競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【アルゼンチン共和国杯 2024 レース回顧・結果】道中後方ジッと戦と、走れま戦

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アルゼンチン共和国杯 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ハヤヤッコ 2:29.0 34.6
2 クロミナンス 2:29.1 35.3
3 タイセイフェリーク 2:29.1 35.1
4 アドマイヤハレー 2:29.2 35.0
5 マイネルメモリー 2:29.4 35.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 アルゼンチン共和国杯 2024

 

11/3 アルゼンチン共和国杯 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、通年平均比-0.5秒/1000m近辺へと回復したものの外も伸びるフラットに近い状態で行われた

 

前半1000m通過1分05秒7、後半1000mが1分ちょうど、12.1 - 12.3 - 11.8 - 12.0(上り3F36秒1)での2分29秒0決着

 

上りが異様に掛かっているように、11.8 - 11.6 - 11.7 - 11.8と中盤がかなり流れており、ほとんど決壊戦となった

 

レースレベルとしては、決して低くはないが特別ハイレベルでもないG2といったところ

 




アルゼンチン共和国杯 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

マイネルメモリー

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

0.4秒差5着健闘とはいえ、とにかく道中後方ジッとしていた者勝ちな流れの中、10番手以降で回ってきてのものだけに過度な評価は禁物という感じ。

むしろ、以前に府中2400mを使った時もそうだが、上り上位常連のこの馬がこの流れでこの競馬をして4位以下になっているあたり、展開に乗じながらも期待ほどは走れなかったとみるべきか。

もっとも、想定の荒れ馬場というにはほど遠かった印象だし、直線で通ったコースも上位では唯一3分どころだった点はあるが。

初距離だったことなど、ほかにも情状酌量の余地はあるのだが、やはりこの展開の恩恵をまともに受けての内容というほうに目を向けたいところ。

それでも、十分G3級までの判定は与えられるのだが。

 

 

クロミナンス

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

相手(ハヤヤッコ)のほうに利があった展開とはいえ、0.5キロの斤量メリットはこちらにあっただけに、完敗とせざるを得ない敗戦。

ただ、C.ルメール騎手ならまだ上があった可能性はあり、その点で救いもある。

当然休み休み使われている馬とはいえ、横比較で使われた強みなどの面もあっただろう。

それでも、冷静に見てG2が限度という域は出ておらず、頭打ちか。

 

 

セレシオン

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

この馬は、久しぶりに中団あたりで最後の直線勝負に持ち込めたことが、結果的にレースを苦しくさせた。

今日こそ、いつものこの馬の競馬をするべきだったことは、結果から明白で、そういう意味でついていない。

とはいえ、やはりこの距離延長は新味発揮には繋がらなかった印象も残り、2400mまでとみておいたほうがよさそう。

この馬にして、クロミナンス(この馬も上り上位を譲った)あたりと、上りの差がこれだけついたというのは、比較的前で運んだデメリットを考慮してもそれ以上のマイナスが反映されているのではないか。

 

 

ハヤヤッコ / サヴォーナ

勝ったハヤヤッコについては、漁夫の利Vは当然の事実としても、刻んだパフォーマンスに驚き。

たしかに、直線平坦とワンターンコースを除いた場面で、上りがかかってくれればG2級は見込める脚力の持ち主ではあるが、それにしても「良馬場以外、洋芝以外」でのものとしてキャリアハイをここでマークしてくるとは……という感じ。

ただ、もう(重賞馬券内と考えても)そんなに突っ込んでこれるような展開にあたるとは思えないのだが。

だいたい7~8走に一度、そして次はキャリア50戦目(推定10歳)でその時が訪れるかどうかといったところではないだろうか。

 

伸び負けしたサヴォーナ(8着)は、やはり「右回り×長距離好き」キャラとして見ていきたいかなというようなラストだった。

人気していたから、との前提はもちろんあり、今後人気を下げて出てくれば(たぶんないだろうが)左回りでも例外の場面はあっておかしくないが、もう左回りで買うこともないかなというところ。というか、個人的には買えない。

改めて、日経新春杯などで注目したい……と思えば、来年は中京開催ではないか。運がない。