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――指数系ではどうしても上がり切らないところのある勝ち時計だったと思いますが、前日からしても1分50秒を切ってくるような馬場ではなかったとみられ...。
マーチS 2023 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 マーチS 2023
レース全体のふり返り
マーチステークス 2023 各馬ふり返り 予想と結果
キタノヴィジョン
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡3着
不良馬場でも案外差せる馬場状態という判断で狙いを高めるも（◯デルマルーヴル、▲プリティーチャンスも同じ理由での狙い）、結局3着。
もっとも、このあたりは鞍上による部分もあったと思うが。
額面はやや？（クエスチョン）が残るところだが、上位総残りという決着の中である意味もっとも強い競馬をしていた。
コーナーから、手応え、脚色ともに非常に目立っていて、やはり舞台やこういう馬場への適性、進境著しいところが出ていた印象。
これで、不良では上り3戦全戦で1位、稍重では同4戦中2戦1位2戦2位（重経験はここまでなし）ということで、渋れば渋るだけキレる“水掻き付き”末脚型は間違いないところだろう。
△ウィリアムバローズ / ハヤブサナンデクン / △ケンシンコウ
△ウィリアムバローズ（2着）は、逆に中山（良）でのOP2戦水準を思うと明らかに物足りないパフォーマンス。
やはり、水分を含んだ馬場はあまり得意ではないのだろう。
この日が1分51秒4（57.5キロ）で、前走が1分51秒9（58キロ）、しかも後半4Fレースラップが全く同じ数字という中でのもの。
馬場差を考えれば当然、下げてしまっていたと見るべきで。
そういう意味で、「飛んでも不思議ない」と最終的に見立てて走られてしまったものの、そこは他馬パフォーマンスとの兼ね合いだけだったかなと判断している。
勝ったハヤブサナンデクンは、前回記した「鞍上」の部分でこの早仕掛けタイプへの乗り替わりが吉と出た印象（理想形としていた「剛腕」とはいえない津村騎手だが）。
あとは、相手（2着△ウィリアムバローズ）の下げパフォーマンスにも救われての僅差Vといった具合だが、馬にとっては久々（1勝クラス突破時以来）の右回りVであり少し先に向けて光もあったかという感じ。
直線序盤から、それまでピタリマークの形を取っていたウィリアムバローズに差をつけられたが、そこから再び差を縮め最後はハナ差差し切った。
△ケンシンコウ（10着）は、得意な馬場コンディションだったと思うし、12番人気2着だった昨年を思うとかなりの凡退。
ただ、この馬は気持ち最優先で成績が安定しないのは織り込み済みのキャラであり、その馬が今年はインで包まれる競馬をしてのものなので度外視で良いだろう。
枠が枠だっただけに昨年のようにコーナーから外々は無理だったにしても、直線立ち上げのところでダノンスプレンダーの外へ持ち出せていれば終い伸びることが出来ていたかもしれない。
馬券は◎からの3復で絞って厚くいってしまったことで、ワイドが押さえにしかならず……。
結果的に、もう少し◎△を信じても良かったかというところ。
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