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――次に大雨注意報を、との心構えで行くつもりの今年の新潟記念。
目次
- 新潟記念 2022 レース概要
- 新潟記念 2022 枠順
- 新潟記念 2022 ラップ適性・追い切り
- 新潟記念 2022 過去レース傾向
- 新潟記念 2022 レース傾向分析&考察
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- 新潟記念 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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新潟記念 2022 レース概要
新潟記念 G3
2022年9月4日 3回新潟8日目
発走時間:15:45
新潟競馬場 芝2000m
サラ系3歳以上 オープン
2021年優勝馬:マイネルファンロン 牡6 1:58.4 M.デムーロ
新潟記念 2022 枠順
新潟記念 2022 ラップ適性・追い切り
コース的に9割が瞬発戦 ※ ラップの特化舞台。
※ラスト4Fの各区間内に、0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.5-11.2-11.5-12.2)が定義
ヒートオンビート、カイザーバローズ、コトブキテティスと完全瞬発型。
追い切りからは、差のない三つ巴状態の中、エヒト、ココロノトウダイ、フェーングロッテンの順に評価。(9/4 11:10追記)
新潟記念 2022 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※3~4枠が好相性のレースで、近11年複勝率ベースで3枠30.0%/4枠23.8%。複回値は3枠158/4枠142と、好走例、破壊力ともに優秀
該当馬➡➡➡ヒートオンビート、カラテ、ゴールドスミス、ディアマンミノル
※ハンデ戦で斤量増馬には注目で、前走2~5着で斤量増は高好走率なのだが、それ以外つまり前走1着と6着以下で前走以上に斤量を課された馬というのは心許ない成績となっている
該当馬➡➡➡エヒトのみが斤量増
といった感じ。
新潟記念 2022 レース傾向分析&考察
9割がた瞬発戦になるのは、このコースの特性として周知の事実といった感のあるレース。
ただ、新潟大賞典もそうだが、だからといって上がり3F1~3位が過去の上位馬を毎年独占しているかというとそんなことはなく、直線の長いこのコースだけに瞬発戦にはなるが上がり4~6位くらいの末脚を中団から使って上位にくるというパターンも結構あるため注意が必要、そんな印象も強い。
よく言う、11.8 - 11.0 - 11.2 - 11.3のようなラップで刻まれる0.8秒(ラスト4→3F区間)の急加速対応力と、10.9 - 10.8 - 11.8を足した上がり3F33.5秒部分での速さとでは意味合いが大きく違うということであり、この新潟2000m戦で求められるのは少なくとも前者であり、後者は年によってまちまちで必要になったりそうではなかったりというオプション的なもの、という傾向がある(瞬発戦対応力はあるが、上がり3Fでは速い脚が使えない先行馬が勝てるのはその最たる例)。
ちなみに、勝ち馬選びに関しては、最重要ポイントの瞬発戦実績という観点で、ここまでの戦績で「瞬発戦での連対歴が複数回あって、かつ瞬発戦以外の連対実績が突出して多くない(例. 連対歴7回の内、瞬発戦6平坦戦1消耗戦0や瞬発戦3平坦戦4消耗戦0ならOK。瞬発戦2平坦戦5消耗戦0といった実績はNG)」タイプが良い。
また、その他に目立つ傾向があるのが枠順傾向で、3~4枠の複勝率、回収値が優秀。
もっとも、この手の枠番傾向(しかも、今回みたいに中途半端に中枠が活躍みたいな)は理屈で説明するのは難しく、顕著な傾向といえど「人気の盲点になりがちだし、迷ったら買っておけ。注目馬がその枠に入ったら倍プッシュOK」くらいに考えていておいたほうがいいか。
ただし、その他の枠も含め、1着8枠→2着8枠(21年)、1着8枠→3着8枠(20年)、1着4枠→2着3枠→3着3枠(19年)、2着4枠→3着4枠(18年)というように、そもそも“固まって来る”傾向が強いところがあるので、バイアス注目戦の一端を表すデータとして使うのもアリかもしれない。
ハンデ戦ということで、その斤量設定観点からも1つ。
毎度のごとく、ハンデ戦=斤量増馬という構図には変わらず注目ではあるが、前走を勝って斤量増で参戦してきた馬よりも、前走2~5着でもハンデキャッパーが斤量を課した組に分があるという傾向が、割とハッキリしているレース。
手元にある近20年の集計では、前走1着馬で今回斤量増(2-2-0-19)に対し、前走2~5着で今回斤量増(2-2-4-5)となっている(ちなみに、前走6着以下で今回斤量増は好走0)。
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新潟記念 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
ヒートオンビート / サンレイポケット / イクスプロージョン / レッドジェネシス 他
ヒートオンビートは、瞬発戦績から願ってもない適条件参戦。
ただ、前を抜かそうとしない気持ちの面が常に付きまとう馬で、正直本命◎で買いたい馬ではない。
前走を終えて、初ブリンカー予想をしていた今走だが、どうもそうではないようで。
前走狙ったサンレイポケットは、5勝中4勝の左回りというあたりを意識してだろう、札幌記念を見送りこちらへ。
新潟大賞典V(瞬発戦)があり、表面上はチャンスシーンということになるか。
まあ、能力からすれば好走は十分として、勝ち負けについてはどうだろうか。
直線の長い左回り◯、荒れ馬場◯のこの馬にとって、その重賞1勝は最小限の瞬発戦ラップに止まってくれて、さらに前半3F34.2秒、後半3F37.6秒のタフ戦になったところを後方からになったことで大いにプラスに働いたレース。
当時、実質的に「瞬発戦実績にカウントしないほうが良い特殊な内容」とした一戦であったことは看過できないところなのだが。
前走の借りを返して欲しい反面、こちらもアタマについては疑問符も。
もちろん、荒れ馬場と前傾ラップ見込みが立てば、2戦連続心中する覚悟はできているが。
以上の2頭が勝ち切り微妙な中で、カイザーバローズが斤量利も含め最有力候補に。
前走は、不得手な持久戦でそれでもきっちりG3勝ち負け水準で駆けていた一戦。
ここデフォルトの瞬発戦ならさらに上があっていい。あとは、鞍上が鞍上だけに、後ろから何かにやられる懸念だけ。
そして、ハンデ戦なら好走圏なのがイクスプロージョン。
ブリンカーを着用するようになってから一変したが、もともとは神戸新聞杯で本命◎に狙ったくらいの馬(もっとも、当時は不良馬場を理由にだが)。
まだ、G2級に全力を出されるとこのハンデ差では厳しいかもしれないが、以外とは結構差を付けられているはずで。
ただ、重賞好走もない中で56キロというのは、少し見込まれた感も。
まだ、渋った時にしか狙えないかなと見込んでいる素質馬レッドジェネシスも、フル発揮ならここで復活も。
鈍重さをカバーして、荒れた左回りでのロングスパート勝負でそのシーンが見られるか!?
最終追い切りを終えて、「少し復調の気配が見えた」との陣営談話も出ており、掲示板内なら可能性十分か。
そして、ゴールドスミス(前走快勝が本物なら53キロ+タフ馬場味方に一発可能)、ココロノトウダイ(非適性鞍だが、ついに鞍上強化されて前薄く不気味な復帰戦)といった組も展開さえ味方につけられれば怖さあり。
逃げるのは……と考えた時にかなり危険な、もといカナリキケン(古町S除外ならこちら、という形での参戦)の逃げですか? というようなメンバーだけに、普通のスローで決め手比べの好位差し決着か、度を越したスローまでいっての前崩れ大外一気決着のどちらかになるとの見立て。
そして、予断を許さない台風&秋雨前線の影響で、馬場がどういう状態になっているかがそれらを決定づけるか。
その点について、今のところほとんど予測不能な範疇と思っているので当日判断が必要だが、恐らく前日あたりまでは渋ることを見越しての予想が主流になるとみている。
その意味でも、前記カイザーバローズに注目としておきたい。
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
前日どころか、もう前々日くらいから「雨はないんでない?」ムードの日曜新潟。いずれにしても、週半ばに見立てた通り、シンプルな前残りか、度を越したスローで前が崩れるかのどちらかで想定したい。
そうなってくると、まず騎手心理と少し読みづらい後者(スロー過ぎての前潰れる差し決着)のパターン考察というのが、今の時点では重要に(シンプルなほうは、バレバレでおそらく堅い方向性なので特に事前準備不要)。
9Rで「溜めたもん勝ち」ムードになった場合用として、そのパターンではプレシャスブルー、ユーキャンスマイルの2頭を挙げておきたい。
ともに、極度の瞬発戦で上り3Fスピードを求められた場合には上位に取れる存在で。
ただ、その場合も当然カイザーバローズ、ヒートオンビートには及ばない可能性のほうが高いとは思っているが。(9/4 14:25追記)
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
シンプル前残り想定の組で買いづらい大幅増もあり、◎ココロノトウダイに託すことに。(9/4 15:35追記)