競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ラジオNIKKEI賞 2025 レース回顧・結果】そうは問屋は卸さない

ラジオNIKKEI賞 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 エキサイトバイオ 1:46.9 34.8
2 センツブラッド 1:47.0 35.2
3 インパクトシー 1:47.1 35.0
4 ビーオンザカバー 1:47.2 34.4
5 ショウナンマクベス 1:47.2 35.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 ラジオNIKKEI賞 2025

 

6/29 ラジオNIKKEI賞 ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は通年平均比-0.7秒/1000m 近辺の、ラチ沿い絶好に近い状態(当日朝クッション値9.0/含水率G前10.4%4角10.8%)

 

1000mを59.7秒とこのレースとしては標準やや遅めのペースから、11.8 - 11.9 - 11.7 - 11.8(上り35.4秒)を刻んでの1分46秒9決着

 

馬場換算後で2勝クラスレベルの一戦とみられ、後半水準からすると例年のこのレースとの比較でもイマイチ上がり切らなかった印象

 

 

 

ラジオNIKKEI賞 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

インパクトシー

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

半馬身差で凌いでの3着なので、まさにハンデの妙(での好走)は事実だが、レース自体がそういう決まり方をする一戦なのでそれについては読み通り。

レース後の冷静な評価さえ下せればいいというところだが、今回のこの馬の好走はどうもそれを許してはくれなさそう。

即ち、この日のラチ沿い絶好環境で、あれだけ終始外々(着順ひとケタ勢の中では唯一、全編外競馬で来たとしてもいいくらいか)を走っての好走だったことが、評価うなぎのぼりであった点である。

ここだけ狙って、馬自身の評価は上がらずくらいかと思っていたがいやはや……。

(このレースからの)出世頭は他に譲る可能性はいくらでもあるとは思うが、この馬が3勝クラスくらいまでいって後々そうなっていても全く不思議ない(尤も、レースの出世頭が3勝クラス止まりとみている時点で、ラジオNIKKEI賞に失礼な話なのだがw)。

 

 

ビーオンザカバー / エキサイトバイオ / センツブラッド / トレサフィール

1~2着馬を差し置いて、4着ビーオンザカバーがここからの飛躍に期待がかかる最先鋒キャラということに。斤量(55キロ)的にも、本筋はここかなというところ。

ただ、パトロールVTRを見てもわかる通り、道中はおろか4角すら◎インパクトシーより外には持ち出していない点で、実はうまくいっている度合いではこちらのほうが上。

と同時に、やっぱりここ福島での田辺騎手は怖いなと思うところ。

それでも、当然そこまでズブズブ決着ではない中でのこの競馬(4角最後方)での掲示板進出であることと、やはり1800mは距離不足であろうことから評価必至の内容には違いないものだった。

そして、前走(川田騎手)時に感じさせた成長は本物で、いい感じで右肩上がりのパフォーマンス伸長をみせていることも確認された。2000m以上でここからの活躍が待たれる一頭だろう。

 

勝ち馬エキサイトバイオは、ラストで見せた伸びは立派だったが、やはり53キロで最内枠(道中もロス最小限)だったことから、どちらかというとここからの成長待ちキャラということに。

むしろ、現状は勝負根性みたいなところが評価ポイントだろう。

 

2着センツブラッドに関しては、ラストは56キロで最後の最後に3キロ差にやられた格好は事実。

ただ、パフォーマンス的には、57キロの前走時のほうがやはり上という印象があって、ここで思いのほか上がってこなかった理由を探る必要のある一戦となった。

 

あとは、この日の馬場ならそう速いものではなかったとはいえ、体力のつききっていない3歳馬には厳しいペースだったとも考えられることから、55キロ・トレサフィール(6着)については大目に見ておきたい。

平均チョイ下といった感じのこのレースからでも、十分今後に期待が持てる一頭ではないだろうか。