競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【函館記念 2025 レース回顧・結果】馬場からすれば速くないペースも、かなり削られた先行勢

函館記念 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1  ヴェローチェエラ  1:57.6 34.7
2  ハヤテノフクノスケ  1:57.9  35.3
3  マイネルメモリー  1:57.9  34.2
4  ディマイザキッド 1:58.0  34.5
5  ランスオブクイーン  1:58.1 35.2 

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 函館記念 2025

 

6/29 函館記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

平均から-1.0秒/1000m と速く、イン前有利な開幕3週目の馬場で行われた(当日朝クッション値7.2/含水率G前13.8%4角14.7%)

 

前半1000m通過が58.1秒、11.9 - 12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.6の平坦戦で上がっての1分57秒6(レコード)決着

 

このペースでのレース上り35.4秒というのは立派な数値で、馬場が速かったことはあるにしてもワンランクは上(G2)の水準の一戦とみて良さそう

 

 

 

函館記念 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ボーンディスウェイ

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

正直、好レベル戦といってももう少しやれていい馬だとは思うが、そこは好時計かつハイレベルでもディマイザキッドやマイネルメモリーらがあそこまで届いてくることができた一戦。

前半を3番手で運んでいては、想像以上に厳しかったということだろう。

 

 

ヴェローチェエラ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

例年とは異なる(開幕3週目の)高速馬場でレコードは当然レベルとしても、この水準で上り35.4秒で、しかも12.1 - 11.7 - 11.6の加速ラップで上がってのものなので評価不可避。

札幌記念なら十分勝ち負けまで見込めるレベルのこの日のパフォーマンスだったとみられる。

ただし、間違いなく展開利はあったので、京都新聞杯時などのように後傾戦などではまだ安心感はない馬だと思うが。

 

 

ハヤテノフクノスケ / ▲マイネルメモリー / ディマイザキッド 他

2着ハヤテノフクノスケは、2コーナーにかけて行きたがるようにして好位につけ、2列目で直線を向いてのものだけに強い内容。

1馬身半の差は、その厳しいペースでの好位追走の差の分で十分逆転可能で、今日の中では最も強い競馬をしたとみてもいいものだった。

▲マイネルメモリー(3着)は、完全に展開利好走ではあるが、もともとこの距離では短いとみていた中でのものでもあったがゆえ上々の印象。

もっとも、1800~2000mでの持ち時計的なことや、55キロが若干軽かった印象から狙いを立てたくらいなので、それら諸々噛み合っていたようには思うが。

 

ほかでは、まず後半に良い伸びを見せていた組の中でランスオブクイーンを評価。

序盤の入りからすれば、力がなければこのハンデでもこの位置での入線はできないことが、比較的はっきりとしていたと思われることから、2着馬の次くらいに評価鮮明キャラとして注目しておきたい。

 

4着ディマイザキッドについては、まあある意味予測された負け方の中で「最適解」といった感じ。

レースレベルが上々なので悪くないが、最後方から3着マイネルメモリーが突っ込んできたように、流れはかなり向いた中でのパフォーマンスだったことは否めないし、入線時の勢いからして仮に直線がもう少し長くてもさらに詰め寄れた感じもなかった。

唯一は、もっと動き出しを遅くしていたらという部分だろうが、混戦の中でも仮にも1番人気だったわけで、それはなかなか難しかったと思うが。