノガウディー / ジャンダルム
セントウルSのあの速い流れでも、行こうと思えば好位までありそうな追走(実際には、外枠から折り合いを考慮しつつ6番手あたりに収まった)を見せていたピクシーナイトは、経験値不足でもここも侮れない。
あれで、前半が流れなかったセントウルSや、追走全くダメで漁夫の利的に差して浮上してのものなら、「今回はまだ…」と接頭句をつけて紹介できるのだが。有力候補の一頭。
そして、同レースで4番人気3着だったクリノガウディー、6番人気4着だったジャンダルムも、横比較で当然有力どころとして数えられる存在。
特に、ジャンダルムは前走書いてしまったので改めて特筆すべきところでもないが、内枠さえ引ければ(展開も、馬場も何もかも目をつぶって)軸勝負と思っている存在。
例え、傾向的にセントウルS6番人気以下が、連対率1%の鬼門だと知っていても。
中京の長い直線でのラストが強烈だったがゆえに、「案外、このタイプは短直線コースでこそ」の部分が隠れていてくれないかと期待もしている。
クリノガウディーは、そもそも「なんだかんだ人気ない時に」「左回りでだけ」期待をかけるべき存在だった馬で、前者に関しては成長などで覆しつつあるがここ中山で大きく期待をかけるまでの武器はないと見ているし。
時計勝負の好状態馬場でレースを迎えれば迎えるほど、これら上位人気勢での決着は不可避との見立て。
穴狙いなら、その馬場状態が一変した場合と、(そうならなかった場合には)今開催の馬場傾向の示す通り前残りくらいか。
モズスーパーフレア / ビアンフェ / タイセイビジョン / ファストフォース / メイケイエール他
モズスーパーフレアとビアンフェは、昨年の『Another One Bites the Dust』でのW玉砕は真に受けなくていいもので、それがうまいことブラインドになるならあとは、前残り度合い次第。
条件さえ整えば、積極的に狙える存在。
昨年の2頭に起こったことは、ビアンフェがゲート入りをかなりごねて発走時間を遅らせるほどにまでなった挙句、やけくそ気味に突っ張り(ビアンフェ自身はこれで玉砕)、モズスーパーフレアは執拗に競られて玉砕というもの。
またモズスーパーフレアは、「不格好でも50秒切りがこの馬がG1を戦っていくための目安」の馬が、明らかに昨年のスプリンターズSでは不足ありだった中でのもの。
仮にスムーズだったとしても好パフォーマンスは見込めなかったのではないか。
今年も、一発あるならまずその調教タイムバロメーターを満たしてくる必要があったが、今回の中間は馬場を差し引いてもギリギリクリアしてきた印象。
対して、ビアンフェはまず寝違えて直行ローテとなったり、何にせよ状態面。
加えて、元々この厩舎で休み明けとくれば、幾度となく2桁増減のやらかしを見てきており、中間の調教では測れない不安定さは否めない。
出たとこ勝負だけに、馬場の恩恵+相当な妙味がないと狙いにくいが果たして。
あとは、フレッシュなところの爆発力を問いたいレースということで、タイセイビジョン、ファストフォース、メイケイエール。
タイセイビジョンは、噛み合わない競馬が続いているというだけでもまたソソられる場面だが、この馬の場合間隔が詰まっての在厩調整という点は忘れてはならない部分。
高速馬場で迎える日曜なら、あの痛恨のドン詰まりのあったCBC賞での内容からも楽しめるとは思うが。
同厩ファストフォースは、対照的にここ2戦上手く行き過ぎているので、支持はタイセイビジョンより集めるだろうが正直狙いは下という位置づけ。
前走は内を大きく開ける馬場で縦横位置完ぺき競馬、2走前はあの驚速小倉での内枠逃げ切り。
運も含めて、「また恵まれました」があるとすれば、3番手確保から前残り馬場かつソフトな馬場(稍重~重)が実現した際か。
ただまあ、この馬も叩き3戦目ともなると、この厩舎だけに続いていかないとは思っているが。
一方、メイケイエールは、全く力を出せずにきているだけにハマったら怖い部分は当然ある。
前走は、言うても前半34.0秒戦+内枠で、暴発モードで駆け抜けての1200m戦(あれで案外粘ったんだなというくらいのレベル)。
外枠から、中山電撃6Fや、モズスーパーフレアペース戦に参戦して来てほしいと願っていた馬だけに楽しみはある。
単に、枠とオッズひとつで、当日目をつぶって本命に据えているかもしれない、そういう一頭。
頼む16番枠!というシーンだが、並びも含めてどこに入るか。
あとは、内枠を引けばだがミッキーブリランテに穴で注目。
別路線組に一発を託せるレースで、今年はそういうキャラも少ない中で、強いて言えばここか。
5走前レベルや、内回り特性から、気持ちさえ乗れば面白い。
前走はそういう気持ち部分でのポカであり、発揮できた時には面白い存在かも。
このレースで、馬場と枠を無視した印にどれだけ意味があるのか甚だ疑問、記しておく意味さえよく分からんが^^;、木曜夜時点での面白半分印として◎ジャンダルム◯ダノンスマッシュ。
大きく離れた3番手としてミッキーブリランテという順で。
なんだかんだで、昨年のスプリンターズS以降の中山パフォーマンスを評価してみたりして。
↓↓↓以下、当日午後追記。
10R茨城新聞杯まで参考になるレースはないが、少頭立ての7Rの上りなどを見てもやはりベースはかなり良好で、速い状態が続く。
昨晩のひと雨がなければ相当な高速状態(今年のメンツでの“メジャーパターン”で流れた場合に、1分6秒台まであり)だったのではないか。
そして、ちょっと想定外の昼過ぎでも稍重維持の状況からも推察できるように、内から乾いている状況がレースで明暗を左右し過ぎている印象。これで、腹は固まった。
◎モズスーパーフレア。この馬場なら、番狂わせはあって全然いい。
55キロでもあり、今回ここでも案外あっさり初速で上回ってハナはこの馬。
(去年のことも含め)△ビアンフェは、◎が出遅れる等がない限り逃げは諦め、2番手でいかにスムーズな競馬をするかに即時切替えとみている。すなわち、案外スムーズな最初の2Fに。
その後は、メイケイエールの暴走なく(一旦最後方まで下げたにも関わらず道中で突っかかってくる等)進めば、その他の先行勢も割とすんなり競馬で、全般(早めに)態勢が整い過ぎる戦様相、結果淡々と流れるという想定で。
◯ダノンスマッシュも早仕掛けで、高速馬場を見方に迫ってくるとみているが、内ラチべったりの◎は外枠からでは交わせない、そういう展開に負ける公算。
以下、インを通って(基本は前々で)ということが何よりも“マスターピース”になるということで、▲ミッキーブリランテ、☆ピクシーナイト、△レシステンシア、おそらく決死のイン突き△クリノガウディー(失敗か!? 成功か!?)といったところを上位に。
そして、既出△ビアンフェと、最後に当初◎だった△ジャンダルムとしたい。
△ジャンダルムは少なくともスタートを決めて先行しているとの想定だが、それでも内に4~5頭いる状況では苦しいとみて泣く泣くの下げ。(10/3 14:00追記)