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――ずーーーっと瞬発戦やってませんからね、ここ最近のこの馬。
目次
- 新潟記念 2020 レース概要
- 新潟記念 2020 枠順
- 新潟記念 ラップ適性・追い切り
- 新潟記念 2020 過去レース傾向
- 新潟記念 レース傾向分析&考察
- 新潟記念 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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新潟記念 2020 レース概要
新潟記念 G3
2020年9月6日 3回新潟8日目
発走時間:15:45
新潟 芝2000m
サラ系3歳以上 オープン
2019年優勝馬:ユーキャンスマイル 牡4 1:57.5 岩田康誠
新潟記念 2020 枠順
新潟記念 ラップ適性・追い切り
コース、レースともにほぼ瞬発戦ラップ ※ を刻むキレ勝負のハンデG3。
※ラスト4Fの各区間加速内に、0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.5-11.2-11.5-12.2)が定義
ワーケア、メートルダール、ピースワンパラディ、サトノダムゼル、ジナンボーと適性上位。
追い切りからは、最終追い切りを含めてもアイスストーム、インビジブルレイズの吉村厩舎2頭くらい。
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新潟記念 2020 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※軸は3~4枠からが鉄則とも言うべきレースで、近10年の複勝率は3枠38.9%/4枠31.6%。複回値は3枠213/4枠174と、いずれも1位、2位の成績
該当馬➡➡➡ジナンボー、メートルダール、アールスター、サトノガーネット
※ハンデ戦で斤量増馬には注目で、前走2~5着で斤量増は高好走率なのだが、それ以外つまり前走1着と6着以下で前走以上に斤量を課された馬というのは心許ない成績となっている
該当馬➡➡➡アールスター
といった感じ。
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新潟記念 レース傾向分析&考察
9割方瞬発戦になるのは、このコースの特性として周知の事実といった感のあるレース。
ただ、新潟大賞典もそうだが、だからといって上がり3F1~3位が過去の上位馬を毎年独占しているかというとそんなことはなく、直線の長いこのコースだけに瞬発戦にはなるが上がり4~6位くらいの末脚を中団から使って上位にくるというパターンも結構あるため注意が必要、そんな印象も強い。
よく言う、12.0 - 11.4 - 11.2 - 12.0のようなラップで刻まれる0.6秒(ラスト4→3F区間)の急加速対応力と、11.4 - 11.2 - 12.0を足した上がり3F34.6秒部分での速さとでは意味合いが大きく違うということであり、この新潟2000m戦で求められるのは少なくとも前者であり、後者は年によってまちまちで必要になったりそうではなかったりというオプション的なもの、という傾向がある(瞬発戦対応力はあるが、上がり3Fでは速い脚が使えない先行馬が勝てるのはその最たる例)。
ちなみに、勝ち馬選びに関しては、最重要ポイントの瞬発戦実績という観点で、ここまでの戦績で「瞬発戦での連対歴が複数回あって、かつ瞬発戦以外の連対実績が突出して多くない(例. 連対歴7回の内、瞬発戦6平坦戦1消耗戦0や瞬発戦3平坦戦4消耗戦0ならOK。瞬発戦2平坦戦5消耗戦0はNG)」タイプが良い。
また、その他に目立つ傾向があるのが枠順傾向で、3~4枠の複勝率が異様に突出したレースとなっている。
加えて、上記の通り複勝率トップ3枠→2位4枠の順に、複回値でみてもなっていることから、たまたま人気馬が3~4枠に入って稼いだだけというわけではないことは明白な状況。
ただ、この手の枠番傾向(しかも、今回みたいに中途半端に中枠が活躍みたいな)は理屈で説明するのは難しく、顕著な傾向といえど「人気の盲点になりがちだし、迷ったら買っておけ。注目馬がその枠に入ったら倍プッシュOK」くらいに考えていておいたほうがいいか。
ハンデ戦ということで、その斤量設定観点からも1つ。
毎度のごとく、ハンデ戦=斤量増馬という構図には変わらず注目ではあるが、前走を勝って斤量増で参戦してきた馬よりも、前走2~5着でもハンデキャッパーが斤量を課した組に分があるという傾向が、割とハッキリしているレース。
手元にある近18年の集計では、前走1着馬で今回斤量増(2-1-0-17)に対し、前走2~5着で今回斤量増(2-2-4-5)となっている(ちなみに、前走6着以下で今回斤量増は好走0)。
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新潟記念 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
その「前走2~5着で今回斤量増」パターンを狙おうとしていたが、いや~弱った。唯一の該当馬がブラヴァスという状況。
同舞台の新潟大賞典を負け、重馬場のゴリゴリの七夕賞を2着した馬で、しかも新潟大賞典のレベルの低いこと。これでは、個人的には中心には買えない。
当初の“施策”を方針転換して臨む。
そして、この夏「7.19」を筆頭に、尋常じゃない荒れ方をみせたハンデG3の最終戦ともいえるレースだけに、「10番人気以内は本命にはしない!」くらいのつもりで臨む。
◎メートルダール
メートルダールは、休み明け春の同条件新潟大賞典での踏ん張りに驚かされた馬。
あんな位置から、不得手な平坦戦決着を上り3位で伸びてきたことが意外で、次走目黒記念でも一発に期待したほどの馬。
この条件らしく、瞬発戦決着になれば大穴の楽しみがある。
過去4枠5番でこのレースを好走した馬が、3枠6番の絶好枠を引くという幸運も見せて......。
調教過程でも試行錯誤の痕が窺えるし、もう一戦だけ大敗覚悟で狙う。
◯ウインガナドル
先行手薄、新潟実績、夏場実績から。あとは展開利さえあれば。
◎もそうだが、この酷暑続きの最終盤で、みな一様に低調な時計を並べているような調教過程なら、相手レベルが大きく下がってきておかしくないので積極的に狙いたい存在。
「放っておいても、相手から勝手に下がってくる」これは、今回の予想全般として言える話。
その新潟大賞典が、平坦戦決着だったという点では、当時の3着馬×プレシャスブルーは一見今回条件悪化に映る存在。
ただ、同馬はあれで実力を発揮しにくい展開のなか健闘したという見立てなので、過去パフォーマンスからすれば◎メートルダール同様に条件好転が濃厚。もちろん、あくまでラップ的に見ればの話だが。
ただし、前走-20キロが大きな足枷。
折角の好条件も、前走の調整ミス反動懸念により、中心視しにくい状況になってしまっている。
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1番人気×ワーケア。
瞬発戦は絶好で、課題はエンジンの掛かりの遅さというタイプ。
ゆえに、至極理にかなった新潟記念参戦だと思っている馬。
前走は、(詳細は日本ダービー回顧編を見ていただければいいが)必然の凡走で、この馬の評価自体が変わるようなものではない。
あとは、この条件でのハーツクライの期待値の低さあたりか。
サトノガーネットは、前走小倉記念は瞬発戦決着。
その意味で、そこで上り断トツの1位で2着したこの馬は悪くないこの条件替わりにみえる。
ただそうは言っても、所詮は小倉2000mでの瞬発力勝負とこの舞台ではさすがに格が違う。
しかも、相対的に皆が速く上がってこれるレースになりやすいので、このシンガリ一気戦法はなんとも不安。
さらに、このレース自体中2週以内ローテというのは鬼門で......。
×カデナも、最後方必至の脚質が難点は百も承知、なのだが、内壊滅&荒れ馬場絶好のタイプだけに、58キロといえど今のカデナなら(人気で)昨年以上も覚悟しなければならない存在。
ラップ適性は別として、今年2月の小倉を勝っているあたりからも、今の掘れてきた新潟は文句なしだろう。
△ジナンボーは、適性的には言わずもがな全く問題なしで、今回この斤量でどの位置づけになるのかというところだけの印象。
個人的には、全く問題なし。あとは馬よりも気ムラな鞍上と、妙味次第といった感じ。
……と、挙げればキリがない感じで遠回りしたが、これらより期待したいのが、
▲サトノダムゼル / ☆アイスストーム / △サンレイポケット
▲サトノダムゼル
(執筆時点)8番人気だから、冒頭にああ書いた手前本命にしなかった馬(本当はギリギリ直前に10番人気とかになっていて欲しい笑)。
ラップ的に申し分なく、G1以外崩れたことがない馬の妙味チャンスのシーン。
☆アイスストーム
◯が強気に引っ張って平坦戦ラップ質になっていくようなら狙いたいのがここ。出来は良い。
△サンレイポケット
この馬はラップ的には☆以上に厳しい。
平坦戦特化型と言ってよく、瞬発戦連対実績といっても前走特殊馬場での1勝のみのここまで。
3着狙いとなる今回だが、案の定というか穴人気してしまっている。
が、今年1月のタフな京都の芝などでも走っている通り、当然今の馬場はいい。
いや〜、何にしてもこういうレースは予想のし甲斐があって面白い。
次週から当面、こういうレースが少なくなると思うと、穴党としては秋の気配とともに(ん?秋ドコ?ww)少しもの悲しい気持ちになるが、その意味でも全力で楽しみたいレース。
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