競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ローズステークス 2025 レース回顧・結果】なんだかんだでV3

 

ローズS 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 カムニャック 1:43.5 34.4
2 テレサ 1:43.7 34.7
3 セナスタイル 1:43.8 34.0
4 ビップデイジー 1:43.8 34.5
5 ミッキーマドンナ 1:43.8 34.8

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 ローズS 2025

 

9/14 ローズS ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は、野芝期平均比-1.0秒/1000m の状態で、引き続き内有利ベースもそこまで極端ではない状態で行われた(当日朝クッション値9.0/含水率G前13.0%4角12.3%)

 

前半1000mを56.8秒のハイペースで通過し、11.7-11.7-11.4-11.9の平坦戦を刻み1分43秒5決着

 

全体時計はともかく、このペースで行って上り4F46.7秒にとどめているところをみると、古馬3勝クラス上のハイレベル・ローズSとなった印象

 

当然、最も有力パターンは、このペースに前でついていった組の反撃(超ハイからのスロー戦替わりなど)となる一戦

 

 

 

ローズS 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ルージュソリテール

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

スタートを決めたまでは良かったが、3F34.0秒、5F56.8秒の通過タイムを見た瞬間に「ああ、ないな」という競馬。

それでも、ラチ沿いから単独先頭に立ち、しばらくそれをキープして見せ場は作った。

まったくもって運無し敗戦となってしまった格好だが、この競馬で0.6秒差というのはやはり重賞級とみておいていいだろう。

仮に高速馬場の秋華賞に出てこれるようなら、また十分狙えていいここでの内容だった。

 

 

カムニャック / テレサ / セナスタイル 他

勝ったカムニャックは、距離などもあって前走ほど下げずに運んでいたため、単なる前崩れを差した漁夫の利Vとはここは異なる内容で勝ち切った。

なんだかんだで重賞3連勝で、世代牝馬の中では強いのだろう(ただし、この世代のライバルが弱い可能性は残る)。

それでも、この馬の折り合い苦軽減にはもってこいの前半56秒ペースだったし、それによってようやく100%に近いところを発揮できた部分もあったと思うが。

また、それでも前半3Fでは折り合いを欠きそうになっていたように、まだまだポカがあっても驚けない存在でもある。

 

2着テレサは、展開を考えると相当強い内容。

序盤から好位の一角に収まり、終始勝ち馬カムチャックの一列前で運びながら2着に残した内容は、まず今回最も強い競馬だった。

少なくとも秋華賞に関しては、この馬の前々から運べる強みとハイペース耐性で十分通用しそう。

この日のこのペースで前々から沈まないスタミナがあれば、あとは使い減りさえなく順調にさえレースに迎えられれば、距離は心配ないはず。

 

3着セナスタイルに関しては、展開利は間違いなくあったため半信半疑の部分は残るが、それでも骨折明けの前走を経てのキャリア3戦目でこのパフォーマンスだけに、大器の相ならもしかしたらこの馬が一番かもしれない。

直線も、ダンツエランをよけるところに始まって、そこから右往左往もいいところ。

あの競馬で、ゴール前での勢いは抜きんでていたのだから、いくら展開が向いたとはいえ軽くは扱えない。

 

パラディレーヌは、直線でスムーズさを欠いたもう一頭。

そもそも、この阪神1800mでのローズSの内容として、今日のこの馬のような負け方は本番(秋華賞)に繋がるものだと思っていて、それでも◎には及ばないが、出てくれば秋華賞でも少し期待したい一頭。

内回りになるとはいえ、京都は過去に好パフォーマンスを見せている舞台でもある。

また、今回陣営がスムーズな立ち上げではなかったことも漏らしており、万全とはいかなかった可能性もある。