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――さすがに、今の中山芝はいつ“決壊”しても不思議ないと思っていますが、どの程度降るか。
目次
- 日経賞 2022 レース概要
- 日経賞 2022 枠順
- 日経賞 2022 ラップ適性・追い切り
- 日経賞 2022 過去レース傾向
- 日経賞 2022 レース傾向分析&考察
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- 日経賞 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
3月26日(土)重賞予想と追い切り注目馬はこちら
3月27日(日)重賞予想はこちら
日経賞 2022 レース概要
日経賞 G2
2022年3月26日 3回中山1日目
発走時間:15:45
中山競馬場 芝2500m
サラ系4歳以上 オープン
2021年優勝馬:ウインマリリン 牝4 2:33.3 横山武史
日経賞 2022 枠順
日経賞 2022 ラップ適性・追い切り
コースとしてはやや平坦戦 ※ ラップ寄りの、瞬発戦、平坦戦ほぼ5分5分条件。
※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じないレース(例:11.8-11.5-11.6-11.9)が定義
ウインキートス、ボッケリーニ、タイトルホルダー、クレッシェンドラヴあたりが適性上位。
追い切りからは、タイトルホルダー、ラストドラフトの2頭を最上位に。(3/26 6:55追記)
日経賞 2022 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※前年以降のJRA芝2400~2500mのG1・G2で6着以内経験あり、というのがひとつの好走目安で、近年の好走馬の8割超を占め、該当馬の好走率も4割超と申し分なし
該当馬➡➡➡ウインキートス、タイトルホルダー、ヒートオンビート
※また、さらに「芝2200m以上のG1・G2で3着以内あり」「前走5着以内」に該当する馬も、それぞれ好走馬の約8割を占め好相性
該当馬➡➡➡アサマノイタズラ(W該当)、ウインキートス、エフェクトオン、タイトルホルダー(W該当)、ディバインフォース(W該当)、ヒートオンビート(W該当)、ボッケリーニ(W該当)、ラストドラフト、ランフォザローゼス(W該当)、ワイドエンペラー
※前年JC、有馬出走歴のある馬のうち、「有馬記念のみに出走」という馬は馬券率がかなり高く狙い目(’18~’19サクラアンプルール、’20スティッフェリオなど)
該当馬➡➡➡アサマノイタズラ、ウインキートス、タイトルホルダー
といった感じ。
日経賞 2022 レース傾向分析&考察
先にも挙げた通り、G2以上の2400m~2500m重賞での戦歴がポイントという印象の一戦。
馬券内実績としては、「芝2200m以上のG1・G2で3着以内あり」というのが一つの線引き。
また「前走5着以内」だった馬も好走例が多く、近19年の好走馬57頭中、前者は48頭、後者は45頭を占めている。
そして、G1級も復帰戦に選んでくるレースだったりすることからも、その2400m~2500mディスタンスでの最高峰レース、JC、有馬記念を前年に使っている馬がやはり優勢。
中でも、やはり「JCはパスして、有馬直行」といったローテ、陣営意図などに表れる中山>>府中タイプがいいことは明白で、「有馬記念のみに出走」パターンが絶好。
近17年集計ベースで、「前年JCのみ(有馬は使わず、日経賞に出走)」が(1-2-1-8)に対して、「有馬記念のみに出走(JCは使わず有馬には出走して、日経賞に出走)」が(6-2-6-4)。
そして、この中には18~19年と2年連続3着のサクラアンプルール、20年のスティッフェリオなども含まれている。
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日経賞 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
タイトルホルダーを筆頭に、先行タイプこそある程度顔を揃えたが十分前の粘れる展開が濃厚で、差し勢の台頭には、雨による馬場悪化が必要との見立て。
中山も土曜雨の予想となっているが、降り出しが遅れそうで、とりあえず馬場は軽微な影響想定で見ておく(どちらかと言うと、春の嵐で強い南風=直線差し助長のフォローの風の影響のほうが大きいか)。
タイトルホルダー / ウインキートス / ヒートオンビート / ボッケリーニ / スマイル 他
今回のタイトルホルダーに関しては、まず、普通の馬場ならというところ。
ここは楽にハナ主張が可能な「逃げた時に強い」馬。
前走有馬記念(5着)は、パンサラッサ逃げの中で後続にあれだけ着差をつけて掲示板を確保してきて、正直驚いた強い内容。普通に本命当確級だろう。
ウインキートスは2走前を筆頭に、近2走は十分言い訳の効く敗戦。
G1.5級能力を認めている馬で、適性は当然抜群。
加えて、昨年のこのレースでの大敗が少し追い風環境となりそうな状況が良い。
何と言っても、この主戦なのでそうそういつでも主軸に据えられるという馬ではない。
その昨年は、カレンブーケドールに対する制裁の被害をまともにくらいかわいそうな一戦。何も測れていない敗戦が理由で、少しでも敬遠されるようなら。
ヒートオンビートも地力は高く、臨戦過程的にも無視しづらい存在だが、ラップ適性的にはあって3着までとしたいシーン。
急加速を伴う流れのほうが良いタイプで、ここで連対圏までくるには前が相当楽をする展開をともに番手くらいでついて回ってこれた時だけだと思うが......。
ボッケリーニは、適性と能力からチャンスは十分あって良いが、この鞍上弱化は痛く、飛んでも全然おかしくない。
差し助長×スタミナ戦展開だった前走の内容は、2着以上級の強い内容だったと思うが......。
スマイル。適性からダークホースはこの馬。
下級条件では重馬場をこなしたこともあるが、この馬は高速ではない良あたりがちょうど良いタイプだろう。
2走前は負かした相手も弱くないし、正直ルメール騎手でもあのメンバー相手に6歳馬のこの馬が勝ち切ってくるとは想像以上だった。
鞍上も中山2200m~2500mはしっくりくるし、先週の月曜の競馬でも今の中山芝を掴んでいる印象がある。
傾向からは買いづらい分、舐められるようなら、ラップ&舞台適性と鞍上期待から徹底マークをしておきたい。
紛れる展開では、OP特別実績すら持たないこの馬でもチャンスあっても。
前走AJCCは、上記の通り前には厳しいレースだったもので0.6秒敗退は許容できる。
以上が基本線の注目勢だが一方で、馬場が荒れてきて、下り坂の天気とともに気温の上昇が少しでも抑えられれば注目したいのがラストドラフト。
前走は、「少し体に余裕があったので今週は長めから追った」と談話があっての、過去最高馬体重と痛恨の調整ミス敗戦。
この条件への適性が特別高いとかそういうことではないが、全てが噛み合って出し切れた時には2着ラインは十分争える。
以上、木曜夜執筆段階では、風の影響が気になるものの考慮に含めず◎タイトルホルダー、◯スマイル、▲ウインキートスとする。
波乱はやはり、雨と風で差し決着のパターンとみるが、果たして土曜午後の嵐具合やいかに?!
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
雨は一旦小康状態(稍重)となって、南風は強く吹き始めた。さらに、午前のレースなどからおそらく時計は出る稍重ということで、非常に微妙な状況で迎える一戦。
まだ、内決壊とまではいかないが、お釣り残しの出来も含め絶対ではなくなった可能性のある◯タイトルホルダー。
注目どころは木曜段階上位の▲ウインキートス、☆スマイルあたりで変わりはないが、この人気で買えるのなら浜中騎手(◎ボッケリーニ)に一か八か賭けてみたい。前走が見立て通り、実距離以上のスタミナ適性が求められたレースなら、1.5F伸びてハマる可能性も。(3/26 15:30追記)