競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ダイヤモンドステークス 2023 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 3000m超戦とは思えぬスピードで

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――後半上がったもの勝ちの年になるか。

目次

2月18日(土)重賞予想と追い切り注目馬はこちら

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ダイヤモンドステークス 2023 レース概要

 

 

ダイヤモンドS G3

2023年2月18日 1回東京7日目

発走時間:15:45

東京競馬場 芝3400m

サラ系4歳以上 オープン

2022年優勝馬:テーオーロイヤル 牡4   3:30.1 菱田裕二

 

 

ダイヤモンドステークス 2023 枠順

 

 

1 1 キスラー 牡7 内田博幸
1 2 シルブロン 牡5 ルメール
2 3 トラストケンシン 牡8 丸田恭介
2 4 ミクソロジー 牡4 西村淳也
3 5 ヒュミドール セ7 田辺裕信
3 6 アスクワイルドモア 牡4 田中勝春
4 7 カウディーリョ 牡7 大野拓弥
4 8 レクセランス 牡6 バシュロ
5 9 ヴェローチェオロ 牡5 戸崎圭太
5 10 メイショウテンゲン 牡7 木幡巧也
6 11 スタッドリー 牡5 モレイラ
6 12 マリノアズラ 牝5 横山武史
7 13 タイセイモナーク 牡7 三浦皇成
7 14 トーセンカンビーナ 牡7 江田照男
8 15 ウインキートス 牝6 横山和生
8 16 ベスビアナイト セ6 石橋脩

 

 

 

 

ダイヤモンドステークス 2023 ラップ適性・追い切り 

 

 

コース的には、6割がた瞬発戦ラップを刻むコースで、イコールこのダイヤモンドSそのものを表している(府中3400m戦=ダイヤモンドSオンリーなので)。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.0-11.5-11.6-11.9)が定義

ミクソロジートラストケンシンスタッドリーといったあたりが適性上位。

 

 

追い切りからは、ヒュミドールと、アスクワイルドモアの評価高め、最終的に2トップ評価とする。(2/18 6:10追記)

 

 

 

ダイヤモンドS 2023 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

「斤量56キロ以上は5番人気以内のみ好走、穴は55キロ以下が多い」が基本

該当馬➡➡➡アスクワイルドモア、レクセランス、ミクソロジーあたりと、55キロ(牝馬53キロ)以下勢の構図

 

前走から斤量増で当日2番人気以内に推された馬は堅実に走ってくることが多く、7割近い好走率を誇る

該当馬➡➡➡(今年は斤量規定改定初年度につき割愛)

 

関西馬の穴はあきづらい

該当馬➡➡➡キスラー、タイセイモナーク、メイショウテンゲンといったあたりは厳しいか

 

といった感じ。

 

 

 

ダイヤモンドS 2023 レース傾向分析&考察

 

 

 

19年のユーキャンスマイル(33.4秒)、17年アルバート(33.4秒)、15年フェイムゲーム(34.6秒)、12年ギュスターヴクライ(34.4秒)など、3000m超戦とは思えない上りの速さでズドンと差してくるパターンも多く見られるダイヤモンドS。

前半2000m以上をちんたら走って、ラスト5Fが条件戦の2000m~2400m戦くらいの速さになることで、これら年のステイヤーらしからぬ超速上りが実現しているわけだが、年々この時期も府中の芝は硬く、速く作られている印象なので今後ますますこうしたケースの発生率は高まりそうな印象。 

もっとも、先に挙げた馬たちはみな1番人気馬だったわけで、さすがに首位人気を背負う以外の馬たちは34秒台後半とかが関の山なのだが。 

 

なお、斤量にまつわる傾向もみられるレースだが、今年は斤量規定改定初年度で悩ましいところ(今年に関してはどちらかというと、来年以降用に記しておく色合いが濃いが)。

相対的なものと考えれば、全て「+1キロ」とみても良い部分だろうが、とりあえず今年は1つ目の部分だけ「斤量56キロ以上は5番人気以内のみ好走、穴は55キロ以下が多い」と読み替えて様子見としておく。

なお2つ目に挙げた項目「前走から斤量増で当日2番人気以内だった馬」は、近17年集計ベースで(8-2-1-6)となっている。

他、人気傾向として「穴なら関東馬」の傾向が強く、関西馬は7番人気以下で(0-0-3-78)※近21年 と特に連では狙いづらくなっている。

 

 

 

ダイヤモンドS 2023 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

ベスビアナイト / カウディーリョ / ヒュミドール / ヴェローチェオロ 他

2年前のステイヤーズSでは1番人気の支持を集めたカウディーリョは、そろそろ狙い頃か。

前走は、長期休み明けの影響もあったが、そもそも折り合いを欠いての大敗。

その前走がガス抜きになれば、ここは実力発揮なっても。

 

ヒュミドールは、もともと「天皇賞(春)」を目標にして5歳シーズンを迎えた馬。

当時は吉田豊騎手で、今回は距離延長ローテで継続騎乗の田辺騎手を予定と、人気はしないだろうが密かに期待している。

 

前走見どころのスタッドリーは、「距離が長すぎた」ということがなければが有力候補の一頭に。

瞬発戦自体合うし、その意味でこの距離へのチャレンジがプラスに出てもいい。

過剰に人気するターンではあるが、その理由こそが最大の強みでもある。

 

休み明け+12キロの前走はともかく、4走前水準を思えばここ3戦は不甲斐ない印象のベスビアナイト

平坦型なのでこのレースという感じはあまりしないが、本当に暑い時期は避けて使われてきた馬だし、そもそもセン馬。

久々にフル発揮が見られる可能性のあるシーンでもある(日曜当日は春本番の陽気のみたいだが(^^;)。

 

前年3番人気のヴェローチェオロは、脚力自体は上位だと思うが、以前にも指摘の通り「阪神大賞典行き」の内回り×瞬発戦キャラだと見ているので、休み明け云々以前にあまり狙いたい条件ではなし。

 

 

◎スタッドリーにアタマを、◯ベスビアナイトに波乱演出を期待としておく。

 

 

 

↓↓↓以下、金曜夜追記内容。

◯シルブロンを引き上げるが、同馬もそうだが全般「3000m以上戦での末脚実績(裏付け)」を評価する方向に定めて▲ベスビアナイトは3番手に。

基本は、◎スタッドリーや、カウディーリョあたりが前で封じ込む決着を目論むが、2~3着には上り1~2位で◯(欲を言えば▲)が突っ込んでくるイメージで。(2/17 20:15追記)