競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【チューリップ賞 2025 レース回顧・結果】イメージに反する“こけら落とし”重賞

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チューリップ賞 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 クリノメイ 1:34.0 33.7
2 ウォーターガーベラ 1:34.0 33.2
3 ビップデイジー 1:34.1 34.0
4 ザラタン 1:34.3 33.8
5 ナムラクララ 1:34.3 34.0

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 チューリップ賞 2025

 

3/2 チューリップ賞 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は終日小雨が降り続きながら良馬場を維持し、通年平均比-0.5秒/1000m の(内を通り越し)ラチ沿いがかなり有利な状態で行われた

 

前半3F35秒7、同5F59秒8で通過し、11.8 - 11.3 - 11.1 - 11.8(上り34秒2)を刻み1分34秒0で決着

 

馬場も相まって、スローからのイン前立ち回り戦には違いなく、後方からになった組は厳しい戦いを強いられた

 

水準としては、近年でもかなりレベルの低いチューリップ賞となった

 

 

 

チューリップ賞 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ナムラクララ

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

「意図的に馬の後ろにつけた」と鞍上が語ったが、ならば納得の敗戦。

予想は、楽単騎まであるというものだった。

この借りは次で返してもらうこととする(もっともこの程度で人気落ちはしないだろうから、次は見送ってどこかの重賞になるのだろうが)。

レベルは低いが、この馬は後傾の上り勝負を控えて良さが出るタイプではないだろうし、引き続き素質に期待しておきたい。

そして、実は前残り馬場×ハイペースのマイルが唯一の穴チャンスかもしれない(以外は、誰もが姉を過らせ人気したところで好走してくるのだろう)。

 

 

ザラタン

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

あの出遅れが結果的には痛恨。

これだけの前残り決着で、挽回をしながら中団で回ってきて最後4着までもってきたのだから非常にもったいなかった。

(この馬がというより、他が)決して褒められた水準ではなかった中での4着だが、ゲートの遅さ的にも一度距離を延ばしてみてほしいと思うところはあり。

そこで、パフォーマンスを伸ばせてくれば先々に楽しみも出てくる。

 

 

ビップデイジー / △クリノメイ / △ノクナレア / ルージュソリテール

ビップデイジー(3着)は、スローな流れで良さどころか力んでロスして下げた様子。

見た目には、抜群の手応えからすぐ差されるダサダサ敗戦に終わった。

それでも、スローなうえ他が譲ったことによる番手策はともかく、9番枠からのゲートに関してはここに入っても上位のものが見られた点は大きな収穫だろう。

ともあれ、いろいろ理由はあれど、阪神JFでは強さを感じさせたこの馬がこの程度のレベルに終わっているところを見ると、同組の怪しさはより一層増し、昨今の直行トレンドはますます顕著になっていく、そんなこの世代の牝馬戦線か。

 

勝った△クリノメイは、外枠発走となったG1を除けばそこをまだ見せていなかった馬。

そのあたりを存分にアピールしつつ、そうは言いながらここで底割れしてしまった、そういう印象の勝利内容となった。

うまく3勝目まであげてきたが、このままだと4勝目はかなり遠いのではないか、そう感じざるを得ないタイトル奪取だったように思う。

あとは、この日が阪神競馬場リニューアルオープン開幕週で(路盤更新もあった影響か)かなりクッション値が低め、かつ終日小雨続きの一日でソフトな馬場状態だったこともポイントとして挙げられそう。

ソフトな馬場で相対的に上げてくる馬であることは間違いないだろう。

 

皆が内を伸びていた中で唯一大外一気の形で迫った△ノクナレア(7着)は、当然力がありそうだし、内で詰まってそれさえなければさらに上位が濃厚な手応えだったルージュソリテール(6着)も、キャリア2戦目にして早くも素質を感じさせる悪くない内容だったが、それらも含めてあまりにも低調な水準だったためあくまで今後の伸びしろ次第ということになる。