――喜ばしい◎好走ではありますが、予想編に記した通り「能力評価で買ってどうすんの?」から立てた狙いでもあったわけで……。
目次
ラジオNIKKEI賞 2025 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 ラジオNIKKEI賞 2025
レース全体のふり返り
ラジオNIKKEI賞 2025 各馬ふり返り 予想と結果
インパクトシー
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡3着
半馬身差で凌いでの3着なので、まさにハンデの妙(での好走)は事実だが、レース自体がそういう決まり方をする一戦なのでそれについては読み通り。
レース後の冷静な評価さえ下せればいいというところだが、今回のこの馬の好走はどうもそれを許してはくれなさそう。
即ち、この日のラチ沿い絶好環境で、あれだけ終始外々(着順ひとケタ勢の中では唯一、全編外競馬で来たとしてもいいくらいか)を走っての好走だったことが、評価うなぎのぼりであった点である。
ここだけ狙って、馬自身の評価は上がらずくらいかと思っていたがいやはや……。
(このレースからの)出世頭は他に譲る可能性はいくらでもあるとは思うが、この馬が3勝クラスくらいまでいって後々そうなっていても全く不思議ない(尤も、レースの出世頭が3勝クラス止まりとみている時点で、ラジオNIKKEI賞に失礼な話なのだがw)。
ビーオンザカバー / エキサイトバイオ / センツブラッド / トレサフィール
1~2着馬を差し置いて、4着ビーオンザカバーがここからの飛躍に期待がかかる最先鋒キャラということに。斤量(55キロ)的にも、本筋はここかなというところ。
ただ、パトロールVTRを見てもわかる通り、道中はおろか4角すら◎インパクトシーより外には持ち出していない点で、実はうまくいっている度合いではこちらのほうが上。
と同時に、やっぱりここ福島での田辺騎手は怖いなと思うところ。
それでも、当然そこまでズブズブ決着ではない中でのこの競馬(4角最後方)での掲示板進出であることと、やはり1800mは距離不足であろうことから評価必至の内容には違いないものだった。
そして、前走(川田騎手)時に感じさせた成長は本物で、いい感じで右肩上がりのパフォーマンス伸長をみせていることも確認された。2000m以上でここからの活躍が待たれる一頭だろう。
勝ち馬エキサイトバイオは、ラストで見せた伸びは立派だったが、やはり53キロで最内枠(道中もロス最小限)だったことから、どちらかというとここからの成長待ちキャラということに。
むしろ、現状は勝負根性みたいなところが評価ポイントだろう。
2着センツブラッドに関しては、ラストは56キロで最後の最後に3キロ差にやられた格好は事実。
ただ、パフォーマンス的には、57キロの前走時のほうがやはり上という印象があって、ここで思いのほか上がってこなかった理由を探る必要のある一戦となった。
あとは、この日の馬場ならそう速いものではなかったとはいえ、体力のつききっていない3歳馬には厳しいペースだったとも考えられることから、55キロ・トレサフィール(6着)については大目に見ておきたい。
平均チョイ下といった感じのこのレースからでも、十分今後に期待が持てる一頭ではないだろうか。