競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【平安ステークス 2025 レース回顧・結果】ノープレッシャーとはこのことよ

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平安S 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1   1:57.2 35.1
2 ロードクロンヌ 1:57.4 35.2
3 レヴォントゥレット 1:57.4 35.6
4 ジンセイ 1:57.5 35.3
5 タイトニット 1:57.5  35.1

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 平安S 2025

 

5/24 平安S ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

ダートは、終日雨降りの良→稍重の一日で後半で通年平均比-0.7秒/1000m 、インが若干有利といった具合で行われた(当日朝時点含水率G前4.0%4角5.6%)

 

前半1000mを推定1分01秒5で通過(1100mは1分09秒1)する超スローと言っていいペース(京都開催の直近8回では最遅)から、上り35.4秒の超速フィニッシュ(同8回の最速)の前残り戦となった

 

ラスト4F目も12.7と水準より遅く、ここまでの後傾戦ともなるとなかなか好評価とはいかない

 

 

 

平安S 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ロードクロンヌ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

(終わってみれば枠とか関係なく、前ありきの一戦となってしまったが、)少なくともレース前段階では「大外はさすがに割引」判定となってしまった△バハルダールに替えての、代打本命。

指数などは出ようがないレースになってしまったが、この馬は明らかに額面以上に強い競馬をしていた。

12.1 - 11.7 - 11.6のレースラップが示す通り、上り3Fどころか2Fだけの一戦を、直線入口2列目から外に持ち出して勝ち馬を除く4頭をかわしてきたというのは、力があればこその芸当。

これまでに35秒台の上りを使ってこなかっただけで本来こちらに適性があった、という可能性もゼロではないが、いずれにせよ近2走ともに「想像以上」に強いところを見せていることは事実。

一応、「こっちが本領発揮パターン」のリスクを勘案しておく必要はあるだろうが、低く見積もっても「G2級当確」(強気に行くならG1.5級)で良いのではないだろうか。

 

 

メイショウハリオ

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

こちらは、まず明らかに上り34秒台マーク必至という内容だった点が特筆事項。

ゴール前は完全に行き場を失い手綱を引かざるを得なくなっての、あの強烈な伸び(額面としては上り35.2秒)は素晴らしく、ここにきてまだ強くなっているかも? とすら思わせる走りだった。

59キロで、この展開の差しだったこともそれを強調し、やはり3走前のフェブラリーS時に感じさせたように、「まだまだG1戦線で健在」というところをさらに強めた印象。

 

 

ルクスフロンティア

これだけの超スローからの特殊戦、勝ち馬アウトレンジ、3着レヴォントゥレット、4着ジンセイ、5着タイトニットといった、直線立ち上げ1列目勢は評価し辛いのが正直なところ。

こういうレースの再現なら有力、とは言えても、そもそもこのクラスの馬がこのレベルの特殊戦にあたるシーンを探すことのほうが難しそう。

それなら、むしろルクスフロンティアの競馬ぶりに目を向けておきたい。

この馬に関しては、序盤から掛かりっぱなしで全く競馬になっていないという点で、分かり易く条件好転で狙い時が出てきても良さそう。

2戦連続同じような負け方は気になるものの、それでも前走からはさすがにパフォーマンス上昇も見せている。