競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【マーチステークス 2023 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 瞬発力が問われるようだと面影なくす?

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――出走メンバーが決まって、渋っても通して流れる展開の可能性も少し高まったとは思いますが、このレースの「面影」は今のところ霞んでいきそうで。

目次

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マーチS 2023 レース概要

 

 

マーチS G3

2023年3月26日 3回中山2日目

発走時間:15:30

中山競馬場 ダ1800m

サラ系4歳以上 オープン

2022年優勝馬:メイショウハリオ 牡5   1:50.2 浜中俊

 

 

マーチS 2023 枠順

 

 

1 1 ダノンファラオ 牡6 田中勝春
1 2 カテドラル 牡7 石川裕紀
2 3 ロードヴァレンチ セ4 永野猛蔵
2 4 デルマルーヴル 牡7 松岡正海
3 5 ケンシンコウ 牡6 田辺裕信
3 6 キタノヴィジョン 牡6 江田照男
4 7 ハピ 牡4 横山典弘
4 8 ウィリアムバローズ 牡5 横山武史
5 9 ホウオウルバン 牡5 内田博幸
5 10 ヴァルツァーシャル 牡4 菅原明良
6 11 ダノンスプレンダー 牡7 斎藤 新
6 12 ハヤブサナンデクン 牡7 津村明秀
7 13 ゲンパチルシファー 牡7 大野拓弥
7 14 プリティーチャンス 牝6 石橋 脩
8 15 カフジオクタゴン 牡4 北村宏司
8 16 サンライズホープ 牡6 幸 英明

 

 

 

マーチS 2023 ラップ適性・追い切り 

 

 

コースとしては消耗戦ラップ5割、瞬発戦ラップ発生は極めて稀な条件。

※ラスト4Fの各区間内に、加速が生じないレース(例:11.0-11.5-11.6-11.9)が定義

ゲンパチルシファーロードヴァレンチキタノヴィジョンホウオウルバンデルマルーヴルと適性上位の面々。

 

 

追い切りからの高評価は、最終的にウィリアムバローズハヤブサナンデクンの2頭で。(3/26 6:30追記)

 

 

 

マーチS 2023 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

キャリアを重ねた高齢馬たちの活躍が目立つレース

該当馬➡➡➡カテドラル、キタノヴィジョン、ケンシンコウ、ゲンパチルシファー、サンライズホープ、ダノンスプレンダー、ダノンファラオ、ハヤブサナンデクン、プリティーチャンス、ホウオウルバン

 

斤量を背負わされた馬(57.5㎏~)が活躍傾向で、特に前走から斤量増で今回57.5~58kgだった馬は狙い

該当馬➡➡➡(斤量改定初年度につき前走比増減は別として)58.5~59kgゾーンは、カテドラル、サンライズホープ、ハピ

 

といった感じ。

 

 

 

マーチS 2023 レース傾向分析&考察

 

 

 

6歳馬が好走率・回収値のトータルバランスで最上位だったり、7歳馬も遜色なかったりと、ほぼ瞬発力不要の中山ダート1800mで争われるだけあって、とにかくキャリアを重ねた馬たちの活躍が目立つレース。

近年のほとんどが平坦戦ラップでの前傾戦となっている。

(年にもよるが)まだ冬場といって良いタフな中山ダートで行われることが、何よりもその傾向を助長させているのだろう。

 

ちなみに、上に書いた「年齢傾向」を見方を変えて、「キャリア」という括りで集計すると、ほとんどの5~6歳勢パフォーマンス好調が「キャリア16~30戦」のゾーンの馬たちの好走によって支えられていることが見てとれる状況になっている。 

 

斤量を背負わされた組が強く、近20年集計ベースで57.5㎏以上だった馬は(8-4-4-31)。

ハンデ戦ゆえ実力上位馬が課されることになるわけで、強い馬が強かったというパターンが多くなるのは必然と言えば必然なのかもしれない。

が、ご存知の通り、そうでもないレースが多いのもハンデ戦。

憶測でしかないわけだが、個人的にここも瞬発力不要の消耗戦様相がその重ハンデ組好調を支えているように思う。

 

加えて、「前走から斤量増で」今回57.5~58kg斤量だった馬が同集計期間で(7-3-3-18)とその好走例の大半を占めていることから、“前走の好結果を受けて(斤量増)”というあたりも表した結果と思われる。

ちなみに、今年はご存知斤量改定初年度のため、そもそものベース部分がおおよそ+1キロとなってくること、前走が年明け以降か否かによっても前走比増減が別要因をはらんでいることなどから参考外としている部分だが。

 

 

 

マーチS 2023 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

ウィリアムバローズ / ケンシンコウ / プリティーチャンス 他

ウィリアムバローズは、2度目となる叩き2戦目で迎える重賞挑戦。

そして、中山千八が舞台ということで、もうここは負けられないといったところ。

鞍上が「跨った瞬間に具合が悪いなと感じた」と明言した2走前のような状態面の問題さえなければ、あとはここがハンデ戦ということととんでもない激流(≒先行タイプの宿命との闘い)くらいか。

 

穴で狙いたいのがキタノヴィジョン

渋った馬場と舞台へのラップ適性という点で、ハンデG3なら上手くすれば勝ち切りまであっていい。

直近V当時の差し切りはラップ、自身の上り的になかなか真似できない芸当だとみていて、ひと皮むけた可能性がある。

若干、前が潰れ過ぎな印象ももってはいた同レースだったが、その後当時の先行勢が挽回しているところを見ると一概にそうとも言い切れない。

さすがに、重以上になってくると頭までは見込みづらくなるかもではあるが。

 

 

狙うなら昨年だったケンシンコウも、当然その線で圏内。

(分かり易く前年好走で)人気してしまうということ以外、特に注文はつかない感じのシーン。

プリティーチャンスも人気しないだろうし、複穴一発で狙える存在。

ただし、この馬の場合戦歴とは裏腹に、この舞台なら良で差しが決まる展開に便乗したほうが良さそうで......。

 

 

人気で脚力最上位の4歳ハピが唯一このレースでくることができるパターン=重馬場、というのが今年は十分見込める戦い。

いずれにしても、レース全体像として今年はその渋り具合によって、キャリアの浅い瞬発力上位勢に向く可能性は例年より高い状況となっている。

一応、現状の印としては◎ケンシンコウ◯ウィリアムバローズ▲キタノヴィジョンとしておく(想定:重)。

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

想定を通り越した大幅渋化(不良)。ただ、一概に前だけが許される超速馬場とはいえない、というところがポイントか。むしろ渋り過ぎて(走りにくく)時計は不良馬場としては掛かっているくらいで、うまくイメージギャップを突いて仕留めたい。具体的には、「不良」と聞いて誰もが飛びつくキャラではなく、かつそこは水分を多く含んだ馬場だけにそういう馬場をこなす下地はあるような馬や、「ここまで渋ったら差せないでしょ」となるような組。

◎キタノヴィジョン◯デルマルーヴル▲プリティーチャンスの3頭を上位に狙う。人気ではやはりウィリアムバローズだと思うが、この状況は飛んでもおかしくないと判断。(3/26 14:55追記)