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――「傾向重視」明白の一戦も、馬場次第では今年は或いは……。
目次
- 小倉2歳S 2022 レース概要
- 小倉2歳S 2022 枠順
- 小倉2歳S 2022 ラップ適性・追い切り
- 小倉2歳S 2022 過去レース傾向
- 小倉2歳S 2022 レース傾向分析&考察
- 小倉2歳ステークス 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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小倉2歳S 2022 レース概要
小倉2歳S G3
2022年9月4日 4回小倉8日目
発走時間:15:35
小倉競馬場 芝1200m
サラ系2歳 オープン
2021年優勝馬:ナムラクレア 牝2 1:07.9 浜中俊
小倉2歳S 2022 枠順
小倉2歳S 2022 ラップ適性・追い切り
コース的に7割がた消耗戦ラップ ※ を刻むJRA芝条件では有数の消耗戦傾向の舞台。
※ラスト4Fの各区間内に、加速が生じないレース(例:11.5-11.6-11.8-12.2)が定義
当然、この距離なので、大抵は消耗戦または平坦戦を刻んで勝ってきており判定不能。
追い切りからの最終ピックアップについては、プロトポロス、そして離れて次点候補にミカッテヨンデイイ、ロンドンプランが続くイメージ。(9/4 11:10追記)
小倉2歳S 2022 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※近年の勝ち馬のほとんどは「前走で上がり2位以内を、先行してマークしている馬」で、2~3着も含めるとほぼ毎年もれなく好走している
該当馬➡➡➡アウクソー、バレリーナ、ミカッテヨンデイイ、メイショウコギク、メイショウヒュウガ、ロンドンプラン
※一方で、前走OP4着以下、前走上がり3F4位以下、前走0.6秒以上負け、前走5番人気以下に該当していた馬は、15年以上ほぼ好走すらなしの状況
該当馬➡➡➡ウメムスビ、クリダーム、ゴーツウキリシマ、シルフィードレーヴ、ニシノトキメキ、メイショウヒュウガあたりは苦しい
といった感じ。
小倉2歳S 2022 レース傾向分析&考察
勝ち馬像(悪くとも2~3着馬像)は、比較的ハッキリしていて、1つ目に挙げた「前走で先行して、なおかつ上がり2位以内の末脚をマークしている馬」というのが最大のポイントとなるレース。
もちろん、1200m戦なので、35~36秒などのあまり前半緩いペースでの先行力はここではあまり意味をなさず、“ある程度の速い流れを”先行して、ということにはなってくるのだが。
そして、いわゆる“消しデータ”のほうもなかなか破られることはなく、2点目のポイントのうち「前走上がり3F4位以下」以外の3項目に関しては、手元にある20年中でただ1頭20年の3着フォドラ(重馬場)しか馬券には来ていない状況。
先の最重要項目「前走で上がり2位以内を、先行してマークしている馬」と、これら消しデータに当てはまらない馬の中から、馬券を組み立てるべきレースと言える。
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小倉2歳ステークス 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
今週末は台風の影響を受けそうな小倉。馬場状況次第では、総取っ替えも起こり得るところだが、とりあえず間接的な影響も日曜時点では軽微なものにとどまっているとの見立てで。
アウクソー / バレリーナ / ミカッテヨンデイイ / ロンドンプラン / メイショウコギク 他
レース的に、切り口として最も妥当という感じの先の傾向面から、アウクソー、バレリーナ、ミカッテヨンデイイ、メイショウコギク、ロンドンプランの5頭が連軸中心視候補。
まず、額面的にはアウクソー、バレリーナ、ミカッテヨンデイイ、ロンドンプラン、メイショウコギクの順といった感じ。
アウクソーの前走は、当時の馬場ではかなりのペースで入り結果上りは掛かったが、それでもトータル1分11秒0(5馬身差)はかなり優秀で、しかも12.2 - 12.2 - 12.1の加速ラップフィニッシュを楽にマークしまとめているあたりからも、現状特に言うことがないレベル。
この内枠が誤算というところだけだが、上手に前に壁を作って外に持ち出す展開なら。
先週の新馬Vのバレリーナは、着差ほど派手な時計ではないが、それでもこの日の馬場換算後で水準は楽に上回っての勝利。
新潟2歳Sのキタウイング同様、小柄な牝馬の連闘策でまずは馬体とテンションが最重要課題となるが、滞在の小倉だけにその前週ウィナーほど心配はいらないとみている。
ミカッテヨンデイイの前走は、当時の馬場と2歳OPとしてはかなりスロー。
少頭数の外枠もプラスになった中での勝利。
レース後半の伸びには、重賞メンバーに入っても不足はないかもしれないが、この馬ははっきりと前半のほうが課題。
おそらく、後方になってしまうだろうし、あとはどれだけ前半3Fが落ち着いてくれるか。ただ、内に入らなかったことは幸い。
ロンドンプランの前走は、後半ほど優秀なラップを3番手からキッチリ伸びての快勝。
ゴール板にかけてぐいぐい差を拡げていた様子も好感。
あとは、開幕週の絶好馬場と今の馬場で、もっとも“勝手の違い”をまともに受ける一頭であるあたりがポイント。
メイショウコギクは前走34.3-34.3ラップを逃げ切ってのものと、楽逃げVは明白。
全体時計(低レベル)を取るか、勝ちっぷり&刻んだ後半ラップを評価するか(Hレベル)、微妙なところがあるのは事実なので世間評の逆を取りに行くことだけに専念したい一頭。
おそらく、指数的なことで世間は前者をとるとみているので、甘いオッズで狙う想定。
他は、アウクソーあたりを基準に、そこをクリアできそうなクリダーム、メイショウヒュウガ、プロトポロスを警戒したい。
メイショウヒュウガは、「緩さ」と「気合い乗り不足」を指摘されていた段階での前走時計はもしかするとモノが違うという可能性があって、馬場ひとつではこの馬から勝負という可能性も。
全般的に、傾向面を重視しつつ、あとは純粋に時計面を評価すればいいでしょうという様相の中、その時計的な観点で根底から覆されるような極悪馬場まであり得るというのが、今年の小倉2歳S予想のテーマになりそう。
ここは、今週の重賞の中で最も当日状況が気掛かりな一戦だけに、イメージだけ認めつつ当日にお会いしましょうということで。
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
7Rを見ても、良回復した小倉芝は時計が速く、「内枠は割り引き」だが「直線大外も厳しい」印象の馬場。内が傷んでいて荒れ加減なのは事実も、直線中ほどがベストに映る状況となっている。土曜が重馬場でも結構時計が出ていたので、芝の良いところを走りさえすれば、まだベースもかなり良いというところなのだろう。
本命にするかどうかは、例によって連闘の牝馬なのでまだ迷い中だが、とりあえずこの馬場ならバレリーナ中心視でいきたいところ。(9/4 13:45追記)