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――だからこそ、テーオーロイヤルのような馬が複勝圏にもこなかった、ともいえるか?
アルゼンチン共和国杯 2022 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 アルゼンチン共和国杯 2022
レース全体のふり返り
アルゼンチン共和国杯 2022 各馬ふり返り 予想と結果
テーオーロイヤル
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡6着
基本、瞬発戦でということなのだろう。
内で◯キングオブドラゴンのアクシデントはあったが、同じようにイン好位からブレークアップが突き抜けて勝っているわけだし、馬場もイン有利な状況ならその影響のせいだけにはできまい。
談話鵜呑みは禁物な、敗因半分口実半分くらいに受け止めておきたい内容。
3勝クラスV、重賞制覇がヨーイドンの流れだっただけに、そういう流れで見直したい。
ハーツイストワール
予想➡➡➡☆
結果➡➡➡2着
案の定、スッと内に入れて直線でも内にこだわる武豊騎手の“読み読み”競馬が発揮された中での2着。
その直線では、一時内で起こったアクシデントの余波で外に振られ加減になるも、そこから右鞭で勝ち馬の内へ内へとエスコートしていた。
馬は、この平坦戦の流れより瞬発戦でパフォーマンスが高い印象もあり、その意味でよくやっていると思うが、通ったコースと馬場はマッチしていて高い評価は与えられないか。
勝った△ブレークアップは、まず逃げでも番手でもなく3番手に収まった鞍上の好判断によるところが大きかった。
本当は、そちらを行かせて◯キングオブドラゴン(18着)があの競馬で良かったくらいだったのだが、というところで、その一歩引いたところで運んだことがラストの伸びに繋がった要因だったように思う。
この馬もどちらかというと瞬発力勝負でとのイメージがあったくらいだが、4歳54キロで内を通ったものとはいえその点で今後も少し不気味な初制覇内容となった。
他では、ラストドラフト(5着)が最も目立つ内容。
上位では最も、この日の馬場に喧嘩を打った競馬でよく頑張っていた。
このあたり三浦皇成騎手らしいが、これでは前週までの馬場でないと終い厳しいのは当然といえば当然。
しかも、この馬も瞬発型でここまでの持久力勝負のアルゼンチン共和国杯想定なら、そもそも週半ば狙いとしても指名していなかったくらいでもある。
それでいて、一時は先頭に立とうかという見せ場まで作っていれば、ここからまだまだ上昇一途と見込んでいい。
3着ヒートオンビート、4着カントルも、得意とする流れではない中にしてはまずまずよくやっていた。
上位5頭共通で言えることだが、「瞬発戦ならもう少し上を」ともいえる馬たちではある。
そして、まだまだ持てる能力を出せずに終わったキラーアビリティが、残念な状況。
これがハイレベル戦なら、この形で及ばずに敗れるのは良いのだが……。ここからまだもう少し時間がかかりそう。