競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【オークス 2025 レース回顧・結果】差し波乱でも……

 

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オークス 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 カムニャック 2:25.7 33.8
2 アルマヴェローチェ 2:25.7 34.2
3 タガノアビー 2:25.9 33.5
4 パラディレーヌ 2:26.0 34.3
5 リンクスティップ 2:26.2 34.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 オークス 2025

 

5/25 オークス ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は良回復して通年平均比-0.5秒/1000m レベル、外差し基調の馬場が若干直線インが盛り返して迎えた(朝時点クッション値8.9/含水率G前17.3%4角18.3%)

 

1000mを1分00秒0で通過し、後半1000mは1分00秒1(12.9 - 12.5 - 11.6 - 11.4 - 11.7/瞬発戦)で2分25秒7決着

 

後半が、7~9F区間が遅かったこともあるとはいえ低調で、古馬2勝クラス水準で決まった一戦とみられる
 

 


オークス 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

エンブロイダリー

予想➡➡➡

結果➡➡➡9着

序盤からかなり力んでいた様子だったが、それが4コーナー手前まで断続的に見られてしまった模様。

発汗も目立ったし、もう少し落ち着いてレースを迎えたかった感じか。

直線ではタイトな場面はあったにせよ、それ以前に手応えが残っていなかった様子。

展開的に考えても、能力で(距離適性の部分を)凌駕は全然あって良かったレースの中でこれだけ沈んだのは、やはり自滅ということになるだろう。

淀2000mに対して、“再発”すればどこにもいない可能性はありつつ、折り合いさえつけば一転頂点もありといったところだろう。

 

 

リンクスティップ

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

スタートは決まったが、二の脚とやはり内枠だったことも災いし自然と後方からに。

それでも、この決着レベル、そして勝ち馬とちょうど併せ馬(内)の位置取りで直線を迎えての0.5秒差は、評価した身からすると不甲斐なかった印象は拭えず。

あるとすれば、(初の)左回りで下げたか。

もっとも、非常に微妙だったと思われる馬場バイアス的にも、持久力勝負の差し展開見立てが大きく崩れていることからも、“ズレ”が呼んだ結末だった印象も。

鞍上は、ノメっていたとも語ったようだが……。

 

 

カムニャック / アルマヴェローチェ 他

勝ったカムニャックだが、前走が全く評価できない低水準戦、かつマイル参戦も頷けるような前向きさが過ぎるところもあってノーマークもノーマーク。

今回も、その力み丸出しといった追走になっていた中で差し切ってしまったというのは、レースの低調決着を表しているといったところではないか。

それにしても、道中から行きたがりながらあの3角でのヤバい挙動があって、4角からあれだけスムーズに伸びてくるのだから不思議な馬である。

変に折り合わないで、府中を中心とした左回りでの瞬発力勝負ならこうしてG1でも戦えるということなのだろうが、この段階ではとても世代最上位とみることはできない感じ。

 

2着アルマヴェローチェも、(この馬のここまでの評価に対して)この日の水準では同様にそう高い評価は与えられず。

こちらは、阪神JF、桜花賞、オークスと常に上位争いを続けていて、いかにも安定勢力に映るが、正直この日のカムニャック(の水準)に敗れていては……というところ。

この馬のみならず言えるところだが、秋G1では夏の上り馬に要注意となりそう。

ただ、1点だけ好材料もあって、それが最内枠もあったとはいえ道中5~6番手で進められていたこと。

これは今後に向けて大きく、右回り平坦コース替わりして好位直後策が同じように取れれば、今日のパフォーマンスは度外視してということも起こり得るかもしれない。

 

 

ほか、全般として、逃げたエリカエクスプレス(10着)があの温存ペースになるのはともかく、レーゼドラマがあの位置に収まってしまい外に持ち出してペースアップを図れなかったあたりが、後半のペースを決めた印象。

その中で、注目敗戦だったのはタイセイプランセス

前で明らかにキレ負けした組か馬場×展開バイアス負け勢かといったところで、今回は後者を。

その他上位勢のラストの伸びや上記のバイアス判定からも、厳しい競馬になっていたという判定のこの馬。

加えて、状態面と、前走時にも指摘した“スイッチが入った”時のこの馬にはまだ魅力が残っているあたりを鑑み、評価対象としておきたい。